硝子の塔の殺人



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初公開日(参考)2021年07月
分類

長編小説

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硝子の塔の殺人

2021年07月30日 硝子の塔の殺人

雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。 地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。 ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、 刑事、霊能力者、小説家、料理人など、 一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。 この館で次々と惨劇が起こる。 館の主人が毒殺され、 ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。 さらに、血文字で記された十三年前の事件……。 謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。 散りばめられた伏線、読者への挑戦状、 圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。 著者初の本格ミステリ長編、大本命!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.20pt

硝子の塔の殺人の総合評価:7.17/10点レビュー 196件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(7pt)

幻想的な物語

幻想的な表紙に惹かれ、購入を決意して本当に良かった。表紙に負けないぐらい作品も綺麗で美しく、何より結末を知った後で、もう一度読み返して楽しめる作品。少しアニメチックな台詞や行動に現実味を感じない事もありましたが、物語としては凄く楽しめた。数年後にまた読むのが今から楽しみ。

毬萌(真愛)
UHYAYSDC
No.4:
(8pt)

面白かったです。

よく練ってある。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

著者が合わないのか…

知念実希人さんの本を拝読するのは3冊目ですが、どれもこれもありきたりーと言うよりも、完全にどこかの小説をプロットごとそのまま持って来た感が凄まじいと感じます。
当本もそれで、ミステリの有名どころがふんだんに出てくるのですが、それが食傷気味で全く効果的に使えていないーこの作品をよりチープにしていくのみです。
恐らくこれが米澤穂信さんなら、全く違うものが出来映えになっていたんだろうなぁと思いながら、読まさせていただきました。


82QYAGNC
No.2:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

硝子の塔の殺人の感想

私が犯人だ、 から始まり、密室殺人、ダイイングメッセージ、人形の暗号
有名な建築家、読者への挑戦など歴代の探偵小説を作者名・作品名・蘊蓄を
からめて 一つの話にした ごった煮小説だ。
これを面白いと思うか、つまらないトリックしか思い浮かばなかったので
メタ小説にしたと思うかで評価が分かれるのだろう。
私は最後まで読めましたが、面白くはなった。
うざい探偵と魅力のない登場人物と情けない記述者。

jethro tull
1MWR4UH4
No.1:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

硝子の塔の殺人の感想

これは傑作。一つの到達点的な作品でした。
"本格ミステリ"と言えば?思いつくシチュエーションや要素がふんだんに盛り込まれています。

クローズドサークルの館を舞台に怪しい面々が集い密室殺人が発生する。
テンプレートのようなコテコテ要素。こういうのが好物な方はもちろん。そんなの今の時代見慣れたよという方へも一筋縄ではいかない展開が待ち受けています。

本書の好みの別れ所として、数々の先人たちの実在する作品名がミステリマニアよろしくの如く挙げられていきます。
綾辻行人の館シリーズが…島田荘司や探偵は御手洗潔がうんぬん…アガサクリスティやエラリークリーンやホームズ…etc...
悪く言えば他作に便乗していたり、衒学的なノイズを感じられる為、この点は少し読んでいて気恥ずかしい印象を受けます。ただ読み終わってからの印象は好感でした。先人たちのミステリを引用し継承して生み出された本作は、数学の証明が解き明かされたような歴史をも感じました。数学の証明は過去に解明された証明の積み重ねにより未解決問題を解き明かします。そのような歴史の受け継がれている様を模しており、ミステリの過去作を用いてここ数十年のミステリの歴史の集大成を感じた次第です。

あと、やはり優れている点は文章の読み易さです。以前から著者の本は読み易い。
ネタバレ無しなのであまりここでは書きませんが、本当にいろんなミステリ要素が盛り込まれています。企画として色んなものを詰め込もうというのは誰でも発想できますが、それらが煩雑にならずに綺麗に作品として混ざり合えているのは本当に凄いと思いました。

