テスカトリポカ



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初公開日(参考)2021年02月
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長編小説

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テスカトリポカ (角川文庫)

2024年06月13日 テスカトリポカ (角川文庫)

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.33pt

テスカトリポカの総合評価:7.72/10点レビュー 215件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(8pt)

テスカトリポカの感想

なかなかハードで強烈な作品ですね。
かなり面白いです。どのように展開していくのか予想しづらいので、ゾクゾクしながら読み進めることができます。
特にⅡ章・Ⅲ章当たりの中盤は、秀逸な面白さです。
このペースなら、アマゾン5点なんだけど、Ⅳ章以降がちょっとショボかったかな。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

この書は

これまでに世界で起こったことであり、これから起こりうることであり、起こってほしくないことでもあります。
例えば、暴対法のため、ヤクザのしのぎがきつくなり、若者が半グレに流れ込み、裏社会が更に無秩序に、混沌とする日本。
多くの児童虐待が明らかになる中、未だに虐待から逃れられない子供たちがいる日本。
現代の日本で実際に起こっている、社会の歪みが、作品中でもかなり極端に、残虐な形で示されています。もちろん、本書に描かれているように、他国でも。

弱きものは暴力の連鎖から逃れられず、強きものも暴力の果てに滅びてゆく。
人間は所詮一人一人ばらばらの存在で、暴力=テスカポリトカの支配のもと、「われらは彼の奴隷」として、つかの間の生にひたり、いつの間にか死んでいく。
私たち人間の持つ残酷性、自己保全のために他者を切り捨てる酷薄さが、目を覆いたくなるような描写で、かつ淡々と叙述されていきます。


▼以下、ネタバレ感想

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tacu
GWKVNW0Y
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

テスカトリポカの感想

麻薬密売や臓器売買といえばミステリには今や定番化しているだろうが、佐藤氏の手にかかれば一筋縄ではいかない重厚な物語になる。
残虐なシーンがたびたび現れるが、独特な文体で淡々と進んでいくとページをめくる手が止まらないというのもわかる気がする。
登場人物が人間的なようでいて、なんだか残虐なだけの殺戮マシンになっているようで、怖さが募る。でもかといって残念さはない。
特に印象に残っているのは、コシモのいろんな意味での異常さと、リベルタのやさしさかな。
本作を読んでいる最中に直木賞受賞の朗報。とにもかくにも、いろいろ意見が取りざたされているようですが、受賞おめでとうございます。
初ノミネートで受賞も勲章です。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.212:
(5pt)

裏社会とアステカと…

物語が重厚過ぎる…!
相変わらず直木賞作品はほんとにハズレない。
面白かったー!
ただ、麻薬の密売や裏社会について深く書かれてる本なので、暴力とかグロが苦手な人は読まない方がよさげ。
裏社会の人も賢いんだなぁと思った…
そんな方法が…!って思わせられるような犯罪とかがいくつもあって、ちょっと組織犯罪の裏側を除いた気分。
個人的にはパブロとラバ・ラバが好きでした。
実写化とかして欲しいけど…絶対無理だろうなぁ
テスカトリポカ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.211:
(2pt)

よくわからなかった

雰囲気だけで途中で終了。

2009年、カンクンに行って、WBCの話で現地の人と、
ちょっと盛り上がったのを思い出した。。
テスカトリポカ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.210:
(5pt)

非常に面白い

分厚いですが,一瞬で読み終わりました!!
テスカトリポカ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.209:
(4pt)

とても斬新で面白かったが惜しい

大変面白く、ページを捲る手が止まらないような感じで一気に読みましたが惜しむらくはなんだか中途半端なところで終わったところ
海外ドラマのナルコスやブレイキングバッドのようにバルミロが悪の帝国を築き上げてからの破滅が見たかった
バルミロが息子同然に育て可愛がってきたコシモに殺されるという終盤の展開は良いと思ったが、血塗られたビジネスモデルを確立してこれから世界を席巻していくぞというところで極東の島国でバルミロがあっさり死んでしまったのでカタルシス感は少なめ
テスカトリポカ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.208:
(5pt)

乾いた暴力描写に引き込まれる傑作

直木賞選考の際に、あまりの暴力描写が受賞にふさわしいかどうか論議になったという作品。
バイオレンスな作品だとどうしても語り過ぎたり過剰な描写になり、過度にウェットな表現になりがちだが、あくまでも淡々と乾いた描写に徹することで逆にその暴力性や凶暴性が浮かび上がっている。ストーリーも間延びすることなく進んでいくので、最後まで飽きることなく楽しむことができた。
テスカトリポカ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186



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