爆弾



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爆弾
爆弾 (講談社文庫)
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初公開日(参考)2022年04月
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長編小説

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爆弾 (講談社文庫)

2024年07月12日 爆弾 (講談社文庫)

東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。 たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。 直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。 「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。 警察は爆発を止めることができるのか。 爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

爆弾の総合評価:7.09/10点レビュー 192件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

無敵の人に翻弄される刑事たちが、ちょっとダルいが

2023年版の国内ミステリーランキングで2冠を獲得した大ヒット作。連続爆弾事件を実行する、悪意の塊のような中年男に振り回される刑事たちの焦燥と戦慄を描いたサスペンス・ミステリーである。
軽微な傷害事件で逮捕された冴えない中年男が取調べの刑事に爆弾事件を予言し、事実、爆発が起きた。しかも、この後、二度、三度と爆発が起きると言う。予言しただけで肝心の情報を漏らさない男に対し、警察はあの手この手で情報を引き出そうとするのだが、男はのらりくらりとはぐらかすばかりで、逆に刑事たちが心理的に翻弄されてしまう。次の爆発を防ぐために情報を得たい警察の焦りを狡猾に利用する男の悪辣さ、それと対照的な真面目な刑事たちの情の深さと弱さが見事なコントラストを見せ、日本のミステリーでこれほど反感を招く悪役も珍しい。さらに、犯行の動機には社会に対する得体の知れない悪意があり、しかも警察内部の人間関係が捜査の進展を複雑にしてサスペンスを盛り上げる。ストーリーの中盤、無敵の男と刑事がクイズ合戦を繰り広げる部分は白けるが、それを補って余りある緊張感とスピードがある。
警察ミステリーのファンのみならず、多くの方が楽しめるサスペンス・ミステリーとしてオススメする。

iisan
927253Y1
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

爆弾の感想

中盤まではなかなか面白かったですね。
特筆すべきは「スズキタゴサク」という登場人物のサイコなキャラ。これが際立って、ゾクゾクしながら読むことが出来た。
特に伊勢という若手刑事を嵌め込む辺りは、何かしらの悲惨な結幕が予見され、痺れる感覚です。
まあしかし、こうしたヒリヒリした展開はこの辺までかな。
取り調べの刑事が類家に代わり、スズキとのやり取りが長々と続くわけだが、徐々に謎かけ合いのクイズ同好会の様な展開になり、息詰まる心理戦という緊張感が消失してしまった。
そして最後辺りは、得体の知れないスズキも、いわゆる凡人の田吾作になり、ドタバタしながら終わってしまったような印象。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

爆弾の感想

警察小説の爆弾もの。
爆弾による緊迫感。愉快犯との頭脳戦。先が気になる展開で止め時が見つからない読書でした。非常に面白かったです。

著者の作品は初読み。年末のミステリランキングで目にしたので手に取りました。今まで著者の本は凄く難しそうで硬派なイメージを持っており、手に取る事を躊躇していました。ランキングを切っ掛けに手に取ったわけですが、そんなイメージは杞憂でして大変読み易いエンタメでした。食わず嫌いだったと思った次第。

スズキタゴサクという不気味なキャラが強烈で良い。いわゆる無敵の人であり常識が通用しない相手。警察を翻弄し次に何をしてくるのか、そして何を考えているのかが不安と期待で読んでしまう。この気持ちは著者の悪だくみが組み込まれており、読者は傍観者だから楽しんでいるという毒を感じました。そう表現する登場人物やセリフもあり巧いなと思います。

非常に楽しめた読書だったからこその気持ちですが、欲を言うと最後の結末への展開が駆け足に感じました。前半、中盤、後半と8割ぐらいまではハラハラドキドキで警察と一緒に翻弄される読書でしたが、最後の終盤だけ正答だけ突き進んで物語が急に終わってしまって置いてけぼりになった気分なのが少し勿体ない。印象としては推理して真相に辿り着くのではなく犯人や神の声で真相を全部喋っちゃった系の感覚。ページ数を400台に収める為に削られたのかなとも感じ、もう少し推理模様があれば本格ミステリとしても行けたんじゃないかと感じました。と、面白かったゆえの欲ですね。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.189:
(3pt)

