此の世の果ての殺人



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初公開日(参考)2022年08月
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長編小説

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此の世の果ての殺人 (講談社文庫)

2026年03月13日 此の世の果ての殺人 (講談社文庫)

小惑星が衝突し、地球は滅亡する。世界は混乱を極め人間は日本からほぼ消えた。小春は小さな夢を叶えるために自動車学校で教習を受け続けるが、ある日、車内に惨殺体を発見する。犯人はどうして今、罪を犯したのか。人生を諦観する少女と妄執的な正義に生きる教官の、人類最後の謎解きが始まる。第68回江戸川乱歩賞受賞作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

此の世の果ての殺人の総合評価:7.26/10点レビュー 54件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

此の世の果ての殺人の感想

「第68回江戸川乱歩賞受賞作、 選考委員満場一致」との触れ込みで手にした小説。
なかなか序盤のつかみは良い。小惑星「テロス」が日本に衝突。2か月後には確実に死ぬ。
そんな極限の状況で、主人公は太宰府で自動車の教習を受ける。
山道教習では、途中で落下してきた首つり死体に教習車が激突したり、行き先のダムでは生きる希望を失った人間の自殺場となっていたりと、非日常の世界を描いている。
そんな中、主人公小春は、なぜこの時期敢えて自動車学校に通うのか?そもそも自動車学校がなぜ営業されており、唯一残っていた指導教官イサガワ先生とは一体何者なのか?

ここまでは、今後の展開期待大ですこぶる良かった。
しかしながら、その後の展開は、ある殺人事件の謎解き小説。
ハッキリ言って、この謎解きは陳腐である。せっかくの究極の極限状態という設定が、あまり活かされていない。
そもそもこんな状況で、殺人事件の犯人探しなんて、超非現実的。ありえない。
登場人物の生い立ち、背景、性格、心理描写、この辺りの記述が妙に軽くて表面的。
描写・文体もこなれていないというかちょっと、幼い感じ。
結局、テーマの割にはライトすぎるという感覚か。

ということで、あまり高評価は与えられなかった。
ただ、序盤が気に入ったので、中庸点の5点とした。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

此の世の果ての殺人の感想

古風な印象さえあるタイトルに対し、さすがは史上最年少の乱歩賞作家だけあり、軽いけどストーリーはしっかり、テーマの選択、絶望的な将来しか見えないのに人物たちがむしろ軽やかに行動して陰鬱にならないところ、それに構成も新人とは思えない程うまい。リアリティこそないものの情景がはっきりイメージできるのは、先行きが楽しみな作家といえる。あとは本作が最高傑作にならないよう、進化していくことを祈るのみ。

本好き!
ZQI5NTBU
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

此の世の果ての殺人の感想

これは面白かったです。
2022年度の江戸川乱歩賞受賞作品。

地球に小惑星が衝突し滅びる定めとなった終末もの。主人公はそんな世界の中で自動車教習所に通い運転を学んでいる。という始まり。

世界崩壊を舞台になんで教習所?というチグハグさがまず印象的でした。
江戸川乱歩賞は昨年『老虎残夢』の特殊設定ミステリが受賞した事から、今年も特殊設定ミステリを採用しエンタメ系の流行に乗る変わり種かと思った次第です。
ですが先に伝えておきますと、中身は災害小説としての日常や社会的テーマも絡めた堅実な本格ミステリでした。

災害小説における死体が道端に転がっているなどの非現実的要素が日常化されており、生きる希望を失った者、最後まで生き抜こうとする人々のドラマを感じる物語。教習中の車に乗り不慣れな運転で街を移動する様はロードノベルのような味わいも感じられました。主人公は著者と同じ23歳の女性。社会に出たての者の不安や、弟の面倒を見る姉としてしっかりしなくてはいけない気張った心境など主人公の等身大が描かれているのが印象的でした。
総じて文章が大変読み易く情景が浮かびやすいのでドラマや映画を見ているような気分にも感じた次第です。

ミステリとしては大きなインパクトがある訳ではないのですが、作り方が巧いと感じる所が多くてそれでこうなっているのか~と印象に残る所がしばしばありました。
終末ものと自動車教習の組み合わせは最初不思議でしたが、読み終わってみれば納得。
結末&読後感も良かったです。

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egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.51:
(2pt)

とても古典的なミステリ

設定は一見斬新だが、中身はとても古典的
希薄な動機でヒトがバタバタ死んでいくのが、
面白いと思われていた30年前のミステリ
なので、賛辞しているのは昔の巨匠たち
設定が裏目に出て真犯人はすぐ分る
ストロベリーナイトの劣化版
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.50:
(2pt)

ありふれたサスペンス

特に目新しさのない、ごくありふれたサスペンス。
精々3ヶ月後に隕石の衝突で世界が終わる、という設定くらいか。
それにしたってSFの世界ではありきたりだし、物語の中でもそれがうまく機能していたとは思えない。
とにかく綺麗事みたいな物語だった。こんな終末期でも日常の常識は失わないぞという綺麗事。いじめをしていた加害者たちが集まる理由もしょうもなく、それに綺麗事みたいな動機で足を運ぶ被害者。
登場人物にしても画に描いたようなテンプレ的なひとばかりだし。
ひっかかるものがないからスムーズには読めるけど、あまりに何もなく進むから面白みがない。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.49:
(5pt)

終末世界×ロードムービー×ミステリーの三重奏による傑作

ミステリーの新機軸として、通常の世界ではなくファンタジー要素を組み合わせる作品があるが、ほとんどの場合はそれによってある種の閉鎖空間や密室状況を作り出すことに狙いを定めている。
が、この作品は逆にオープンな場所でロードムービー的に展開させるという、非常に珍しい方向性を提示してきた。これによりミステリー要素は若干薄くなったが、ストーリー展開という点では非常に面白い流れを生み出すことができており、最後まで飽きることなく読み進めることができた。キャラクター造形もメインキャラだけでなく、サブキャラも魅力的な肉付けがされていることが多く、そういう意味ではもし映像化しても十分楽しめそうな印象だった。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.48:
(5pt)

好き

メランコリアの様な終末世界で起こった殺人事件の犯人捜しをするというのが面白い。
登場人物は少ないが、その分キャラクタの掘り下げは各人じっくり行われており、最後には感情移入したしまった。ドライな世界観と語り口ながら爽やかな結末を迎えたのはひとえに著者のおかげ。読んでいてストレスの無い文体だし、確かに注目新人と騒がれるのも納得。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203
No.47:
(1pt)

読むに値しない。

これが賞を取った作品? 何かの間違いではと思ってしまう。
最後の選考者の選評を読んでも絶賛されているが、私の感覚がおかしいのか?と不安になるほどの違和感しかない。
主人公の思考に全くついて行けないが、最近の若い人はこれに共感を覚えるのか?
ストーリーに全く説得力が無いし、感情表現も極限状態にある人間の深い部分を少しも表現できていない。
此の世の果ての殺人Amazon書評・レビュー:此の世の果ての殺人より
4065289203



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