スワン
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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2020年の吉川英治文学新人賞、日本推理協会を受賞した長編小説。大型ショッピングモールで起きた無差別銃撃事件をめぐり、事件関係者が現場で起きた謎の解明を強制されるという、特異なシチュエーションの心理ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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最序盤から圧倒されました。その後にその裏側を丁寧に紐解いて行く構成は斬新で、今年読んだ本の中ではトップクラスに楽しめました。 | ||||
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呉勝浩氏の作品は初読み。凄い作品だと思った。被害者なのに悪人になってしまう理不尽さ。切羽詰まった時に人間がとる行動。自分ならどうなるだろう。それにしても、スワン、白鳥、バレエ。上手く掛け合わせている。映像で観たい作品だ。 | ||||
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近在の老若男女が集まる巨大ショッピングモール「スワン」、よく晴れた春の休日にこの建物内で複数の男による凄惨な無差別殺人事件が起こる。3Dプリンターで模造されたたハンドガンと日本刀によって無意味に殺害されたのは、老人、老婆、若者、子どもを含む21人という悲痛な事件。しかしこの小説においてこの事件は起点に過ぎない。からくも生存した彼女ら彼らのうち数人が事件の謎を解明するべく「お茶会」に招かれる―― とてもいい小説の感想は「とにかく読んで」という短文になりやすいが、これもそんな一冊。 作中にもあるようにモチーフは「悲劇の総括」。犯人は卑劣にも「自決」という手段をとることで、否が応もなくその罪を生存者たちに押しつけることになる。事件の部外者が「生存者に罪人の烙印を押す」心理、そして生存者たちの、あのときの行動は間違っていたのではないか、もっと他にやりようがなかったのか、という自責の念が登場人物たちを苦しめる。これも作中にあるように「すでに起こってしまい、終わってしまった悲劇」すなわち「もはや絶対に解決しないこと」をあえて「乗り越えようとする」という重いテーマにこの小説は真っ向から挑んでいる。 それにしても、事件の描写や文章で、あきらかに作者が映画、映像が好きなタイプだとわかるのに、「ミステリ小説」というトリックに拘泥しているため、却って「映像化不能」になっていることが逆説的でとても興味深い。そして呉勝浩の描く女性主人公はとても魅力的。 | ||||
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とても良いのですが、なぜか全体では★4つくらいの評価。初見ではいろいろと複雑ですが、最終的な納得感は高いと感じました。この方の作品は初めてでしたが、他のも読んでみたいですね。 | ||||
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爆弾シリーズが良すぎた。 | ||||
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