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自己紹介
仕事をしていた時は、忙しくて読書の時間が無かったのですが、定年退職後、時間が出来、ここ数年読書時間が大幅に増えました。
主に図書館で本を借りて読んでいます。
ミステリが好きになったきっかけ
東野圭吾さんを読み始めてから、この手の小説が好きになりました。
好きな作品の傾向
非現実的な小説や殺戮物は好みではありません。また、所謂本格ミステリーと呼ばれる類のものも非現実的と思われ、のめりこめません。警察が絡むようなものは意外と好きです。
オススメしたい作家や小説

レビュー数
329
最近のレビュー
8pt
6pt

魔者の感想

  ()

タイトルそしてプロローグ、読み始めて不穏な雰囲気を感じたが、まったくそういうホラー系では無かった。ファンタジックな雰囲気のミステリー小説のようだが、本質は一種の社会派ミステリーととらえることもできる。現代社会にはびこるいじめ問題。さらには少年犯罪、被害者家族や加害者家族の問題。こうした問題をストーリーの根幹に据え、主人公で週刊誌の記者である今井柊志が、自身の家族に起こった過去の事件を調べなおすことで、物語は進行する。事件の詳細は割愛するが、所詮この主人公及びその姉の不遇は、親の問題なのである。事件の間接的被害者である柊志やその姉、そして被害者の妹、さらには別の加害者の弟、どの親をみても俗物である。俗物である親たちの扱いがいかにもステレオタイプ的で、ありきたり。ここが少々面白くない。なぜ面白くないのかというと、要するにこの物語の魔者は親だったということであり、その親を、いかにも何処にでも居そうなありふれた親として描いてしまったということである。ひねりが無く、せっかく子供たちの内面を丁寧に描いていたのに、勿体ない。そういうことなのである。よって、このあたりの評価となった。

7pt
6pt
6pt

アンダー・ユア・ベッドの感想

  ()

簡単に言うと、「主人公で社会不適合のお兄ちゃんがストーカー行為をしていたが、最後はストーカーしていた女性のDV旦那を殺すことになり、結果的に女性が救われた」というお話。まったくもって、ホラーではない。それでも強いてあげれば、主人公の異常な執着性、DV夫のサディスティックな暴力性がホラーと言えばホラーではあるが、娯楽小説の中ではごくごく普通のことであろう。当方、文体が少々ライトっぽいので、怖いどころかコミカルに感じてしまった。ラストなんてもう完全に純愛物語である。結局、怖さを感じないのは、書かれているストーカー行為そのものが杜撰で、すぐバレルだろうという内容。DVの内容も、これだとすぐに離縁だねというレベルのお粗末なやり方。もっと精神的に追い詰めてマインドコントロールしなくっちゃ。せっかくなら、純真でちょっと内向的なお兄ちゃんが、最後には本領発揮。サイコティックな異常性を発揮し、DV旦那を粛々と葬り去ってほしかった。その後、お兄ちゃんはさりげなく女性に近づく。そして、精神的に女性を絡めとり、自分から逃げれないようにコントロールしてしまう。本当の恐怖の始まり。こういう怖さを読んでみたかった。物足らなかったので、アマゾン評価は3点というところでしょう。

7pt

柔らかな頬の感想

  () 【ネタバレあり】

桐野夏生の直木賞受賞作品。「カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる・・・」このあらすじを読めば、どうしてもミステリーを期待しますが、、、結果的に本書は、失踪の真相を探るというミステリー小説ではなく、主人公であるカスミという一人の女性、カスミの不倫相手石山、失踪した娘の捜索を手伝うという退職刑事内海、カスミの夫森脇、その他これらの人たちにかかわった人、こうした登場人物の思考・感情・生き方を扱った人間劇、群像劇であった。聞くところによると、映画化されたらしい。もっとも重要な登場人物カスミを演じたのは、天海祐希。天海祐希というと、美しくスタイルもよく聡明で颯爽と行動し、女性もあこがれるカッコイイ女性という印象がある。しかし、本書のカスミとは少々イメージが合わない。カスミは、美しく男を引き付ける魅力はあるのだが、さほど目立たない。かといって清楚で淑やかということもなく、要領の悪い本能だけで生きているかのような女である。前半は少々退屈であった。ただ、上巻の第4章からは胃ガンに冒された道警退職刑事の内海が登場し、娘を探すことを諦めきれないカスミに協力する事となる。この辺りから俄然面白くなった。結構、ページを捲るスピードも上がる。しかしながら、内海の協力により、失踪の真相が明らかになるのかというミステリー感も、第5章~第6章辺りまでがピークとなった。その後は、残念ながら内海の死をたどるための旅物語となる。内海と内海に付き添うカスミの果てしない漂流の旅である。人間劇であるなら、そういうことであろう。

