魔術師が多すぎる



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初公開日(参考)1977年06月
分類

長編小説

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魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)

1977年06月30日 魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)

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No.6:
(4pt)

《ダーシー卿》シリーズの第一長編


舞台は、魔術師が弁護士や科学者の代わりを務めるパラレルワールドのロンドン。

三年に一度の魔術師たちの大会がロンドンのホテルで開かれ
ようとした矢先、主任法廷魔術師が刺殺される事件が起きる。

現場のドアは内側から施錠されたうえに、被害者にしか開けられない呪文で
封じられ、さらに錠の下りた窓の外の中庭では、魔術師たちが閑談していた。


被害者のライバルで、現場に最初に駆けつけた魔術師が逮捕されたのだが……。



時代設定は1960年代で、当時の世相を反映してか、スパイ
による諜報戦も物語において大きなウエイトを占めています。


魔術を前提にしたSFミステリということで、西澤保彦氏の
《神麻嗣子》シリーズの先駆といえますが、トリック自体は
シンプルなものが使われています(××××の換骨奪胎)。

また、事件に関与する魔術も、いささかご都合主義的で、それがどのような
性質を持つのかについての説明もかなり不足しているのが残念なところです。


とはいえ、魔術の存在自体が、一種の大掛かりなミスディレクションとなっていると
捉えれば、納得できますし、何より“異世界の論理”という画期的なアイデアを形に
した本作の先進性は、今なお色褪せていません。





魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)Amazon書評・レビュー:魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)より
4150727511
No.5:
(4pt)

《ダーシー卿》シリーズの第一長編

舞台は、魔術師が弁護士や科学者の代わりを務めるパラレルワールドのロンドン。

三年に一度の魔術師たちの大会がロンドンのホテルで開かれ
ようとした矢先、主任法廷魔術師が刺殺される事件が起きる。

現場のドアは内側から施錠されたうえに、被害者にしか開けられない呪文で
封じられ、さらに錠の下りた窓の外の中庭では、魔術師たちが閑談していた。

被害者のライバルで、現場に最初に駆けつけた魔術師が逮捕されたのだが……。

時代設定は1960年代で、当時の世相を反映してか、スパイ
による諜報戦も物語において大きなウエイトを占めています。

魔術を前提にしたSFミステリということで、西澤保彦氏の
《神麻嗣子》シリーズの先駆といえますが、トリック自体は
シンプルなものが使われています(××××の換骨奪胎)。

また、事件に関与する魔術も、いささかご都合主義的で、それがどのような
性質を持つのかについての説明もかなり不足しているのが残念なところです。

とはいえ、魔術の存在自体が、一種の大掛かりなミスディレクションとなっていると
捉えれば、納得できますし、何より“異世界の論理”という画期的なアイデアを形に
した本作の先進性は、今なお色褪せていません。
魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)Amazon書評・レビュー:魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)より
4150727511
No.4:
(4pt)

中世騎士道の香り高く

魔術師が高貴な職業として扱われるというパラレル・ワールドのヨーロッパを舞台にして、魔術師が自ら封印した密室の中で殺されるという設定の魅力タップリの作品。超能力の存在を前提にして、謎をロジカルに解く西澤保彦氏の作品を中世ヨーロッパの世界に移したと想像して頂けると雰囲気が掴みやすい。

題名の通り魔術師がたくさん居るのだから、被害者よりも魔力が強い者が封印を解いて殺人を犯した事にすれば話は簡単なのに、そうしないで地道な謎解きにした作者の意欲は買いたい。しかし、魔術師達の人物(?)造詣が弱いので、彼らの人間関係がハッキリとせず、ストーリーに溶け込みずらいのが辛い。そして、作者の意欲は買うが、やはりこの設定で「Who Done It」や「How Done It」に拘るのは無理があろう。その点、発想を「Why Done It」に転換して見せた西澤氏の方が(後発とは言え)一枚上の感じがする。更に読了後、果たして登場人物を魔術師にする必然性があったのか、という疑問が残るのが後味が悪い点。

とは言え、中世騎士道精神が隆盛を極めていた頃のヨーロッパの雰囲気をミステリに持ち込むという大胆な趣向で読む者を楽しませてくれる佳作。
魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)Amazon書評・レビュー:魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)より
4150727511
No.3:
(4pt)

中世騎士道の香り高く

魔術師が高貴な職業として扱われるというパラレル・ワールドのヨーロッパを舞台にして、魔術師が自ら封印した密室の中で殺されるという設定の魅力タップリの作品。超能力の存在を前提にして、謎をロジカルに解く西澤保彦氏の作品を中世ヨーロッパの世界に移したと想像して頂けると雰囲気が掴みやすい。

題名の通り魔術師がたくさん居るのだから、被害者よりも魔力が強い者が封印を解いて殺人を犯した事にすれば話は簡単なのに、そうしないで地道な謎解きにした作者の意欲は買いたい。しかし、魔術師達の人物(?)造詣が弱いので、彼らの人間関係がハッキリとせず、ストーリーに溶け込みずらいのが辛い。そして、作者の意欲は買うが、やはりこの設定で「Who Done It」や「How Done It」に拘るのは無理があろう。その点、発想を「Why Done It」に転換して見せた西澤氏の方が(後発とは言え)一枚上の感じがする。更に読了後、果たして登場人物を魔術師にする必然性があったのか、という疑問が残るのが後味が悪い点。

とは言え、中世騎士道精神が隆盛を極めていた頃のヨーロッパの雰囲気をミステリに持ち込むという大胆な趣向で読む者を楽しませてくれる佳作。
魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)Amazon書評・レビュー:魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)より
4150727511
No.2:
(5pt)

魔法の世界での本格推理

科学の代わりに魔法が発達した、しかし地球であるらしい世界。
 魔法の権威が集まり、学会を開いている最中に、特に力の強い魔法使いが殺された。
 殺人現場は密室。鍵は魔法でかけてあったが、なにしろ被害者が力の強い魔法使いのため、ピッキングは困難。
 どうやって鍵を開けたのか、そして、それができた犯人は何者か。
 魔法の世界だが、解決は非常に論理的。
魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)Amazon書評・レビュー:魔術師が多すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-1)より
4150727511



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