ミステリー・アリーナ



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初公開日(参考)2015年06月
分類

長編小説

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ミステリー・アリーナ (講談社文庫)

2018年06月14日 ミステリー・アリーナ (講談社文庫)

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。15ある解決案のどれが真相か? 嵐で孤立した館で起きた殺人事件! 国民的娯楽番組「推理闘技場(ミステリー・アリーナ)」に出演したミステリー読みのプロたちが、早い者勝ちで謎解きに挑む。誰もが怪しく思える伏線に満ちた難題の答えはなんと15通り! そして番組の裏でも不穏な動きが……。多重解決の究極 にしてミステリー・ランキングを席巻した怒濤の傑作!!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.54pt

ミステリー・アリーナの総合評価:6.98/10点レビュー 44件。Bランク


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全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

ミステリー・アリーナの感想

イヤミスと言うべきかバカミスと言うべきか正直なんともいえない読後感でしたが、
発想はすごいと思いました。
超絶技巧の作品なのですがそれが面白いのかと言うと、
推理ゲームパートでの回答のほとんどが強引なこじつけ回答のオンパレードのため、
非常にもったいないと思ってしまいました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.12:
(4pt)

ミステリー・アリーナの感想


▼以下、ネタバレ感想

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anotokinoinoki
4B79947F
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

深水黎一郎で良かった

 
 クローズドサークルで起こった殺人事件を推理せよ!! 大晦日の大イベント「ミステリーアリーナ」、ミステリ読みの自信家たちが早押し推理大会を披露する。 幾重の推理の果てに辿り着く真相とは、そしてこの祭典の目的とは? 奇才の放つ衝撃作。

これは尖ってるわ。 ラストのハチャメチャは好みが分かれそうだけど深水黎一郎なら良し!

りーり
9EDFH0HC
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ミステリー・アリーナの感想


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なおひろ
R1UV05YV
No.9:
(6pt)

ミステリー・アリーナの感想

よくこれだけ準備したなというほど一つの事件に対して複数の推理を組み立てている。
回答に繋がる伏線もしっかりしており、後から読み返すとなるほどと感心する。
ただ、ミステリーとしての部分は良くできているが、全体の物語としては終盤のコメディのような展開がいまひとつ。

BOY
IM7XWAPW
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

これであなたもミステリー通になれる

ミステリとは何ですか? という問いにこのようなものですよ、と教えてくれるひとつのハウツー本です。
ミステリ作家が読者を騙すためにいろいろ仕掛けるトリックや手法を教えてくれます。
そしてミステリにおけるお約束とか歴史、有名作品なども知ることが出来ます。
作者と読者の知恵比べというふうに捉えられますが、この本を読んだ後に別のミステリを読むとき、あなたにとっては幸せか不幸な事か微妙でしょう。
私の場合はメモを取りながら鵜の目鷹の目で読むということはしません。
純粋に騙されることを楽しみに読むからです。
ラストのカタルシスが大きいほど喜びは増加します。
テレビ番組という設定で、あみだくじのように回答者の推理をことごとく外していく展開は面白いです。
よくまあ考えたなぁと思います。それほどテキストはどう転ぶか分からない内容なんですが、事実を小出しにして各回答者の推理を読者に示していく過程は読み物として満点です。
裏にある思惑はまだ早いだろうと思われるところで読者に推理させます。その早いだろうというところがミソで、さらに捻りがあるという趣向です。
ま、この辺は読めますけれどね。
感じでは芦辺拓が書いた本かと思ったほどミステリに特化した楽屋落ちのようなものでした。
この複雑な筋を祖語なく書かれていることに拍手を送りたいと思います。
真実は必ず一つとは限らないのだよワトソン君。 !(^^)!
回答者が1、2、3、4、5と・・・・・・。 3のところで気付きました !(^^)! 
このあたりが弊害ともとれるところで、こういった本を読み込むのも痛し痒しです。( ´艸`)

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

C級映画的な面白さ?

評価が難しい作品。
あんな推理やこんな推理、幾つもの推理がそれまでの話に対し一切の瑕疵もなく述べられているのは凄い。
書くのに相当労力を要するスタイルの作品だと思う。
見出し部分にも書いたが、C級映画的な面白さを面白いと思えるかどうか、また、下のネタバレ部分での私の感想に対するとらえ方次第で読み手によって評価が10点にも1点にもなりそうな作品かなぁ。

▼以下、ネタバレ感想

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テルテル
9638XNHX
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

面白い小説だが、あの設定は不要


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b_hunter
ZYQHJUNP
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

しりすぼみになってしまいました

テキストに対して犯人あてをするという物語の背骨部分は面白く読ませてもらいました。伏線に次ぐ伏線で一語一句慎重に読んでいかなくてはならないところは正にパズルのようでした。全編に散りばめられたユーモアもセンスが感じられて今後注目していきたい作家の一人になりました。 結末がとっちらかってしまったことが残念でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.4:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ミステリー・アリーナの感想

