人を守るとはどういうことなのか? 知力、体力、先読み能力。

華族に生まれ陸軍中将の妻となった顕子は、退屈な生活に惓んでいた。

戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪れた私立探偵のフェアフィールドは、調査の交換条件として、囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。

「皆さん、お静かに。動かないでください」。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。

堀川次郎は高校二年の図書委員。

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。

春を迎え高校2年生となった奉太郎たちの“古典部”に新入生・大日向友子が仮入部する。

雪に囲まれた廃墟の塔で密室殺人が発生。

学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。 政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。

逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。

人は時折、勇気を試される。 落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。

この一冊で世界が変わる、かもしれない。 実業之日本社創業120周年記念! 小社文庫限定の書き下ろしあとがき収録。

首折り男は首を折り、黒澤は物を盗み、小説家は物語を紡ぎ、あなたはこの本を貪り読む。

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。

僕の小説の中では もっとも本格ミステリー度が 高い自信作です。

家裁調査官の武藤は貧乏くじを引くタイプらしい。無免許事故を起こした19歳は、近親者が昔、死亡事故に遭っていたと判明。

札幌の実業家系赤渡雄造のバラバラ死体が2つのトランクに詰められて、自宅に届けられた。

さらし首の名所・暗闇坂にそそり立つ樹齢2000年の大楠。

昭和61年8月18日、上野駅の隣接したホームに前後して到着した上越、東北新幹線の中から女と男の服毒死体が発見された。

東京都内の雑居ビルの放火事件で、若い男性ガードマンが焼死する。

虚栄の都・ハリウッドに血で爛れた顔の「怪物」が出没する。

名門・聖真女学園高校の「開かずの間」で、少女が死んだ。「魔女」という謎の言葉を残して―。

奇天烈な洋館に集まった人々は目を疑った。六年前に殺された女流作家そっくりに、その妹が変貌していたのだ。

大いなる謎を秘めた館、黒猫館。

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー! 検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

すべてが、反転。 あなたは探偵の推理を推理することができますか? 綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。

銃撃テロを生き延びた五人。

念願の詩集を出版し順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。

400日ぶりに東京に帰ってきた私立探偵沢崎を待っていたのは、浮浪者の男だった。

奇妙な童謡を模して、探偵ばかり狙う殺人鬼・猫。残忍かつ狡猾な見立て殺人は、13人目の犠牲者に向け研ぎ澄まされていった。

切断した男女の死体が合成され両性具有者となって蘇る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。

共同下宿の古アパートで起きた、ミニコミ誌制作サークルのメンバーを狙った連続殺人の真相は? 青年探偵・森江春策初登場作にして本格ファン必読の第1回鮎川哲也賞受賞作。

エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。

レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して失踪した女子高生。

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。

ルポ・ライターの失踪、怪文書、東京都知事狙撃事件…。

離婚した杉村三郎は私立探偵事務所を設立。

有能だが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第4弾。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。

名探偵・阿久津透。

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

江戸川、大磯で発見された毒殺死体。二つの事件に繋がりはないのか。

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

犯罪社会学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。

一九九一年四月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。

「おお!そこに人殺しが居る!」探偵・榎木津礼一郎は、その場に歩み入るなりそう叫んだ―。