ローマ劇場で起きた毒殺事件に挑む、リチャード警視とエラリーのクイーン父子。

五番街にある“フレンチズ・デパート”のウィンドウに展示された寝台から、女性の死体が転がり出た。

クリスマスの早朝、ウェストヴァージニアの小村の丁字路で、T字形の道標にはりつけられた男の首なし死体。

ニューヨークの競技場〈ザ・コロシアム〉に二万人の大観衆を集めておこなわれたロデオショウの公演。

カナダでの休暇からもどる途中、山火事に遭遇したクイーン父子。

北大西洋に突き出したスペイン岬にあるゴドフリー家の別荘で殺人事件が起きた。殺されたのは、ゴドフリー氏の客人。

ニューヨークとフィラデルフィアの中間にあるトレントンという町で、一人の男が殺された。

東京帝国大学教授の令嬢ふたりが、時を同じくして不可解な“自殺”をとげた。しかも妹は流行の花形作家。

作家兼探偵のエラリー・クイーンは映画 脚本執筆のためにハリウッドに招かれた が、そこでも彼が直面したのはやはり殺 人であった。

【巨匠の代表作を新訳で贈る】 結婚式直前に失踪したジムが、突如としてライツヴィルの町に戻ってくる。

故郷ライツヴィルに帰還した戦争の英雄デイヴィー・フォックス。

名探偵エラリイ・クイーン、最大の事件の幕が開く。

ある島を買い取り、私設の陸海空軍を有するベンディゴ帝国に君臨する軍需工業界の怪物キング・ベンディゴ――彼のもとに舞いこんだ謎の脅迫状の調査を求められ、クイーン父子はニューヨークから拉致された……はたして脅迫状の正体とは？そして父子の眼前で起

動く密室と化した列車内で男が殺された。容疑者は七人。

一九七〇年代半ばにアメリカで放映されたテレビドラマ『エラリー・クイーン』は、『刑事コロンボ』のコンビ、R・レヴィンソンとW・リンクが製作総指揮を務めた本格ミステリドラマである。

荒野に建つ巨大な屋敷“黒い家"が、一夜にして忽然と消失するという強烈な謎と名探偵エラリーによる鮮やかな解明を描いて、著者の中短編でも随一の傑作と評される名品「神の灯」を巻頭にいただく、巨匠クイーンの第二短編集。

美味なる犯罪を求めて世界を周遊する名探偵エラリー・クイーン。行く先々で供される珍味佳肴は異彩を放つものばかり。

大富豪ロレーヌの邸宅に招待された、離婚の危機を抱える三組の夫婦。

ビル・ハーディングは、現在C・J出版社の高級社員として社長の娘を妻に迎え、幸福な生活を送っていた。

出色の脚本を得て名プロデューサー復活の狼煙を上げるはずが、誤算続きのピーター・ダルース。

二人の美女に翻弄される一人の男、マヤ文明の遺跡を舞台に事件は転がり加速してゆく。

ミステリー作家ポールは悲劇の人だった。少年の頃、事故で両親をなくし、その直後、目の前で姉を惨殺されたのだ。

名医として町の尊敬を集めるベンだが、今まで暗い記憶を胸に秘めてきた。

ある夏、コッド岬の小さな村のバス停に、緋色のブラウスを着たひとりの女性が降り立った―そこから悲劇は始まった。

教え子エディが悪名高き殺人犯の息子だと知ったとき、悲劇の種はまかれたのだ。

探偵ミロは、酒場で出会い深い仲となった「危険なまでに魅惑的な女」モリーの依頼を受けた。

精神科医コンラッドは殺人罪で起訴された少女エリザベスを看ることになった。

夫と別れたジェニーは、ニューヨークの画廊に勤めながら二人の子供を育てていた。

“あの家に来るな”パットは脅迫されていた。“あの家”とは、今は亡き父母と幼い彼女自身が、大きな不幸に見舞われた家だ。

幼い息子を踏切事故で亡くしたメンリーは、娘ハナに恵まれた今も罪悪感に苛まれ続けている。

何不自由ない生活を送るモリーは、ある日突然夫殺しの罪で起訴された。誰が見ても犯人は彼女しかあり得ない状況。

牧師の息子ボビイはゴルフの最中に、崖下に転落した瀕死の男を発見する。

「あなたは幸せ?でないならパーカー・パイン氏に相談を」こんな奇妙な新聞広告に誘われて、依頼人が次々とパイン氏の事務所を訪れる。

残忍な殺人は平穏な海辺の館で起こった。殺されたのは金持ちの老婦人。

傲慢で美貌の愛妾ノフレトを連れて族長が帰ってきた。その日から、一族のなかには反目や憎しみが。

ねじれた家に住む心のねじれた老人が毒殺された。根性の曲がった家族と巨額の財産を遺して。

慈善家の老婦人が殺され、評判の悪い養子のジャッコが逮捕された。彼はアリバイを主張したものの有罪となり、獄中で死んだ。

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。

フランスに滞在する富豪ルノーが、ゴルフ場で何者かに刺殺された。

自宅で殺されたエッジウェア卿の妻は、美貌の舞台女優ジェーン・ウィルキンスンだった。

考古学者と再婚したルイーズの元に、死んだはずの先夫から脅迫状が舞いこんだ。

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ…」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。

