爆弾



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爆弾
爆弾 (講談社文庫)
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初公開日(参考)2022年04月
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長編小説

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爆弾 (講談社文庫)

2024年07月12日 爆弾 (講談社文庫)

東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。 たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。 直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。 「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。 警察は爆発を止めることができるのか。 爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

爆弾の総合評価:7.28/10点レビュー 177件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

無敵の人に翻弄される刑事たちが、ちょっとダルいが

2023年版の国内ミステリーランキングで2冠を獲得した大ヒット作。連続爆弾事件を実行する、悪意の塊のような中年男に振り回される刑事たちの焦燥と戦慄を描いたサスペンス・ミステリーである。
軽微な傷害事件で逮捕された冴えない中年男が取調べの刑事に爆弾事件を予言し、事実、爆発が起きた。しかも、この後、二度、三度と爆発が起きると言う。予言しただけで肝心の情報を漏らさない男に対し、警察はあの手この手で情報を引き出そうとするのだが、男はのらりくらりとはぐらかすばかりで、逆に刑事たちが心理的に翻弄されてしまう。次の爆発を防ぐために情報を得たい警察の焦りを狡猾に利用する男の悪辣さ、それと対照的な真面目な刑事たちの情の深さと弱さが見事なコントラストを見せ、日本のミステリーでこれほど反感を招く悪役も珍しい。さらに、犯行の動機には社会に対する得体の知れない悪意があり、しかも警察内部の人間関係が捜査の進展を複雑にしてサスペンスを盛り上げる。ストーリーの中盤、無敵の男と刑事がクイズ合戦を繰り広げる部分は白けるが、それを補って余りある緊張感とスピードがある。
警察ミステリーのファンのみならず、多くの方が楽しめるサスペンス・ミステリーとしてオススメする。

iisan
927253Y1
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

爆弾の感想

中盤まではなかなか面白かったですね。
特筆すべきは「スズキタゴサク」という登場人物のサイコなキャラ。これが際立って、ゾクゾクしながら読むことが出来た。
特に伊勢という若手刑事を嵌め込む辺りは、何かしらの悲惨な結幕が予見され、痺れる感覚です。
まあしかし、こうしたヒリヒリした展開はこの辺までかな。
取り調べの刑事が類家に代わり、スズキとのやり取りが長々と続くわけだが、徐々に謎かけ合いのクイズ同好会の様な展開になり、息詰まる心理戦という緊張感が消失してしまった。
そして最後辺りは、得体の知れないスズキも、いわゆる凡人の田吾作になり、ドタバタしながら終わってしまったような印象。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

爆弾の感想

警察小説の爆弾もの。
爆弾による緊迫感。愉快犯との頭脳戦。先が気になる展開で止め時が見つからない読書でした。非常に面白かったです。

著者の作品は初読み。年末のミステリランキングで目にしたので手に取りました。今まで著者の本は凄く難しそうで硬派なイメージを持っており、手に取る事を躊躇していました。ランキングを切っ掛けに手に取ったわけですが、そんなイメージは杞憂でして大変読み易いエンタメでした。食わず嫌いだったと思った次第。

スズキタゴサクという不気味なキャラが強烈で良い。いわゆる無敵の人であり常識が通用しない相手。警察を翻弄し次に何をしてくるのか、そして何を考えているのかが不安と期待で読んでしまう。この気持ちは著者の悪だくみが組み込まれており、読者は傍観者だから楽しんでいるという毒を感じました。そう表現する登場人物やセリフもあり巧いなと思います。

非常に楽しめた読書だったからこその気持ちですが、欲を言うと最後の結末への展開が駆け足に感じました。前半、中盤、後半と8割ぐらいまではハラハラドキドキで警察と一緒に翻弄される読書でしたが、最後の終盤だけ正答だけ突き進んで物語が急に終わってしまって置いてけぼりになった気分なのが少し勿体ない。印象としては推理して真相に辿り着くのではなく犯人や神の声で真相を全部喋っちゃった系の感覚。ページ数を400台に収める為に削られたのかなとも感じ、もう少し推理模様があれば本格ミステリとしても行けたんじゃないかと感じました。と、面白かったゆえの欲ですね。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.174:
(1pt)

この文体は自分には合わない。

会話文の多くで発話者が誰なのか考えなければならない。これはストレスでしかない。
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705
No.173:
(5pt)

会話の面白さです

声に出して読むことで納得性が高まると思います
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705
No.172:
(5pt)

「このミス」一位を読んで損はない!おススメします。

後半ハラハラしながら、この話はどこに着地するのか?と思いながら読む手を止められませんでした。ラストまで緊張感を維持させた作者の力量は大したものです。似た読後感を味わったのはジェフリー・ディーバーの「リンカーン・ライム」シリーズ。その出来の良い作品に当たった時のようでした。日本のミステリとしては稀有な経験でした。
あらすじは他の方に任せて、主人公の爆弾魔スズキタゴサクの人物造形が出色で、その思考回路や語ることの気色悪さにゾクゾクします。その異常な、でもひょっとしたらいるかもしれないと思える人物の語ることは、取調室の刑事たちも翻弄させます。その取り調べを通じて刑事たちの持つ「囚われている」心情も吐露されます。作者は本作を通じてすべての人の中にある「囚われていること」を書きたかったのかもしれません。
ともあれ、2023年の「このミス」一位。逃しましたが直木賞候補作になったのも頷ける一作でした。
残念なところを一言だけ。取調室で刑事たちが入れ替わりながら爆弾魔スズキタゴサクと対峙しますが、入れ替わりすぎでしょう。その分ちょっと散漫になりました。
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705
No.171:
(5pt)

これは面白い!

最初から最後まで飽きません
一気に読みました
久々に面白い作品に出会えました
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705
No.170:
(3pt)

【ネタばれあり】石川啄木の詩

著者はさぞかし頭がいいんだろうなあと思いながら読み進めるも、ちょっと長かったですね...
スズキと清宮とのやり取りのあたりが特に。
その辺は飛ばし読みして、タネあかしがされてから慌ててちょっとバック。笑
清宮から類家に交代してからはギアチェンジしてひととき痛快に。類家やるじゃん。
そしてアパートに導かれるあたりがハイライトかなと。
フィクションとはいえ、こんなに頭の切れる落伍者います?笑
なんていうか、読んでいてもあんまりハラハラしないんですよね。
浮世離れしたスズキの存在に回りが追いついてこれていないのか、作品全体がぼやけてしまっている印象。
最後の締め方もなんだか微妙でした。
たまに映画セブンが脳裏をかすめました。
続編もあるようですが私は読みたいとは思いません。
爆弾Amazon書評・レビュー:爆弾より
4065273471



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