これは読み手は選ぶと思いますが斬新な作品かと。
それにしてもこの作者は変わった作品を描く人ですね。
まぁ作者名を知らずに読んだら「麻耶雄嵩」と断言したとは思いますが・・・

問題編にて小出しに情報が与えられ、交互に登場する解決編で、我こそはのミステリマニア達が早押し形式による推理合戦を行うというもの。
題材は、嵐の館での密室殺人という典型的なグローズドサークル。
賞金をゲットできるのは最初に正解した人のみという事で、まだまだ物語も序盤、事件の全容も明らかにされていない段階であるにも関わらず、どんどん推理が披露されていく。
マニア達が、これまでの経験から、これから起こるだろう事を推測し予想を披露していくのですが、ほぼほぼ叙述トリックの打破が主眼に置かれます。
様々な解決が提示される多重解決ものになりますが、驚くべきは、その数がなんと15パターンにまで及び、そこには「ハサミ」「葉桜」「人形館」などなど、ミステリ好きならみんながよく知る、あんな事そんな事が、てんこ盛りなのです。
情報量が増える度に、新しい推理が展開されるのですが、当然、以前に提示された情報に対しても辻褄が合っている必要があります。
15種類といっても、15回の連鎖が必要な訳で、これは半端な労力ではないでしょう。
よく考えたもんだと感動すらおぼえます。

満点にしなかったのはラストの収束のさせ方ですかね。
臓器移植云々をどうこう言うレビュアーの方もいて、私もそれには否定はしないのですが、
ついでなんでいっその事、「樺山桃太郎は不可謬ですので、僕の結論も当然無謬です」と鮎さんよろしくブラックで押し通して欲しかった。

梁山泊
MTNH2G0O
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ミステリー・アリーナの感想

ミステリーを読むとき、ノートに名前・相関図などを
書き、人物の台詞を気にしながら読み、
頭に映像を描きながら推理してページをめくるのだが、
この本はその行為を字で表してくれた。
ミステリーを読んで 正解はそれだけじゃないだろう?
の疑問に答えたかのような
面白い本です。
ある意味バカミスのカテゴリに入ってしまうかもしれないが
作者のミステリーに対しての意欲・疑問などがうまく表現されている。

jethro tull
1MWR4UH4
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ミステリー・アリーナの感想

深水黎一郎さん2冊目の読了。数珠繋ぎの多重解決ミステリ。もはやイジメじゃねーかと突っ込みながら読んでましたが、次々と外堀が埋まっていくにも関わらず、続々と登場する探偵役の推理は圧巻で面白かった。ただ、かなりミスオタ向けの作品なのでストーリー性を重視して読む方には勧めづらい(笑)

水生
89I2I7TQ
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

多重解決もので名を刻む作品

とんでもない作品が出てきましたね。傑作です。

TV番組に集められたミステリ読みのプロ達が、早押し形式で事件の真相を言い当てる。
この仕組みが非常に効果的で、こんな事を思いつく作家の創造の凄さを感じました。

構成は、
問題編⇒早押し(回答編)⇒問題継続⇒早押し(回答編)⇒問題継続……
となっています。

問題編ではクローズド・サークルの舞台で殺人事件が起き、登場人物や手がかりが徐々に明かされる中、早押しで途中まで提示された手がかり+想像力で推理を組み立てます。ミステリ読みのプロ達の回答はどれも唸らされるものばかり。
些細な文章やエピソードから驚くべき想像力で事件の推理を組み立てるのですが、それが非常に面白い。間違えでもアリだと思わせる納得の推理。読者が想像しそうなミステリのお約束の回答をことごとく潰していく様も見事です。

問題編と回答編が進む中、新たな手掛かりで過去の文章やエピソードの内容が様変わりするのも面白く、何が正しくて、何が間違いだったのか、混迷してきます。細かい出来事がもれなく手がかりになっている作り。本書の全編が問題編でかつ推理パートでもある。ミステリ好きならワクワクする事、間違いなしです。楽しい読書でした。

また本書は、ミステリ読みならどこかで目にしている『後期クイーン的問題』も含まれています。全ての手がかりが保証されていない中での真相が真の解決とはならない。この問題を、クイズ形式+ミステリ読みのプロ(探偵役)の組み合わせで作品にしているのも見どころです。

多重解決ものは目まぐるしい推理に後半疲れてしまう傾向なので、好みが分かれがちなのですが、本書はこれでもかってぐらい要素を盛り込んでいるので、疲れはするけど面白さが勝り、記憶に残る作品となりました。
こんなにもの多重解決の整合性を保ちつつ遊び心が満載な作品を作れるのが凄まじい。
著者の作品は、作品に対して何かしらテーマを盛り込み特化させているのが本当に素晴らしいです。今後の作品も楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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