斬新やら驚きを求める人にはちょっと期待外れになってしまいます。
そうではない所で本書は凄い事をしています。今の若い世代に対しては新本格ミステリが登場した頃の衝撃を味あわせたい。これを読んでもっとミステリの深みにはまって欲しいという思い。古くからのミステリ読みには懐古的にも楽しめるように要素を豊富に混ぜ込んでおく。そんな意図を感じられた作品でした。
例えば著者は今までライトミステリの方向で読者を掴んでいます。それらの読者が今回の本格ミステリを楽しみ、作中に登場する作品たちに興味がわけばミステリにハマって行くわけです。
綾辻行人の『十角館』を気に入り、作中に出てきたエラリークイーンやカーを読んでみたくなる。そういう読者の未来への影響も取り入れ考えられているのでしょう。既存の作家の方々を巧く巻き込んだ一冊という事も感じられた作品でした。ミステリ界で話題になってしまう事も想像できます。書店にしてもこの本が売れれば他の本も売れる期待値が秘めているので話題になります。読者としても読んだ人同士で、ここの要素はあれだよねと非常に盛り上がるネタが豊富。などなど、気づくたびに作者の意図が感じられ驚かされた次第です。
改めて書きますがこれらの要素がちゃんとまとまって読み易い物語になっている作家の力が本当に凄い。ネタだけなら他作を浮かびますが本作はそのクオリティが本当に良かった。人により内容が好みに合わなかったとしても違和感なくサクサク読んでいる事でしょう。整った構成と文章力がないとできないと感じさせられます。

余談で点数について。
最初は8-9点ぐらいの気持ちであり、本作は万人向けではなく少しマニア向けで、オリジナルや斬新な物語ではなく他作品の影響力や身内ネタをよぎってしまう所が少しモヤモヤしました。特段震えるような驚きがあったわけでもなく、斬新な仕掛けを味わったわけでもないです。ですが著者のミステリが好きな気持ちをとても強く感じる所、読んだ後にじわじわと要素要素が蘇って話題に尽きなくなる豊富な点、これらが忘れられない1冊である事を考えて満点としました。

好みは人それぞれですが、ミステリが好きなら見逃せない一冊です。非常に印象的で満足な作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.191:
(5pt)

ゴールにしてスタートライン

島田荘司にはじまる新本格ムーブメントの集大成的な作品を島荘の主催する新人賞でデビューし、しかし軽めの冒険小説やデスゲームものの書き手とみられていた知念実希人が書くというので万全の体勢で読書しやすい環境を作ってから読んだ

知念さんらしい読みやすい文体で魅力的なキャラクターたちが繰り広げる密室遊戯

事件が解決した後も二転三転し爽快な結末を迎える

裏表紙にはミステリファン必読の書!とあるがむしろこれから本格ミステリにはまりたいという人に薦めたい
硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)より
4408559768
No.190:
(5pt)

想像できない結末

読みやすく、スラスラと読める。
伏線の回収も素晴らしいし、二重の意味でのメタミステリー
硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)より
4408559768
No.189:
(2pt)

半分耐えると進む本

『方舟』や『6人の嘘つきな大学生』の雰囲気で、ストーリーの背景は大してありません。ただ時系列に読み解いていく。
好みと言われればそれまでですが、本の半分までが長く感じて…。残り三分の一は楽しめましたが、読後の読み切った感や充実感はなかったです。
最後の展開は斬新で面白いかなと思います。
硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)より
4408559768
No.188:
(5pt)

やば、、、、、、、、、、、、、、、、

最初から最後までやばい。
最高でした、、、、、、、、、、、、、
硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)より
4408559768
No.187:
(5pt)

良くあるクローズド・サークル館ものと見せかけておいて実は…

最初は碧月夜のミステリオタクぶりに、ラノベのようだとうんざりしたが、後半の展開で俄然面白くなった。正にミステリオタク、名探偵オタクに捧げられるべき小説。映像化希望。
硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:硝子の塔の殺人 (実業之日本社文庫)より
4408559768



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