富豪の一族が久方ぶりに集った館で、偏屈な老当主が殺された。犯人は家族か使用人か。

婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。彼女の出現でロディーが心変わりをし、婚約は解消された。

人里離れたリゾート地で、元女優が白昼堂々と命を奪われた! 犯人は滞在客の中にいる。

母は無実だったのです―娘の頼みにポアロの心は動いた。事件が起きたのは16年前。

引退を控えたポアロが、自らのクリスチャン・ネームであるエルキュール(=ヘラクレス)にかけて「十二件の依頼を受けてやろう。

大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死亡し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。

ポアロの旧友スペンス警視は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。

外国人留学生の多いロンドンの学生寮で盗難騒動が次々と起き、靴の片方や電球など他愛のないものばかりが盗まれた。

田舎屋敷で催し物として犯人探しゲームが行なわれることになった。

英国の楽しい古風なクリスマス。そんな時でもポアロは推理にあけくれていた。

ハロウィーンの夜、少女が殺された。彼女は死の直前、殺人を見たことがあると嘯いていた。

推理作家ミセス・オリヴァが名づけ親になったシリヤの結婚のことで、彼女は先方の母親から奇妙な謎を押しつけられた。

甥のレイモンドを筆頭に、前警視総監や画家などさまざまな職業の人々がミス・マープルの家に集っていた。

その朝、新聞の広告欄を目にした町の人々は驚きの声を上げた。「殺人お知らせ申しあげます。

ロンドン発の列車の座席でふと目をさましたミセス・マギリカディは窓から見えた風景に、あっと驚いた。

穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。

転地療養のため西インド諸島を訪れたマープル。一週間は何事もなく穏やかに過ぎていった。

マープルは、かつてともに事件を解決した富豪の死を知る。

お金をもうけよう―ひさかたぶりに再会した幼なじみのトミーとタペンスは、青年冒険家商会なるものをつくった。

情報部からナチの大物スパイ“NとM”の正体を秘密裡に探るという任務を帯びたトミーは、妻のタペンスには内緒で任地へと赴いた。

ローラは寂しい少女だった。

古代エジプト第十八王朝の王アメンヘテプ四世(アクナーテン)は、勢力を増すアメン神の神官団排除のため、太陽神アテンを唯一神とする宗教改革を断行。

雪に閉ざされたゲストハウスに電話が入った。ロンドンで起きた殺人事件の関係で警察が向かっているという。

アガサ・クリスティーの夫マックスは、著名な考古学者であった。

気高い美女イザベラには婚約者がいた。が、冷酷ともいえる野心家ゲイブリエルに荒々しく抱擁されて彼女は悟った。

街中で知り合い、親しくなってゆく金持ちのオールドミスと青年レナード。ある夜そのオールドミスが撲殺された。

深い霧がたちこめ、霧笛が響く夜。庭を見わたすフランス窓の前で、車椅子に座った館の当主が射殺されていた。

若夫婦の山荘に、大雪をついて五人の泊り客、そして一人の刑事がやってきた。

新年を迎えたシェトランド島。孤独な老人を夜に訪れた黒髪の少女は、四日後の朝、雪原で死んでいた。

ペレス警部が参列したささやかな葬儀の最中、大きな地滑りが発生。

海岸で発見された男性の死体。彼の死に隠された真相とは? 小さな町に起きた奇妙で複雑な事件に、刑事マシュー・ヴェンが挑む。

収集家として知られるシカゴの大富豪メリウェザーは、ある日訪れた東洋帰りの男から、チベットの秘伝書を買い取った。

スターヴェル屋敷が焼失し、主人と召使夫妻の焼死体が焼け跡から発見され、金庫の中の紙幣が大量に灰になるという事件が起こった。

イングランドの町で引退した医師が失踪した。三分ほど前には、くつろいで新聞を読んでいる姿を妻が見ているというのに。

チャールズは切羽詰まっていた。父から受け継いだ会社は不況のあおりで左前、恋しいユナは落ちぶれた男など相手にしてくれない。

荷下ろし中に破損した樽の中身は女性の絞殺死体。

恋人の言うがまま詐欺を働いたダルシー。彼氏は貴族の秘書に納まって足抜けしたが、当の貴族が突如自殺。

セメントの新製法を探るべくチェイル社に侵入したジョイマウント社の二人は、見咎めた夜警をノックアウトし、間の悪いことに死なせてしまう。

ガソリンの危険性を除くという化学的大発見の実用化が進められていた。

わたしは、オフィスを間借りしている保険会社から不審な保険金請求の調査を依頼された。

わたしは33歳になり、新しくできた住居に引っ越した。

車の中から、老刑事トムの死体が発見された。死因は心臓発作だった。

ロースクールで学ぶ女子大生ダービー・ショウ。

いまなお人種差別の色濃く残るアメリカ南部の街クラントン。

1967年、サム・ケイホールはKKKの一員として、ユダヤ人弁護士の事務所に爆弾を仕掛けた。

夫が肺癌で死んだのは、長年の喫煙が原因だ―未亡人はタバコ会社を相手どって訴訟を起こした。

男は贖罪のために現れた―のか?その月曜日、カンザスの牧師キースのもとを訪れた元服役囚の不気味な男ボイエットはおぞましい告白を残してゆく。

ミリオンセラー作家、法廷ミステリーの巨匠グリシャムが、初めて手がけた児童書! <br/>主人公は13歳の少年・セオ。