折れた竜骨



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初公開日(参考)2010年11月
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長編小説

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折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)

2010年11月27日 折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、“走狗”候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年―そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、魔術と剣と謎解きの巨編登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.14pt

折れた竜骨の総合評価:7.64/10点レビュー 112件。Sランク


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全21件 1~20 1/2ページ
No.21:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

折れた竜骨の感想

好みが別れる作品ですね。
ファンタジー小説のような設定で物語は始まりましたが、中盤までは本格的な謎解き小説です。
よって、当方には少々退屈な流れですね。読むのが少し面倒でした。
ただ、中盤以降の「毒スープ」·「囚人脱獄」.「デーン人来襲」辺りからテンポが良くなって、一気に面白くなってきます。そして、終盤はお決まりの謎解き解明。そこで驚くような真実が明らかにされる。
この終局は、かなり説得力があって納得出来ました。面白かったです。
あとは評価のポイントだけど、これは冒頭で書いたように、もう好みだけの問題ですね。
とにかくリアルに拘るなら、そもそも高評価は望めない。
ということで、当方はアマゾン評価の平均点ということで、サイト評価6点にしました。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.20:
(4pt)

折れた竜骨の感想

ファンタジーっぽい感じだけど、ジャンルとしてはミステリーなのか?
謎解きのロジックはしっかりしてるのだろうけど、いまいち、ワクワクはしなかった

mick
M6JVTZ3L
No.19:
(6pt)

折れた竜骨の感想

素人の私には,ファンタジーの世界観の中で殺人事件を解決する,と言われても,正直どっちつかずな印象でした.
まず,殺人事件が起こるまでがあまりに長すぎて,「この本て,これを解決する話だったの?」という違和感.
その後,見せ場となるはずの戦闘シーンも,何となく始まり何となく終わってしまった感じ.
何でもありな設定を用いて,逆に推理としての純度,厳密度を高めるというのが狙いのようですが,私には成功しているとは残念ながら思えませんでした.
時代劇調のミステリーも非常に苦手なので,もともと体質的に合わないのかも知れません.

マー君
S2HJR096
No.18:
(8pt)

折れた竜骨の感想

特殊な設定(ファンタジー)をうまく活かしている本格もの
ファンタジーとしても本格としても読める傑作

十兵衛
RGUA4AIM
No.17:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

剣と魔法の世界の本格ミステリ

中世ヨーロッパに近い世界観で、現実には存在しない魔法や種族などが登場するガチガチのファンタジー世界で起こった殺人の調査を行う本格ミステリ作品です。

「ファンタジー世界で本格ミステリ」という発想そのものはおそらくそこまで突飛で斬新なものではなく、多くの作家が「書いてみたい」と考えているシチュエーションだと思います。
しかし本格ミステリは現実及び先人の作品による捜査方法や事件解決にいたるまでのノウハウが構築されているからこそ、後世の作家は完成度の高い作品を書けるという実情があるため、ファンタジー世界では設定レベルでプロットを一からに近い形で練らなければいけないという点で実際に書いてみるのは非常に難しいでしょう。
よって大抵の作家は断念するか、書いても見向きもされない駄作となってしまう中、このような完成度の高いものを書き上げた作者の、構成力と発想力の高さが伺える作品だと思います。

戦争パートもそれ自体は緊迫感があって面白かったのですが、きわめてまっとうに本格ミステリしている作品なだけに、どちらか一方に集中した方が良かったのかな、と思わなくも無いです。

また、登場キャラクターが非常に多いですが、個性的なのであまり混乱することなく読めました。
続編も期待したい作品ですが、書くにしても思いっきり今作のネタバレになってしまいそうなのがネックですね。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.16:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

折れた竜骨の感想

第64回日本推理作家協会賞受賞作。中世ヨーロッパを舞台に、剣と魔法のが存在する世界で繰り広げられる本格推理です。思った以上に面白い。ファンタジー要素(魔法)により、動機を考える必要が無くなっているのが特徴的で、物理的に実行可能な唯一の人物を特定すれば良いと言う事になります。また、呪われたデーン人との戦闘シーンは結構な迫力で、この舞台設定にした意味がありますね。その上、その時の各人の行動が、最後の謎解き場面での推理の根拠となっています。謎解きから犯人の特定までの展開は好みが分かれるかも知れませんが(つまり犯人の正体について)、ラストシーンは気に入りました。良く出来た作品だと思います。おススメします。

なおひろ
R1UV05YV
No.15:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

折れた竜骨の感想

探偵役の騎士ファルクのピンチ、ニコラの活躍、デーン人達との戦い、そして謎解き等と見所が満載でした。 何となく、ロード・オフ・ザ・リングとミステリーが融合した感じの作品ですね。

松千代
5ZZMYCZT
No.14:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

面白かった

事件の"真相"よりも、事件の"結末"の方に驚かされた。

続編が出るならぜひ読んでみたい。

青鳥の如き囀るもの
QV33BIU3
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

折れた竜骨の感想

良かったです。ちょっと不完全燃焼っぽい所もあるけど、全体的に読み応えバッチリでした!

marebear
FLDW4YE1
No.12:
(5pt)

折れた竜骨の感想

好き嫌いが分かれる作品かと思います。
評価の高かった作品ですが残念ながら私にはあまり合いませんでした。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.11:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

折れた竜骨の感想

魔法や呪いの存在が前提となっていて、(個人的に好みではない)RPGの世界観を危惧しながら読み始めましたが驚きました。ミステリでした。
「これから始まる戦闘のきっかけにすぎない」と考えていた領主の殺害がメインの謎だったとは。
些か拍子抜けしてしまいましたが、延々戦闘の描写が続くよりは、個人的にこちらのほうが良かったかな。