久しぶりに2回目読んだら…。

「このミステリーがすごい!2023年」第1位ということで、期待して購入。1回目読んだときは、スズキタゴサク以外何も印象に残らず、ダラダラと読み進めて終わりました。この時点では☆1つ。

今回映画化されるとのことで、もう1度読み直したら、意外に面白かった。プロットは良いしスズキタゴサクのキャラがいいかなと思います。映画ではこのスズキタゴサクを佐藤二朗さんが演じるとのことで、ぴったりだと思いました!映画の期待も込めて☆3つ。

残念な点は、登場人物が、似たような人ばかりで、今誰が話してるのか、誰の気持ちなのかが凄く分かりづらいです。あと女性のセリフで言葉遣いがおかしかったり、使われている言葉、例えば「独り言ち」や「いきれ」など、普段耳慣れない言葉を多用しすぎな気がしました。

登場人物に感情移入しながら読書をたのしむ自分としては、☆5はないなと思います。続編があるそうですが、購入はしないですね。3年後くらいに図書館で借りようかな。
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705
No.188:
(5pt)

些か「しゃべりすぎ」が気になるが、本当に面白い

さえない中年の男が微罪で警察に捕まる。もともとホームレスだったこの男、自称「スズキタゴサク」は
自分の霊感ですぐに爆弾が爆発すると予言する。これが実現すると警察は大きな衝撃を受ける。
彼と本庁からやって来た尋問の専門刑事との息詰まるやり取り。スズキは多弁な中でヒント、いや
クイズを出しながら警察を翻弄する。やがて東京は大惨事に襲われることになる。もちろん、この
スズキが発するクイズのようなヒントを解くというミステリー的要素はあるが、やはりこの警察側とスズキとの
尋問のやり取りはまさに「呉勝浩ワールド」全開だ。名もない人間は果たして世間で生きる価値が
あると思われるのか、マスというひとくくりの人間の集まりの中で、人命の優先順位はありうるのか。
やがてこれらの大量殺戮事件は、ある有能な老刑事の自殺に関連することが分かってくる。
その後の展開の速さとダイナミックさ。些か、この作者独特の「しゃべりすぎ」が気になるが、
面白くて一気読み必至の作品である。
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705
No.187:
(2pt)

ダークナイトがやりたかったのか?

映画化するという事で拝読
はっきり言って面白くなかった
刑事と犯人の騙し合いではなく妄想を取り調べ室で話でいるだけで終了してしまったのはどういう事なのか?
スズキというヴィランに全然魅力を感じない
ジョーカーを演じさせようとしてるのが何とも…
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705
No.186:
(3pt)

気負い過ぎ?

数々の賞を受賞しているということで、逆に厳しめに読んでしまった。
一番大きな疑問は「こんな犯人いるか?」というもので、このモヤモヤが最後までアタマから離れなかった。
爆弾の犠牲者の描かれ方や報道のされ方も、リアリティが足りない。
また、登場人物のキャラがそれぞれ立ち過ぎていて、とっ散らかっている印象。
そして、ときどき誰が言っているのか、わからないセリフがあって混乱した。
荒唐無稽なストーリーを持て余し、まとめきれなかった、やや気負い過ぎ、というところか。
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705
No.185:
(3pt)

描写が細かい

本作の目の付け所、ストーリーと展開、犯人と取調官のやり取り、それぞれの人物設定等面白い。
しかし描写が細かすぎる。犯人の独白、取調官の胸中等の描写が細かすぎて長くなってしまい、次の展開が知りたいのになかなか進まないもどかしさを感じた。
物語の眼の付け所、人物像も魅力あるのにもったいなく感じた。
爆弾 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:爆弾 (講談社文庫)より
4065363705



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