図書館の殺人



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初公開日(参考)2016年01月
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図書館の殺人 (創元推理文庫)

2018年09月12日 図書館の殺人 (創元推理文庫)

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。閉館中の館内に忍び込み、山田風太郎の『人間臨終図巻』で何者かに撲殺されたらしい。現場にはなんと、二つの奇妙なダイイングメッセージが残されていた! 警察に呼び出された裏染天馬は独自の捜査を進め、一冊の本と一人の少女の存在に辿り着く。一方、風ヶ丘高校では期末テストにまつわる騒動が勃発。袴田柚乃たちは事件とテストの二つに振り回されることになり……。ロジカルな推理と、巧みなプロットで読者を魅了する〈裏染天馬シリーズ〉第4弾。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

図書館の殺人の総合評価:7.00/10点レビュー 40件。Aランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

図書館の殺人の感想

前作もだったが、フーダニットに集約し過ぎて、動機やら犯人の行動に違和感を覚えた。
トイレへ向かった理由は、向かう道中で生じるリスクと相反していて余り納得出来ず、トイレでの行動については、さもありなんって感じ。

動機に関してもこんなおざなりでは、意外性を狙っただけの犯人に思えてしまうので残念。

エーカー
NWKWLAAY
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

犯人の動機に全く納得行かない作品

ネタバレ情報かもしれませんが、むしろまだ読んでいない人にこそ、過度な期待をさせないために明言したいと思います。
この作品は過去読んだミステリの中で最も犯人の動機に納得行かない作品でした。

消去法ロジックを楽しむ作品だから動機について云々言ってはいけないという評者の方もいらっしゃいますが、そうであっても動機って重要です。

世の中には池田小襲撃事件や秋葉原通り魔事件などの動機がよくわからない事件が有りますが、それでも異常心理として何とか理解しようとはできるものです。この作品の事件の動機は理解への努力さえ叶わないものなのです。



b_hunter
ZYQHJUNP
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

図書館の殺人の感想

平成のエラリークイーンと呼ばれる作者だけあって、主人公の探偵に、徹底的に論理的に推理させる訳ですが、個人的に凄く気に入っているシリーズであります。
1つの「物」に着目して、そこを起点にして、推理を展開するというお決まりのパターンですが、今回はダイイングメッセージという決定的な物証がありながら、それを脇に追いやっての・・・ですから、これまでのシリーズの1つ上を行った、という点で好印象。
また、「図書館の殺人」において、凶器が本、ダイイングメッセージも本、そして事件の重要な要素としても本が絡んでくる、なんていう小洒落たところは、3作目にして格段に・・・という、これも好印象。

しかし、
「動機が弱い」っていうレビューが散見されますね。
「弱い」というより「不自然」と言った方がいいでしょうか。
この手の論理づくめで犯人を突き詰めていくタイプの作品の場合、まずはWHOでWHYは後付でも(ある程度)いいのではないかとは思うのです。
前作「水族館の殺人」でもこれは感じていました。
ただ、今作はちょっと突飛過ぎますかね。
意外な真相で無理矢理読み手を驚かそうとしなくてもいいと思いますけどね。
また、ロジック重視の作品にありがちな、主観による他の選択肢の軽視も、ちょっと目立ちましたかね。
髪が長い、視力が弱いなんてのは納得できるんですけど、「髪に血が付いたのでトイレで処理する(のは当たり前)」なんてのも正直どうなんでしょうか。

何かサイドストーリーの方もどんどん膨らんでいきますね。
必要かな?

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

図書館の殺人の感想

裏染天馬シリーズ長編第3弾。
いやー面白かったです。ロジカルな推理と犯人が明かされるシーンはお見事でやられました。
好みなのもありますが、シリーズ通して外れが無いのが嬉しい。

学園ミステリとして登場人物が増えてきました。なので人物を把握する上で、本作単体で楽しむのはちょっと難しく、1作目ぐらいは事前に読書してあると良いです。

ロジカルな推理を得意とした本格ミステリでありつつ、学園風のドタバタや笑いも交えているのは楽しいです。今回はクスっとする所が多かったです。序盤、学園内での裏染登場シーンで颯爽と推理を披露するも、女子生徒に「女の子の靴からそこまで考えるなんて変態みたい!」と突っ込まれるのは裏染のキャラクター性がはっきりしているからですね。よい探偵役です。金田一少年系といえばそうですが、アニメネタで現代風にアレンジされているのがいい感じ。

