分かれ道ノストラダムス
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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「戦場のコックたち」や「オーブランの少女」と読んできた後に、本作を読むとかなりイメージが違うことに気がつく。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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amazon商品の説明内容(「BOOK」データベースより)以下、 高校生のあさぎは、2年前に急逝した友人の基が遺した日記を譲り受ける。 ある記述をきっかけに、彼が死なずに済んだ可能性を探ることにしたあさぎ。 基の死は、ずっと心のしこりとなっていたのだ。 クラスの男子・八女とともに、基の死の直前の行動を再現してみるが、そんなふたりを追う影があった…。 一方、町では終末思想に影響された新興宗教団体の信者が、立て続けに謎の死を遂げるなど、不穏な動きを見せる。 教団とあさぎたちの目的は、しだいに思いも寄らぬ形で交わってゆく。 特別な意味をもつ夏、高校生のふたりが呑みこまれてゆく歪な世界。 そこで、彼らは「分岐点」に立たされることに―。 * 何か、読みにくい。何でだろうな・・ 333ページも要るのかしら。だらだらとしてるからかな、そこはともかくも。 ノストラダムスだなーと手にとった本書。 宗教団体が出て来て闘いますが、カウンセラーも出てきますが、 それも背景が薄っぺらいからマンガ読んでるみたいだな感。要は児童図書レベルか・・ライトだな。 中盤過ぎ、悪と闘うピンチになる、どうやって切り抜けるんだ?とハラハラしました。最後は丸く収まったんでしょうけども。 時々にSFっぽい所は出てくるけどお触り程度。まあ軽くユル~く読みます。 | ||||
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本書は青春ミステリー(最近ではジュブナイルは使わないらしい)だが、『ベルリンは晴れているか』や『戦場のコックたち』があまりにも良かったので、読んでみた。 ノストラダムスの大予言で世界が破滅するとされた1999年7月をめぐり、カルト教団が暗躍する。 それとの戦いに巻き込まれた少女と少年の物語なのだが・・・。 面白くないかと言えば、面白くなくはない。 が、また同様の書を読みたいかかと言えば、たぶん読みたくない。 前2著作は戦後すぐのベルリンやノルマンディー上陸作戦中の米軍という舞台設定でありながら、その描写の細部にわたる説得力に舌を巻いた。 しかし、本書では日本でありながら、しかも年代的にもそれほど過去のことではないにも関わらず、状況設定やディテールにはとても違和感がある。 そもそも発端からして変だ。 主人公は、3年前の中学生の時に急死した同級生の男子の3回忌に家を訪ねる。 死んだ少年の祖母(両親はすでに死亡して祖父と祖母に育てられている)から、日記のノート4冊を渡されるのである。 つらかいからとても読むことができないので、持って行ってほしい、と。 しかし、そんなことがあるだろうか? 日記だぞ! その少女のことだっていろいろと書いてあるかもしれない。 読むのがつらくても、日記を同級生に渡してしまうという選択肢はあり得ない。 その他、ディテールでは首をかしげることが頻出する。 が、展開のスピード感はそんな違和感をすっとばしていくくらいにダイナミックではある。 もう一つの違和感が、ところどころに現れるJKにしては大人びすぎた表現。 まあ、JKの日常用語だけでは大人も読めるような小説にはならないということは承知なのだが、それでも気になるところが多くつかえてしまった。 宮部みゆきの同様の小説『龍は眠る』なども、同様なことを感じた記憶があるのだが・・・。 というわけで、ぼくの中では赤丸急上昇中の作家ではあるが、青春ミステリーはちょっと苦しかったw | ||||
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帯の惹句に誘われて購入した。「ノストラダムスの大予言」?ずいぶん懐かしい題材であるのとパラレル・ワールド を思わせる「分岐点」などの”匂い”に惹かれた。がしかし・・・!いつまでたっても起承転結の「起」から進まない。 どこがSFなのかな?と首を傾げながら・・・アレっ終わってしまった。ノストラダムスの大予言をテーマに、分岐点 や平行世界などSFガジェットを用いてどの様にスケールアップして行くのかなと期待したが、ものの見事に裏切られ てしまった。 帯にもあったが「展開予測度0.00%!」・・・確かにね、嘘は言ってない。勝手に想像した自分にも責任があるん だけどね。でも、この様な販売方法は小説家の寿命を縮めることになるのでは? | ||||
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『戦場のコックたち』を読んだ時には、『オーブランの少女』とのあまりの違いにビックリすると同時に、なんて引き出しの多い作家産なんだろうとおもったけれど、そののどちらともまったく違うタイプの青春ミステリーで、またまたびっくり。 主人公のあさぎちゃんと暴走っぷりを、精神的イケメンの八女くんが、うまくサポートする、ハラハラドキドキの青春ミステリー。何だか子供の頃に見た角川映画の青春物みたいな雰囲気なんだけど、LGBTに配慮してあったり、新興宗教にはまる人を一概に責めた入りしないところなんかは、ああ、やっぱり今の時代の作品なんだなぁと、その配慮に感心しました。 毎回毎回、まったく違うタイプの舞台とか時代とかで、引き出しの多さにビックリするんだけれど、実は、女の子も男の子も、自分の納得のいかないセカイと対決して、努力して、選択して生きていくという点は共通していて、作者さんの関心もその編にあるんじゃないかな、と思いました。 次回は、どうな舞台で楽しませてくれるんだろう。 今、最も期待している作家さんです。 | ||||
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読んでいて「こういう文章書く人って『わたしにゃプライドなんてございません』みたいな顔して実はものすごくプライドが高く自分を特別だと思ってる人なんだろうな」って思いました。あまりにも小説が退屈で、いったいどんなひとがこういう中途半端な不思議ワールドを書いて悦に入っているのだろうと想像せずにはいられませんでした。もっとも過大評価されている作家のひとりだと思います。書評を信じて読みましたがたいそう退屈でした。前作が評価されたのか知りませんが、あまりにもネームバリューだけで推している書評家が多すぎる気がする。小説については述べるべくあらすじや感想はありません。こういうのが独特のセンスとか思っちゃってるんだろうなっていうのだけはありありと感じられました。作者の自分大好き小説。いろいろ甘ったるい感じです。 | ||||
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