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- 自己紹介
- 読むのはミステリが主体ですが、感想系サイトに色々書いてます。内容はあまり変わりませんが、字数制限で書き方を変えているのでもしよければお目汚しになって申し訳ありませんが、感想読んでみて下さい。
- ミステリが好きになったきっかけ
- 小学校の図書館にあったポプラ社の江戸川乱歩全集が一番最初のきっかけ。その後ロードス島戦記をきっかけにファンタジー系ラノベに移り、星新一に没頭し、ミステリからは離れてましたが、大学の時に友達が貸してくれた島田荘司の『占星術殺人事件』でミステリ熱が再燃し、今に至ってます。
- 好きな作品の傾向
- 本格物、ハードボイルド、キャラクター物など、あまりジャンルを限定せずに読んでます。最近は海外物の比重が大きくなってます。
- オススメしたい作家や小説
- 原初体験になりますが島田荘司の御手洗潔シリーズは『占星術殺人事件』、『斜め屋敷の犯罪』、『御手洗潔の挨拶』、『異邦の騎士』までを読んだ人とは友達になりたい^^海外物ではローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズなど。これからの読書でこの欄の内容は変わるでしょうね。
- レビュー数
- 全1,436件
- 最近のレビュー
9pt 7pt 4pt 7pt 7pt 7pt 10pt 8pt 7pt 7pt
- 読書数
- 全1,451件
- 最近の読書で 8pt 以上の小説
A 8.00pt 8.00pt 4.41ptはじめてのキスは乾いていて、なめらかで、日ざしの温もりをたたえていた―1960年の夏、ボビー、キャロル、サリー・ジョンの仲良し3人組は11歳だった。
A 10.00pt 7.61pt 3.95pt『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島でホテルを経営する元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。
A 7.00pt 7.80pt 4.08ptベルリンの壁を境に展開される英独諜報部の熾烈な暗闘を息づまる筆致で描破! 作者自身情報部員ではないかと疑われたほどのリアルな描写と、結末の見事などんでん返しとによってグレアム・グリーンに絶賛され、英国推理作家協会賞、アメリカ探偵作家クラブ賞
B 8.00pt 8.00pt 4.08ptこのままでは、殺される―ある朝、シーツについた小さな血の染みをみつけて、ローズはそう口にしていた。
B 7.50pt 7.14pt 3.54ptあこがれの同級生、真知花梨の故郷を訪れた郡司と栗城。
A 8.00pt 7.32pt 3.78pt実直さが評判の離婚専門の弁護士が殺害された。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182"。
A 9.50pt 8.50pt 4.36ptニューオーリンズ市警最強の麻薬班を率いるジミーは、ある手入れの報復に弟を惨殺され復讐の鬼と化す――。
B 7.50pt 6.25pt 3.33ptフィンランド国家捜査局で特殊部隊を指揮するカリ・ヴァーラ警部は、術後の後遺症にもめげず超法規的に麻薬を取締まる日々を送っていた。
B 7.67pt 7.00pt 4.30ptフィンランドはユダヤ人虐殺に加担したか―歴史の極秘調査ともみ消しの指令を受けたカリ・ヴァーラ警部。
A 6.62pt 7.02pt 3.26pt雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。
B 8.00pt 8.00pt 4.00pt鬱の病いを持つ青年ジョー。病院から追い出された上に、里親からも見棄てられ、絶望した彼は遂に自殺をはかる。
B 7.50pt 7.20pt 4.12pt主人公レネイ・バラードは、ハワイ出身(ポリネシアとコーカソイドの混血)の三十代のロス市警女性刑事、独身、ボクサー犬ミックスの大型雌犬をコンパニオン・アニマルにしているなど、従来のコナリー作品には登場してこなかったキャラクター。
S 9.00pt 8.29pt 4.42ptボッシュは、ロス市警時代の旧知の知人が本部長を務めるロス北郊の小さな自治体サンフェルナンド市(人口二万人強)の市警察に誘われ、無給の嘱託刑事として勤務するようになっていた(一方で私立探偵免許をあらたに取り直していた)。
A 9.00pt 7.67pt 4.21ptボッシュはロス市警退職を余儀なくされ、異母弟のリンカーン弁護士ミッキー・ハラーを代理人に立てロス市警への異議申し立ての訴訟をおこなっている。
A 8.67pt 8.13pt 4.19pt2014年、定年延長制度の最後の年をロス市警本部強盗殺人課未解決事件班で迎えようとしているボッシュは、あらたな相棒として、若き新米女性刑事ルシア・ソト(28歳)と組むことになった。