さて、事件は図書館での殺人。そんな所で事件起こさないでよ。とか、科学捜査をすれば直ぐに解決してしまうのでは。。。とか思う所がありますが、そういうのは気にしないで楽しむ作品です。現場の手がかりから論理的に事件の真相を導く様。探偵の奇怪な行動も、あとあと納得と驚きに変わる刺激。こういうのがいいんです。

一見、地味な殺人事件なのですが、推理パートで面白く読ませちゃう作品は凄いなと思います。
裏染の過去もでてきて日常パートも充実してきました。次回作も楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

図書館の殺人の感想

三作目でもありこれまでのキャラクターが一層際立って描かれるようになっていて楽しめます。適材適所のポジションにいるキャラクター達や天馬と袴田妹の関係の進展?などを絡めながらいつものように
殺人事件の犯人を天馬が論理で指摘する内容です。断っておきますが動機を云ってはいけません。天馬の謎解きのロジックを楽しむのがこの本の面白さです。消えた本にも犯人にとっては危うい意味があって
隠された一つの真相という役割と犯人寄りの立場で見れば重要な小道具になるように計算されています。ダイイングメッセージってそんなものを今時?という感じですがミスリードの材料にしても最後まで
引っ張ってあのオチは中々上手いと思います。普通、人通りの少ない裏通りで殺人があった場合警察の初動捜査は被害者の私生活を調べてあらゆる可能性を視野にいれた捜査を余儀なくされるでしょう。通り魔、会社の同僚や友人関係のトラブル、金銭のもつれ、恋愛関係のもつれ、本人は意図しなくても深い恨みを買っていたとか、捜査対象を絞り込むまで広範囲に調べるでしょう。ミステリ好きならこの程度の想像が出来るのですがそんなに大きく間違ってはいないと思います。しかし、現場は図書館です。それも閉まった夜間の犯行なので無差別の通り魔の仕業で起きた事件ではないとある程度確信はできます。となると容疑者は被害者の身辺に居る人物となります。この点を踏まえて余計な方向に神経を配らずに現場の様子から導かれる論理で天馬が犯人に迫っていく様子を描くのがこの著者のウリであり平成のクイーンと(誰が言ったのか)呼ばれる所以であります。キッチリと祖語のないように計算されて書かれているのは流石というところです。この謎解きの部分が楽しみで読んでいるのですから。
世界観は多少漫画チックではありますが天馬の知られざる部分が柚乃の調べで少しづつ明らかになっていくようでこの後にもその設定で書かれていくのかと楽しみです。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.35:
(4pt)

めちゃくちゃ面白いです

このシリーズは、どれもこれも楽しい。
だらけた人間が天才と言うのがたまらない。
裏染君の活躍がもっとみたいです。
もう、裏染シリーズは書かないのでしょうか…?
図書館の殺人Amazon書評・レビュー:図書館の殺人より
4488027571
No.34:
(4pt)

天馬の過去は?

図書館で起きる殺人事件。
いつもの通り?仙堂警部たちの要請により、期末試験にも関わらず捜査に参加することになる天馬たち。
その裏で柚乃ちゃんは天馬の過去に迫るが...

期末試験に絡んでちょっとした事件があったり、あの彼女がイメチェンして登場したりも。
天馬の過去、中学時代に何があったのか。
それを知るのは本人と香織ちゃんと親父殿だけ?

殺人事件は色々と情報に振り回されながら、意外な結末にたどり着くも。
動機、それが動機になり得るのだろうか。
少々の疑問と大きな謎を残して終了。
持ち越し?