個性的な傭兵たちが数多く登場しています。
ただミステリって事で、探偵役の聞き取り捜査での登場が大部分であり、彼らの戦闘シーンについても描かれてはいるものの、若干浅いかなと思いました。
そこは少し残念でした。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.10:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

折れた竜骨の感想

洋物感ただよう独特の雰囲気をもった作品です。
なにも知らずに読んだら米澤さんが和訳した本かと思うのではないでしょうか。
ミステリーではありますが、騎士道あり、魔術ありで、今までにないスケール感のある小説でした。こんな作品も書けるのかと作家としての能力の高さに脱帽です。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

折れた竜骨の感想

魔術などといったファンタジー要素を含んでいながら、しっかりと推理ものの要素を入れているという不思議な作品です。
読み始めのころは序盤で一気に登場人物が出てくる上に全員横文字なので区別がつくか心配でした(笑)
でも。それぞれのキャラクターがしっかりしているので、ごちゃごちゃになることなく読み切れました。


▼以下、ネタバレ感想

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テリヤキ
I0ITT6CP
No.8:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

折れた竜骨の感想

あまり好きではない領域の世界を舞台にしたミステリーだった。特殊な舞台設定だけれどストーリーはシンプルだ。つまり、誰が領主を殺したか。自然に守られた小ソロンの島。つまり嵐の山荘と同じ舞台となる。魔法も何もロジックで犯人を探し当てていく過程が極シンプルで、その間に世界とその時に生きる人々の様子や生活ぶりなどがデーン人との戦いをクライマックスに描かれている。悪く言えば誰の本を読んでいるのかさっぱり解からない没個性の文章。まとまってはいるが内容から観ると少し長過ぎるとも感じる。周到な伏線もキチンと回収する術を心得ているがラストのサプライズはあまり効果が無い。好みの問題でしょうが私には少々退屈でした。斜め読みした箇所もあったほどです。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

折れた竜骨の感想

米澤穂信がデビュー前から温めていた「魔術と剣と謎解き」に挑んだ新境地の傑作!やっぱり、この人はすごいと改めて思わされました!終盤に「デ―ン人との戦い」と「消去法推理による犯人当て」という二つの山場があったのが特に良かったです!また一つ「SF設定でこそ輝くミステリ」の新たな傑作が誕生しました!

ジャム
RXFFIEA1
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)
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折れた竜骨の感想

剣と魔法の中世、欧州という特殊設定のファンタジー。高評価なので手にとって見たが、要約しすぎると、よくある「領主を殺した犯人は、こん中でだ~れだ!」と言う途中放棄したくなるほどのダラダラした長文。それとも、読者のレベルが低いのだろうか?期待はずれ。ある時期の干潮時に、小ソロンまで海を渡れる(モーゼの十戒のような)アイデアを、もっとうまく使えたのでは?

わがちゃん
8RNCQZDH
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

独特の世界

中世ヨーロッパ、魔術が使える世界が舞台のこの作品。
「魔術が使えること」が「犯人を発見する論理」にどのように影響を及ぼすのかが肝になってくるわけですが、この点を楽しめるかどうかがこの作品の評価の分かれ目です。私は最後の犯人を指摘するクライマックスまでは楽しめたのですが、最後の最後が・・・
少し強引な論理展開に置いていかれそうになりました。
ただ、この作品の独特な世界観は楽しめましたし、何より登場人物が魅力的!
またこの登場人物で違う作品を読んでみたいです

こじたん
87SP5RC5
No.4:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

折れた竜骨の感想

中世のヨーロッパの雰囲気が良く出ていて悪くはないですが、結末が見えてしまったと言うか、最後があっけないというか、しょぼいと言うか・・・・。
走狗を特定する推理と言う意味ではそれなりに説得力がありましたが、なんだか納得いかない終り方でした。魔術や呪いを出すならもっとファンタジー色が濃くてもよかったんじゃないかなあと思います。リアルさを出しすぎたためにワクワク感がなく、中途半端な気がしました。

たこやき
VQDQXTP1
No.3:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

この世界観は好み。そして本格物なら尚更です。

これは良かった。好みな要素満載でした。
魔法の世界も本格物も私の好みの内容。
期待が膨らみながら読みましたが、それに応える面白さだったので大満足。

魔法の世界とはいえ、いきなり突拍子もない設定が飛び出す訳ではなく、
あくまで読者に納得できる世界観を提示した上での物語なので理不尽に感じる事はありません。

事件の主題は、操りの魔術によりソロンの領主を殺害した人物を見つけ出す事。
魔法が存在する世界であろうと、<走狗>(操られた人物の事)は彼である。また彼ではない。と、
理由をロジカルに導く様が本格物であることを感じました。

その他、
不死の青年の密室からの消失の謎や、
呪われたデーン人との戦いなど読ませ所もあり、
ファンタジーの物語と本格ミステリを巧く融合させた一冊だと感じました。

またこの様な魔法の世界観に沿った新たな物語を読みたいものです。(続編ではなく)
良作でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.2:
(9pt)

折れた竜骨の感想

2011年のミステリの各ランキングで目立った成績を上げたファンタジーミステリ。
魔法世界の特殊設定をトリックの為でなく、犯人消去の推理ロジックに組み込んだ事で今までの本格とは違った面白さを生み出している。賞受賞も納得の出来であった。

Ariroba78
5M53WTS6
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