ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ
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ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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読み進めていくのに難解な作品であった。 場面がいつの間にか回想シーンに変わったり、登場人物が多すぎたりと頭の中でイメージするのに苦労してしまい、ストーリーに入り込むことができなかった。 確かにストーリーは面白く感じるが、心から面白さを感じるには繰り返し読む必要がある気がする。 | ||||
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この旧訳はやはりわかりにくい。現在、販売している新訳は論外。やはり新訳をお願いいたします。 | ||||
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戦後のイギリス情報部にソ連の二重スパイ”もぐら”がいるという事が判り・・・というお話。 個人的な事ですが、ル・カレの作品は好きで読んでいるのですが、一回読んだだけでは全体を把握できない事が多く、二度読む事が多いのですが、本書は一回で7割くらい(多分)は把握できました。他の作品よりは読み易く感じました。あくまで個人的な印象ですが。 ある作家の方がこの作品の紹介で、ネタになっている二重スパイ、この作品でいう”もぐら”の正体をおもいっきり書いてらして、そういう意味では、ネタを知って読みましたが、最後まで楽しめました。 スパイの世界が非情で、裏切りが横行していた時代、特に米ソの冷戦時代の産物ですが、今レビューを書いている2024年くらいも、また世界が不穏な傾向になってきて、人によっては第三次世界大戦の戦前、事実上の開戦になっているという方もいらしっしゃいまして、あまりいい感じではないですし、その他の事(コロナ、物価の高騰、政治不信など)も嫌な感じですが、そういう時こそ、過去の経験を生かして、有事を回避したり、止めたりしないといけないですが、この小説もそういう意味では過去の世界情勢を参考にして今に繋げるのに資する作品ではないかとも思います(個人的にはですが)。 色々な意味で今も読む価値のあるスパイ小説。是非ご一読を。 | ||||
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うーん、ちょっと、日本語になってない。 読むことが苦痛。昭和の菊池訳の方が よっぽどわかりやすい。 旧刊の菊池訳は文句なし、星5つです。 この本の不出来は翻訳家のせいではない と思う。高齢だけど、往年の名翻訳家に 頼めばいいという、浅慮がなせる技と思う。 本当に意味が通らず、楽しい読書を だいなしにしてくれる文章。 出版社、担当編集者がもっと情熱を 注いでくれればと、残念です。 このような傑作は加賀山さんの新訳で 一刻も早く再出版すべき。 | ||||
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パーフェクトスパイを村上訳で読んでいた口なので、散々なレビューを見て村上氏も衰えたのかと読む気が失せそのままになっていましたが、読んでみたら、なんだ、相変わらず素晴らしい訳でした。 星が低い方々は単にルカレの濃密な文章になれていないだけで、文章は素晴らしい訳なので安心して買ってください。ただ、現代の大衆小説しか読んだことがない人にはキツいです。それを乗り越えられる方は、どうぞ。 | ||||
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モスクワから来た女性スパイの口から、ソ連諜報部のレジェンド「カーラ」の名前がとびだした。イギリス諜報部の現役職員の中にカーラが送り込んだ2重スパイがいるというのだ。真相と真犯人究明のため、本書の主人公ジョージ・スマイリーの調査が始まった。 本書は、スマイリーと彼の宿敵カーラとの対決3部作の第一作目として名高い。スマイリーの回想というかたちで、彼とカーラが初めて対面するシーンが描かれている。インドの刑務所に拘留されたカーラに亡命をすすめるためスマイリーがやってきた。しかしカーラは説得に応じなかった。沈黙のままスマイリーを威圧し優勢勝ちをおさめた。シベリア流刑あるいは銃殺を覚悟した人間と、保護者気取りで上から目線の人間との差が出たのだ。この会見での説得失敗がトラウマになり、スマイリーはずっとカーラを意識して生きていくことになる。 スマイリーの影は薄くその外見はさえない。彼はジェイムズ・ボンドのような華々しい活躍をするわけでもない(ボンドのようにド派手なアクションシーンを演じるのは、もう一人の主人公ジム・プリドーの役目だ)。それでもスマイリーには一級の諜報技術があった。問題は、一級の諜報技術をもってしても、真相とか真実にたどりつくのが容易でないことだ。スパイの世界は、騙し合いの世界であり、隠し合いの世界だ。例えばイギリス諜報部員ターへの尋問シーン。ターは組織内の人間だが、スマイリーは彼の言動に振り回されてしまう。例えばスマイリーの側近ピーター・ギラムが文書保管室で資料を閲覧するシーン。内部資料の閲覧なのにアクセスは容易でないし、探していた箇所は何者かに切り取られていたりする。 スマイリーの調査によって2重スパイの正体は明らかになった。だが皮肉なことに、この正体暴露により、カーラがスマイリーの妻に対して“逆ハニートラップ”(honey trapはジョン・ル・カレの造語)を仕掛けていたことも暴露されてしまった。彼は寝取られ男の心の傷を背負って、次なるカーラとの戦いに挑む。スマイリーは、仕事だけでなく私生活でも、ボンドのようにいかないようだ。 | ||||
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