柚乃ちゃんたちの言い回しが可愛らしくも面白いなと。
あと、タイトルの付け方は...
元ネタ全てわかるの凄いのかなと。
図書館の殺人Amazon書評・レビュー:図書館の殺人より
4488027571
No.33:
(4pt)

人と人の繋がりってフシギ。

天馬はんも、なかなかに好き者ですな〜、柚乃っちに、ワンちゃんスタイル(4TB)に死体役を強要したり、パンチラ拝んで、グーパン喰らったりとか。 性格はグダグダながらも、頭は切れるから試験はデキると、まぁ~、通常は嫌われキャラのはずが、警察からの信頼?はアツい。 さらに、なんだかんだで、かわゆい系女子が蜜に群がるように集まる。 謎のフェロモンでも、放出してる?

なぜ、勘当されたのか? なぜ、もう恋なんてしないのか? ホレた相手は? 自殺未遂した彼女とは? というミステリー感が、醸し出す香りに呼び寄せられるか。

愛息の不始末を嘆くより、我が身の犯罪を隠蔽するために、さらなる飛躍???を誓う。 本来、守ろうという動機が、いつ、いかなる理由で不純に走ったのか? そもそも論の始まりは、嫉妬からパクり騒動にまで発展したる一冊の小説。 ある意味、類まれなる才能は罪つくり。

ショタコン梅頭、袴田兄に対する査定厳しめ・・・吊り橋効果で若干あがりかけたりも。 でも、あくまで裏染オシ? それよりも、黒い噂(エロい噂)が絶えない鏡華さんを推したい。 いつから、柚乃っちの奴隷になったの?
図書館の殺人Amazon書評・レビュー:図書館の殺人より
4488027571
No.32:
(4pt)

このシリーズの読みごたえは、半端じゃありませんでした。シリーズの再開を待ち望んでおります。

『体育館の殺人』→『水族館の殺人』→『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』とシリーズを刊行順に読んできて(その読み順は正解でした)、本書もとても読みごたえがありました。

ただ、前三冊と違い、★をひとつ減らしたのは、犯人の動機に納得がいかなかったのと、犯人確定の〈第五の条件〉を裏染(うらぞめ)が手に入れる場面、そのどの辺りで裏染が天啓を得たのかが分かりづらかったこと、この二点によってです。

嬉しかったのは、城峰有紗(しろみね ありさ)が手にした文庫本(タイトルは明記されていませんが、これは、ケストナーの『雪の中の三人男』創元推理文庫です)のことを、裏染が《「その本はめちゃくちゃ面白いから、もっと楽しそうな顔で逃避しろ」》p.206 と言うところ。昔読んで気に入ったこの本を、作中の人物が誉めるのを聞いて、思わずにんまりしちゃいました。

ああ。これで、今現在刊行されている〈裏染シリーズ〉は、すべて読んでしまいました。
登場人物たちにかなり愛着を感じてますし、宙ぶらりんのままのエピソードもあるので、一日も早く、シリーズの【シーズン2】が始まることを願っています。
図書館の殺人Amazon書評・レビュー:図書館の殺人より
4488027571
No.31:
(4pt)

長編3作目

いつもながら変り者の探偵にありがちな「犯人が分かれば動機なんてどうでもいい」とばかりに、動機の面では一般の読者にはピンと来ないが(「体育館の殺人」はまだ納得は出来るが)、それでもやはり面白さがそれを上回る。登場する高校生達がそれぞれキャラが立ち皆生き生きと描かれ、文章も読みやすいからだろうか。解決編では今回は趣向を変え、先に犯人が逮捕され、その後解説。天馬の考察過程を最初から延々と読まされるのは正直まどろっこしい(しかも最初に書かれている間取り図は今回もそれほど役に立たず、事件現場の見取図で話が展開されるし)。そこは相変わらず。まぁそれで天馬の奇行の意味が分かるから跳ばさず読むのだが。また後付けとはいえ天馬(と加織)の過去や忍切VS佐川のライバル同士の勝負の行方等等の伏線に釣られ、次回作が出たらまた読むのだろう。それと、この作品にはなぜ3年生がほとんど出て来ないのだろう?受験生だからか?
あと、自称ミステリー評論家の上からレビューが散見されるが…今回に関して言えば事件は衝動的なものであり犯人もプロとは程遠い、なのにそこに巧妙なトリックを求めるのはお門違いな気がするのだが…その矛盾には気づかないのだろうか?自称とはいえミステリー評論家なのに。
図書館の殺人Amazon書評・レビュー:図書館の殺人より
4488027571



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