A 8.00pt 7.29pt 4.53pt依頼人アンドレ・ラコッセは殺害容疑で逮捕されていた。女性を絞殺し、証拠隠滅をはかって火を放ったのだという。
A 8.67pt 7.63pt 3.94ptロス暴動大混乱の最中に発生し、まともに捜査ができず心に残っていたジャーナリスト殺害事件から20年。
S 9.00pt 8.08pt 4.41pt当代最高のハードボイルド作品と言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズの邦訳最新刊!冷厳冷徹に正義を貫き捜査を進める一方、仲間や恋人、愛娘に見せるボッシュの優しい姿が胸に響く不朽のLAハードボイルド作品です。
A 9.00pt 7.89pt 4.23ptローン未払いを理由に家を差し押さえられたシングルマザーが、大手銀行副社長撲殺の容疑で逮捕された。
A 8.00pt 7.57pt 4.09pt無罪を訴える服役囚が犯人であることを確信して、ボッシュ刑事は調査員としてハラーのチームに加わり、新たな証人を見つけ出す。
B 7.50pt 6.67pt 4.09ptいつものバーで、いつものように酒を呑んでいた「俺」は、見知らぬ女から、電話で奇妙な依頼を受けた。
B 7.67pt 7.13pt 4.06pt人員整理のため二週間後に解雇されることになったLAタイムズの記者マカヴォイは、ロス南部の貧困地区で起こった「ストリッパートランク詰め殺人」で逮捕された少年が冤罪である可能性に気づく。
B 8.00pt 7.60pt 3.88pt犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体“ZOKU”と、彼らの悪行を阻止せんとする科学技術禁欲研究所“TAI”。
B 9.00pt 6.43pt 3.63pt野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。
A 8.71pt 7.60pt 4.00pt人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。
B 6.36pt 6.55pt 4.10pt「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。
S 8.50pt 8.00pt 4.65ptロサンジェルスのエコー・パーク地区で、女性二人のバラバラ死体を車に乗せていた男が逮捕された。
B 8.00pt 7.00pt 4.17pt高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。
オールディーズが似合う物語
(Tetchy) 【ネタバレあり】これはなんと評したらいいのだろう。読書中、常にそのことが頭を過ぎった。上下巻併せて1,120ページ強の本書はこれまでの作品と異なり、上下巻それぞれで主人公が異なり、また物語のテイストそのものも異なる構成となっている。上巻は1960年のコネチカット州のハーウィッチを舞台にした母子家庭であるボビーとリズのガーフィールド親子のアパートにテッド・ブローティガンという老人が引っ越してきて息子とこの老人との交流と別れの物語が描かれる。実はこの老人はある特殊な能力を持った人物で追手から逃れてハーウィッチにやってきたのだが、その追手に見つかって連れ去られ、その後のボビーの成長とその後老人が追手の許から再び脱出したことが判るまでが語られる。それまでが上巻で下巻はそのボビーを主人公に据えた物語が始まるかと思えば、一転して1966年のメイン州立大学を舞台に語り手もそこの学生ピート・ライリーへバトンタッチして別の物語が始まるのだ。更に物語は1983年のコネチカット州に移る。そこではビル・シーアマンという謎めいた男の物語が始まる。この男は実は上巻に登場するのだが、それはまた後で触れよう。読み終えて思うのはこれはキャロル・ガーバーという実に魅力的な女性の半生記をだったということだ。それについては後に述べるとしてこの移ろいゆく物語についてそれぞれ述べよう。まず上巻のボビー・ガーフィールドとテッド・ブローティガンのパートはボビーの親友キャロル・ガーバーとサリージョンことジョン・サリヴァン、そしてボビーの母親リズがメインの登場人物だが、これは不当な暴力の物語と云えるだろう。とにかくクセの強い人物たちが登場し、肉体的にも精神的にも痛々しいシーンが描かれる。このパートで一番クセが強いのはリズ・ガーフィールド。主人公ボビー・ガーフィールドの母親だ。彼女は最初は夫の突然死で遺された一人息子の世話と借金の返済のために夫が勤めていた不動産会社に事務員として、ある時は苦汁を飲む決断をしながら必死に生きているシングルマザー像のように見えるが、物語が進むうちに家を支配する高圧的な守銭奴であることが判ってくる。