戦場のコックたち
- アメリカ軍 (1)
- コック (1)
- ノルマンディー上陸作戦 (1)
- 戦争 (17)
- 日常の謎 (104)
- 歴史ミステリ (189)
- 第154回直木賞候補 (1)
- 第二次世界大戦 (28)
- 青春ミステリ (357)
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【この小説が収録されている参考書籍】 |
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.40pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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タイトルからして好みではないのかなと思っていましたが、文庫本で販売されていたので購入。最初は時代背景や地名や登場人物の名前が頭で整理できず苦戦しましたが、ウィキペディアで作戦名や地名など調べながら読むとダンケルクなどのような戦争映画を見ているような気持ちになりました。あとがきによると昔のドラマを参考にしているようでした。戦争と青春、余韻の残る素晴らしい作品でした。 | ||||
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2015年に書き下ろしで刊行された、著者の初長編。同年のミステリーランキングで上位に入り、各種の賞の候補作ともなった、意欲的なミステリー風の青春小説である。 | ||||
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あまりドラマチックではありませんでした。 | ||||
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戦場における若い兵士たちのイキイキした様子が大変好ましく感じました。 | ||||
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なんというか粗がなく完成度が高い作品。点数はジャンル的な好みから。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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たまたま本屋で手に取った。 この小説以上に戦争の悲惨さ、無情さ、異常さを伝える書籍は多いが、 こういう本のおかげで、全く戦争に興味のない若者たちに少しでも 戦争を知らしめられたらいいと思う。 主人公雑貨屋の息子19歳が志願兵となる。戦火を掻い潜り、周りの死や、自分の負傷などを経て 軍人らしい精神を帯びてくる。そこが印象に残った。 (民間人への爆撃のニュースを聞いて) 「世間じゃ問題になってるそうですよ。ナチスの降伏は間近なのに、これは過剰な攻撃だと。」 「そんなの戦ってもいない奴らの戯言だ。」 「でも死んだのは罪もない一般人ですよ。」 「罪もないだと?独裁者を選んだのは誰だ?軍国主義と侵略に賛同したのは誰だ? 戦争を始めるままにさせておいたのは誰だ?」p421 そんな彼も戦死したエドを追悼し、助けられなかったことをいつまでも悔やむ。 そこなんだよね。人間の愚かさの一面は。 自分のよく知ってる人の死は悲しいが、そうでない人の死はなんとも思わない。 もちろん、それは人間が生きる知恵でもあるのだが(知らない人の死や不幸まで自分のことのように 悲しんでたら、生きていけない)、戦争の悲劇を繰り返す源泉でもある。 日本に目を転じてみても、戦争を軍部や政治家のせいにするだけではなく、 マスコミに煽られ、簡単に同調してしまった国民にも大きな責任がある。 そこを自覚した上で、自分以外の意見、他国の意見に真摯に耳を傾けることが 寛容ではないかと思う。 今は2022年3月、未だコロナ禍であるが、コロナだけを恐れることの弊害をマスコミは 一切取り上げない。「鬼畜米英」時代のマスコミと変わってないのか。 | ||||
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全体的に勉強不足。日本人が戦争物を、しかもエンタメとして扱うにはそもそもハードルが高いと常々感じている。 主人公の思考にリアリティが欠けている。 兵站組織の人間といえど、新兵訓練である程度軍人としての精神が確立するものだが、空挺降下した後も主人公の視点、思考は幼児のそれであり、日本人がスカした感じで戦争を描くとこうなるのかと一考。戦争を兵站面から描けないから、下らない「謎」を物語の中核にして逃げているのでは? これを読むならトムジョーンズを読んだほうがいいです。 | ||||
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まず本の状態について商品説明通りの良いものでした 内容については個人的にヨーロッパ戦史に詳しかったので 各戦線のエピソードをうまく取り入れて一つの物語として うまく作り上げたと感心しました しかしながらヨーロッパ戦史にそれほど詳しくない方等には どのように捉えられるのか、そしてこの本を日本で出版する 意味はどのあたりにあるのか考えてしまいます | ||||
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米軍兵士の視点から第二次世界大戦ヨーロッパ戦線を日本人が描いたユニークな小説。この手のストーリーを外国作品の翻訳版ではなく、違和感ない自然な日本語で読めることに不思議な感じがする。 末尾に列挙された多数の参考文献等。多くの時間とマンパワーを経て創作された一冊であることが充分に伝わってくる力作。 文章のみからなる描写や専門用語を理解しきれず戸惑うこともあった。最後の最後に個人的には無い方がよかったと思う不思議エピソードもあった。 しかし、作品の重さや完成度からしたらそんなことは些細なことだろう。 実際に存在しそうな馴染みやすいキャラクターと緻密な描写で描かれてており、違和感なくストーリーに入り込める。 登場人物に共感して一緒に気持ちが揺れる。ワクワクしたり、感傷的になったり、当たり前と思い込んでいたものが、置かれた環境によっては容易にそうでなくなるものかもしれず不安になったり葛藤したり・・・。私自身、安全なところにいて真の共感はできないのはわかっている。それでも、戦時中での惨状や緊張から悪魔的な高揚感や快感に囚われて、平和下で築かれた価値観が壊れていくくだりやその逆に精神的に耐えられず戦争神経症に侵されるくだりはショックだったし、新鮮な学びでもあった。 謎解きを標榜しながら謎のインパクトが弱いという指摘もあるかもしれない。しかし、曲でいうサビに当たる第5章まで読めば不可欠な要素である信頼の醸成にしっかり効いている。戦争を国どうしから人間どうしの視点に落とし込んだエピソードは珍しくないのだろうがやはり感銘を受けた。 どのシーンも印象的で小説を読んで高揚感で鳥肌がたつほとゾワゾワしたのはひさしぶりだった。 最後に解説について。大抵解説は不要なものが多いもの。しかし、本書は最後の解説も作品の秀逸ぶりに相応しくしっかりしていて、私には新たな視点を与えてくれた有益なものだった。 読んで損無しの一冊だと思う。 | ||||
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本の汚れも無く、良い買い物でした 内容も面白いものです | ||||
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