6pt
4pt

バイロケーションの感想

  ()

ホラー小説でサイト内評価がA判定だったので、読んでみた。正直なところ、全く怖さは感じられなかった。本書はホラー小説というより、SFミステリー小説であろう。自分と同じ個体が出現するというドッペルゲンガー的現象(この小説ではバイロケーションと称す)は、所詮絵空事である。SF の世界でのお話しに過ぎないので、それを怖がること自体滑稽なことに思える。ヒリヒリするような怖さという物は、自分にも現実に起こるかもしれないからこそ、そこに生ずる。それこそが真のホラー、すなわち怖さ・恐怖なのである。当方が楽しみたいのは、そんなホラー。次回こそ、そういうホラー感たっぷりの小説を読んでみたいものだ。さて、この本。そんなホラー感より、この現象をどう収束させるのか?『もう一人の自分(バイロケーション)を何とかする会』とは何なのか?会の責任者飯塚の目的は?こういうミステリー的要素や最後の結末を楽しむ本であると思う。結論である。正直、当方あまり楽しめなかった。ちょっと合わなかったと思う。読みながら、少々リアリティーに欠けた都合のよい展開に、欠伸が出る始末である。もう一度、丁寧に伏線を含めて読み返すと面白いのかもしれないが、それはしないと思う。アマゾン評価の2点としたい。

8pt
6pt

読書数
357
最近の読書で 8pt 以上の小説

A 7.67pt 7.42pt 4.48pt

「極道は身代金とるには最高の獲物やで」。大胆不敵な発想でヤクザの幹部を誘拐した三人組。

A 8.67pt 7.50pt 4.80pt

台風が九州を縦断した夜、ホテル玄海で宿泊客の男が絞殺された!その後、ホテルの経営者も青酸カリの入った牛乳を飲み、不審な死を遂げる。

A 8.33pt 7.73pt 4.35pt

「デートしてみよっか」――恋をあきらめていた僕に君が言った言葉。

A 8.00pt 7.65pt 4.22pt

1945年の東京。空襲のさなか、浜田少年は息絶えようとする隣人の「先生」から奇妙な頼まれごとをする。

A 8.50pt 8.00pt 4.45pt

社運を賭け、巨大ビジネスとなる高純度人工水晶開発に取り組む藤岡は、インドのある町から産出された高品質の種水晶を求め現地に向かう。

A 8.00pt 7.53pt 4.06pt

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。

S 8.29pt 8.17pt 4.13pt

1941年12月8日、日本海軍機動部隊は真珠湾を奇襲。

S 9.00pt 8.06pt 4.37pt

雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたのは作兵衛の首級。

C 6.10pt 6.32pt 2.98pt

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

A 6.00pt 6.08pt 2.83pt

高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。

A 9.00pt 8.00pt 4.60pt

周到な準備と計画で強盗殺人を遂行していく男ー。

A 7.80pt 7.44pt 4.55pt

広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。

A 8.00pt 7.38pt 3.64pt

旅行代理店に勤務する長瀬は、得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添ってほしいという依頼を受ける。

B 7.50pt 7.06pt 4.05pt

北関東のある町で、中学二年生の名倉祐一が転落死した。

B 6.63pt 6.45pt 3.36pt

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。

A 8.00pt 7.76pt 4.37pt

警部に昇任し、組織犯罪対策部第一課の係長に抜擢された、安城和也。

B 7.25pt 6.42pt 3.70pt

『完璧な母親』著者が放つ慟哭のミステリー北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。

B 7.20pt 7.00pt 3.77pt

一本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。男女五人を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。

