道徳の時間



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

5.75pt (10max) / 4件

5.18pt (10max) / 11件

Amazon平均点

2.83pt ( 5max) / 30件

楽天平均点

3.52pt ( 5max) / 34件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
3pt
サイト内ランク []D
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2015年08月
分類

長編小説

閲覧回数6,956回
お気に入りにされた回数6
読書済みに登録された回数18

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

道徳の時間 (講談社文庫)

2017年08月09日 道徳の時間 (講談社文庫)

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。現場には『生物の時間を始めます』『体育の時間を始めます』といったメッセージが置かれていた。そして、地元の名家出身の陶芸家が死亡する。そこにも、『道徳の時間を始めます。殺したのはだれ?』という落書きが。イタズラ事件と陶芸家の殺人が同一犯という疑いが深まる。同じ頃、休業していた伏見のもとに仕事の依頼がある。かつて鳴川市で起きた殺人事件のドキュメンタリー映画のカメラを任せたいという。十三年前、小学校の講堂で行われた教育界の重鎮・正木の講演の最中、教え子だった青年が客席から立ち上がり、小学生を含む300人の前で正木を刺殺。同期も背景も完全に黙秘したまま裁判で無期懲役となった。青年は判決に至る過程で一言、『これは道徳の問題なのです』とだけ語っていた。証言者の撮影を続けるうちに、過去と現在の事件との奇妙なリンクに絡め取られていくが、「ジャーナリズム」と「モラル」の狭間で、伏見はそれぞれの事件の真相に迫っていく。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.75pt

道徳の時間の総合評価:5.68/10点レビュー 34件。Dランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

道徳の時間の感想


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

なおひろ
R1UV05YV
No.3:
(5pt)

道徳の時間の感想

第61回江戸川乱歩賞受賞作。「これは道徳の問題です」とだけ自供して黙秘を続ける男。謎の提示が魅力的でしたが中弛みを感じてしまいました。動機特定の手がかりと真の動機解明に意外性を感じられたので読後感は悪くありませんでした。

水生
89I2I7TQ
No.2:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

道徳の時間の感想

「道徳の時間」というタイトルともちろん内容も最近の乱歩賞受賞作の中では秀でていると思います。
また、犯行の様子が収められたビデオの件もビジュアル的でその映像が手に取るようにわかる。
こういったビジュアル的な作品が今後も人気になっていくんでしょうか。
登場人物は、越智冬菜の能面女ぶりがいい意味でも悪い意味でもイライラしてくる(笑)
主人公が困惑しまくりな様子が面白い。(こんな女は身近にいてほしくないですが)
あとは結末に向かう部分がもう少しわかりやすく描かれていればなおよかったと思います。
少し頭の中を??が渦巻いてました。

それにしても、単行本巻末の選考委員の選評のうち、池井戸潤さんの選評が秀逸!
いつもこれを読みたくて単行本を購入しますが、これほどまでに気持ちを表に出した選評は珍しいし、読んでいて噴出してしまいました(笑)

本好き!
ZQI5NTBU
No.1:
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

「道徳の時間」の感想

2015年度の江戸川乱歩賞受賞作品です。
以前のある時期には、受賞作と言ってもあまり面白くない作品が続いたこともありましたが、このところ、「カラマーゾフの兄妹」や「闇に香る嘘」といった、レベルの高い作品が受賞したと言う事もあって、本屋さんで見つけて、すぐに買ってきて読み始めました。
タイトルの「道徳の時間」と言うのも、なかなか良いですね。

話は、いろんな謎が次々に出てきて、なかなか面白かったです。この散らばっている謎を、どのように収束させるのかが楽しみで、一気に読んでしまいました。
読ませる筆力もあるなぁと、ちょっと感心して読んでいましたが、最後になってそれらが上手く一つに収束できずに、どこかに不時着してしまった・・・というのが読後感です。