彼女の口癖「人生は不公平なものよ」はいわば息子にあらゆる希望を、要望を最終的に諦めさせる呪詛のような言葉として響いてくる。上巻は何とも痛ましい物語なのだ。下巻は打って変わってメイン州立大学の学生寮を舞台に学生のピート・ライリーが語り手とした学生生活を描いた物語が始まる。これはまさに学園物とも云うべき物語だが、メインとなるのはハーツというトランプゲームに興じ、次第にそれにのめり込んで学業が疎かになっていく大学生の物語だ。語り手のピート・ライリーもまたその虜になった1人でしかも寄宿舎内でもトップクラスの腕を誇るのだから、なかなかその沼から抜け出せない。なんと物語が始まって280ページを費やしてようやくハーツの魔力から逃れる始末だ。この魔術的な魅力を持ったハーツとの別れまでに語られるのは寄宿舎に同居する同級生の面々とのエピソードと激化するベトナム戦争への抗議運動の芽吹き、そしてキャロル・ガーバーとの恋愛である。キングの描く登場人物像は実に個性的で一読忘れがたいのが特徴だが、このメイン州立大学のピート・ライリーの同僚たちもまた同様だ。つまりはこの章もいわばそれぞれがそれぞれの事情や理由で人生を変えた物語だ。この章では青年期の終わりを描き、そして社会という荒波に立ち向かう予感と断片的にではあるが、荒波を生き抜いた末路が描かれて閉じられる。そして次に始まるのは1993年のニューヨークに住むビル・シーアマンという謎のサラリーマンの一日を綴った話だ。そう彼はビリー・ガーフィールドの章に出てきたセント・ゲイブリエル校の生徒でキャロルに暴行を加えた3人のうちの1人でその後ボビーの愛用のサイン入りのアルヴィン・ダーク・モデルのグローブを盗んだウィリー・シーアマンだ。これはウィリー・シーアマンの贖罪の物語である。そしてまた時は流れ1999年のコネチカット州。語り手はジョン・サリヴァン。ビリーとキャロルの親友の1人。そしてこの章はジョン・サリヴァンの回顧録のような話である。これらそれぞれの時代と場所、そして各章のメインの登場人物に共通する存在がヒロインのキャロル・ガーバー。前半の主人公ボビー・ガーフィールドに惚れ、自分からガールフレンドになることを申し出て、小学生の非常にピュアな付き合いが始まる。これは在りし日の喪失と再生の物語だ。かつて思いのまま生き、何でも話せる仲間がおり、お互いが打算や駆け引きなどせずに時間を共有していた純粋無垢な黄金時代が誰しもあったことだろう。本書はそんな眩しい日々が人生が長じるにつれて失われていく哀しみを、心の痛みをそれぞれの立場と人生の道程で語った物語だ。そしてその輝かしい日々を失ったそれぞれの人生が転落しているのが何とも痛ましい。従って本書は年を重ねれば重なるだけ、胸に痛切に迫るものを感じるだろう。読者もまた同じように人生を重ね、本書に書かれたボビー・ガーフィールドやピート・ライリー、ウィリー・シーアマン、そしてジョン・サリヴァンの思い出に自らのそれを重ねて甘くて苦い思いを抱くに違いない。少なくとも私はそうだった。『アトランティスのこころ』という一風変わった不思議な題名の本書ではしかし、アトランティスが登場するわけではない。しかし私はアトランティスはいわば象徴なのだと捉えた。それは“失われた大陸”もしくは“失われた楽園”を意味する。原題が示すように、アトランティスに置いていった心、すなわちもう戻れないあの頃の思い出を指す。本書を読みながら自分も色んな思い出が蘇った。私は惚れやすく、クラス替えがあるたびに好きな女の子が変わっていった。しかし当時恥ずかしがり屋で奥手の私はその誰にも告白はできなかった。唯一友人に騙され、好きな女の子の名前を云った時に、自分が風邪で休んだ時にクラス中にそのことがバラされたことがあり、その子が凄い剣幕で迷惑だと云わんばかりに私に詰め寄ったことがあった。社会人になって女性の飲み友達が出来て、その娘が会社の後輩を好きになったから付き合えるよう手伝ってほしいと頼まれたので、そうしていたらいつの間にか自分の方が彼女を好きになっていたこともあった。そんな色んなほろ苦い思い出が次々と蘇った読書だった。みんな私のキャロル・ガーバーだった。しかしキャロルと違い、その中の1人とてメディアに出るようなことは、今に至ってもない。だから近況は全然判らない。もし私のキャロルの1人に遭えたのなら、どんな顔をして私は対面するだろうか。どんな感じに話をするだろうか。ボビーやキャロルのようにお互い年を取ったよね、とそんな風に自然に話せたら、もうそれは恋の、そして思い出の終わりだろう。そんな日が来ることは叶わないだろうけど、どうかみんな元気でいてほしいと切に思う。何ともセンチメンタルな物語だな、これは。まいったよ、全く。しかし何とも美しい物語ではないか。この物語にはオールディーズが似合う。私の頭の中に最後に流れるあのメロディ、それはポール・アンカの“Diana”だった。これぞボビーの最後の想い。“Oh, please stand by me, Diana”