A 9.00pt 8.14pt 4.40pt

戦後最大の問題作を晩年の著者が病苦をおし、パソコンに向いながら、一字一句、全ページにわたって、書き直した、改訂決定版。

A 7.67pt 7.29pt 4.00pt

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。

B 7.75pt 7.55pt 4.38pt

大阪府警の堀内は恐喝がバレて依願退職。民 間に拾われるが、暴力団と揉めて刺され、左 脚に障害が残る。

B 6.43pt 7.09pt 4.01pt

及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。

S 8.44pt 8.14pt 4.27pt

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。

B 5.88pt 6.67pt 3.88pt

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。

A 8.00pt 7.31pt 3.90pt

作家デビュー30年×実業之日本社創業125周年貫井徳郎文庫作品 連続刊行プロジェクト 第2弾600ページを一気読み!!!どんでん返しは何回あるのか!?終戦直後と現代が複雑に絡み合う驚愕と感動のミステリ巨編!話が四転五転六転する!?絶望

A 7.56pt 7.91pt 4.35pt

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。

S 7.80pt 7.75pt 4.22pt

昭和二十三年、警察官として歩みはじめた安城清二は、やがて谷中の天王寺駐在所に配属される。人情味溢れる駐在だった。

A 7.93pt 7.64pt 3.43pt

洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。

B 8.25pt 7.05pt 3.90pt

博士号を持つ異色の警察官・沢村依理子。北海道警察で現場経験を積む沢村は凍てつく一月、少女死体遺棄事件の捜査に加わる。

A 8.60pt 7.27pt 3.99pt

同一犯か? 模倣犯か?群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見された。

A 7.60pt 7.73pt 4.26pt

かつてなくリアルに描かれる捜査の実態と癒着、横領、隠蔽、暴力、…日本警察の真実のなかにあぶりだされる男たちの強烈な光と闇。

A 8.00pt 7.54pt 4.08pt

神奈川県川崎市で、14歳の女子中学生・冬野ネガが、同級生の春日井のぞみを殺害した容疑で逮捕された。

A 7.67pt 7.28pt 4.48pt

1961年7月2日、神奈川県の山林から女性の刺殺体が発見される。被害者は地元で飲食店を経営していた若い女性。

S 8.33pt 7.59pt 4.16pt

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

S 8.17pt 8.04pt 4.56pt

白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。

A 8.33pt 7.73pt 4.53pt

再会は地獄への扉だった。十七年前、霧の霊峰で少年たちが起こした聖なる事件が、今鮮やかに蘇る―。

S 7.57pt 8.05pt 4.08pt

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

B 8.25pt 7.19pt 4.38pt

東日本連合会春日組大幹部の韮崎誠一が殺された。

B 8.00pt 7.33pt 4.50pt

病院で起きた点滴死傷事件。入院中の4人の幼い子どもたちにインスリンが混入され、2人が殺された。

B 7.89pt 7.20pt 4.21pt

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

S 7.75pt 8.03pt 4.09pt

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。

B 7.50pt 6.56pt 3.72pt

長年行方不明だった義兄の登場。崩れ始める、平穏だった家族関係。

S 7.89pt 8.17pt 4.56pt

長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。容疑者は拳銃を所持。

B 6.45pt 7.00pt 3.71pt

湖畔に佇む別荘に8人の男女が集まった。車で転落死した婚約者を偲ぶ会だったはずが、そこに逃亡中の銀行強盗が侵入する。

A 7.71pt 7.81pt 4.38pt

竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。

B 8.50pt 6.78pt 3.85pt

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。

B 7.00pt 6.86pt 4.29pt

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー!検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

A 7.80pt 7.65pt 3.40pt

学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。

S 9.17pt 7.75pt 4.39pt

『出版禁止』でミステリー界を瞠目させた長江俊和氏。

A 8.50pt 7.25pt 3.68pt

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。

A 7.83pt 7.80pt 4.00pt

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

B 6.33pt 7.17pt 4.26pt

新宿の若者たちの間で、舐めるだけで効く新型覚せい剤が流行り出した。

A 7.46pt 7.71pt 4.24pt

電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。

B 7.00pt 6.64pt 3.70pt

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。