主人公のビデオジャーナリスト・伏見が、休業に追い込まれた(らしい)と言う過去の事件を引きずっており、それが少しずつ明らかになっていきますが、どう考えてもそんな事で休業してしまうとは思えません。
また、13年前の事件で、裁判では黙秘を続けていたという容疑者の背景や動機も、なにか肩すかしを食った様な感じですし、最後の落ちについても、予想が付いていた(誰にでもわかる)事なので、驚くほどのことではありませんでしたし、逆にちょっとがっかりしたと言うのが、率直な感想です。

残念ながら、江戸川乱歩賞の受賞作も、以前のレベルに戻ってしまった様で、これなら「受賞作なし」でも良いのに・・・と思いました。
むりやり受賞作を作ってしまったという印象です。

トラ
WFY887SY
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.30:
(4pt)

犯人の動機の微妙さ、だが骨太の社会派推理小説

この著者のデビュー作であり本書は最終その年の江戸川乱歩賞を受賞するが、一部選考委員から
強い指摘を受け文章を大きく修正させられたと文末の解説で知る。我々が今読んでいるのは修正
後の作品だが、本書のメインストーリーとなる2001年の教育者殺人事件の犯人の動機も些か複雑すぎる
感は否めないと思う。しかしながら、深い謎解きを伴った社会派推理小説として秀逸の作品である
ことには違いない。この2001年で逮捕されたのは被害者の教え子でなんの抵抗を試みることなく
罪を認め15年の刑に服している。この事件の舞台となる関西のある県に帰ってきて燻ぶった
生活を送る気鋭のビデオジャーナリスト伏見はある日越智という女からこの事件を扱ったノンフィクションビデオの
カメラマンになるように依頼される。この事件をメインにしながら、伏見の住む町で起こる不可解な
数々の事件の謎解きが並行して描かれていく。この作品では随所で、ジャーナリズムのあり方、教育の
持つ意味と限界、そして筆舌に尽くせぬ劣悪な生活環境で生きざるを得ない人間たちの持つ
「道徳観」等々、くどくない形で掘り下げられていく。推理小説の枠を超えて、そのような掘り下げは
深くて読者を引きずり込んでいく。デビュー作とは思えぬ骨太の作品に仕上がっていると思う。
道徳の時間Amazon書評・レビュー:道徳の時間より
4062196670
No.29:
(3pt)

良く出来てるが、好きでない

<ネタばれあります>江戸川乱歩賞で意見が割れたとのことだが、どちらかというとわたしは池井戸潤に賛成かな。文庫本解説で解説者が元少年aの本を例に挙げて本書の犯人の「動機」について擁護していたが、殺人者が殺人のあとで本を書くのと本を書くために殺人をするのでは全然違う話でしょう。やはり動機はちょっと荒唐無稽と思う。人間ドラマが良く書けてるという書評もあったが、どこが?横山秀夫や池井戸潤なんかと比べるとぺらぺらでしょう。最後の方の夫婦の会話なんておぞましい限りだし主人公のとがったもの言いとかうっとうしくて、かえってテクニカルでドライな作風の方が良かったと思う。と悪口ばかりだがまあ駆け出しの段階でこれだけ書けるのは驚異的とは言える。
道徳の時間Amazon書評・レビュー:道徳の時間より
4062196670
No.28:
(3pt)

作中の犯人と映像監督の動機

直前に読んだ朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』にも関連して、作中の犯人と映像監督の動機が"生きがい"で印象的。
道徳の時間Amazon書評・レビュー:道徳の時間より
4062196670
No.27:
(3pt)

なかなか

なかなかの読みごたえ
道徳の時間Amazon書評・レビュー:道徳の時間より
4062196670
No.26:
(2pt)

色々腑に落ちない

読んでて期待感はあるし、展開も悪くないけど、いくつか怪しいところもある。
粗探しする気はないが、読後感がパッとしない。
なんというか、期待してたカタルシスと違った。
道徳の時間Amazon書評・レビュー:道徳の時間より
4062196670



その他、Amazon書評・レビューが 30件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク