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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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これは面白いですね! | ||||
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面白い、読み易い、読み始めたらやめられない!作品です。 | ||||
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2019年から22年に雑誌連載された長編ミステリー。いくつかの現実の事件を想起させる出来事をベースに犯罪者、捜査側、関係者が濃密な人間ドラマを織りなしていく群像劇ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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大長編ですが、読みやすかったと思います。私は、2回最初のほうで挫折しました。3度目の正直です。 この本で一番良かったことは、紐です。長編なので一気には読めません。紙のしおりは読んでいるうちになくなります。 紐のしおりはかなり前に亡くなりましたが、この本にはついていました。是非、集英社以外の出版社も紐をつけていただきたい。 本の価格が上がっているので、それくらいの読者サービスはして頂きたい。 | ||||
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〇 この小説は実際に起きた ”北関東連続幼女誘拐事件” をヒントにしたものだろう。 幼女を成人女性に、誘拐を快楽殺人(?)に変えてあるが 栃木、群馬という地名はそのままなので、その生々しさゆえに 映像化はちょっと憚られるかも知れない(私の勝手な推測です)。 奥田英郎さんは「犯罪モノ」だけを読んでいるが、70を過ぎた私には ”吉展ちゃん事件”を題材にした「罪の轍」や「オリンピックの身代金」は、 その時代を生きた者なので、特にリアリティを感じる。 奥田英郎の犯罪小説の魅力は、何といっても「違和感の無さ」ではないだろうか。 数ある犯罪モノやミステリー小説の中には、いかにも劇的なストーリーや こじ付けでしかないストーリー展開に、「それはないだろう・・」と、 ガッカリしたりする作品に多々出会う。出会ってしまう。 緻密な文章に支えられた「派手な展開に頼らない」作り方だからこそ、惹き込まれてしまう。 失礼な言い方になるが、今後も「営業的な執筆」に走ることなく、 本作のような重厚な小説に浸れるその日を、焦らずに待ち望んでいる。 | ||||
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持って読むのが苦痛な程分厚くて重い本でしたが、読み始めて一気に引き込まれ、これだけの文量が必要だったと痛感させられる内容。 後半までなんども山場があって、面白かったです。この本が私にとって初作品でしたが、この作者さんのファンになりました。 | ||||
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2019年発表の『罪の轍』では奥田英朗の生み出す犯罪小説(警察小説)の面白さに狂喜乱舞したものですが、本作も『罪の轍』に劣らない見事な出来栄えです。 『罪の轍』や同じく犯罪小説の傑作『オリンピックの身代金』(2008年)では、いずれもスマートフォンなど存在しない昭和30年代後半を舞台にすることで、進んだ科学的捜査がない当時ならではの地道な捜査手法で犯人に迫っていく警察職員たちの熱い捜査と、舞台となる高度経済成長期の日本ならではの熱い町の雰囲気を感じさせる描写に興奮したものです。 一方、本作では現在の関東地方を舞台にしており、あらゆる場所に存在する防犯カメラやDNA鑑定、遺留品などの科学的捜査による証拠集めが可能であることから、犯罪を犯す側が犯罪を犯したことを隠し通すことがより難しい時代を舞台にしても、熱い犯罪(警察)小説が可能であることを証明してくれています 本作の構成としては前出の『オリンピックの身代金』『罪の轍』同様、警察側の視点のほか、新米女性記者の視点や被害者遺族の視点、10年前に事件解決できなかった元刑事の視点、そして嫌疑をかけられる側の視点などがうまく交錯し、読者も最後の最後までハラハラしながら読み進めることになります。 複数の登場人物のいずれも存在感があり、誰を主人公にしてもいいくらい 二つの県をまたぐ犯罪であることから二つの県警で共同捜査を行うという設定もひとひねりありお見事 奥田英朗作品は、初期の『最悪』『邪魔』を発表当時タイムリーに読み、強い衝撃を受けた作家さんで、犯罪小説以外にも『東京物語』や『サウスバウンド』など好きな作品はいくつもありますが、それでもやはり、本作のような分厚く読み応えのある犯罪小説が発表されると、期待感が高まりますし、なんだか作者に「よくぞ書いてくれた」と感謝したくさえなります。 いやあ本当に巧い作家さんです 本作で奥田英朗を知った方には『オリンピックの身代金』『罪の轍』もぜひとも読んでみてください。 とてつもなく面白いですから | ||||
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…とつくづく考えされられる作品です。 | ||||
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