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ミステリー・アリーナ
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ミステリー・アリーナの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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個人的に「作中作を推理するミステリ」が大好きです。 作中のキャラが作中のミステリ作品に対して現実の読者と同じ目線で推理するわけですね。 自分が気になってた所を作中のキャラが指摘してくれると思わず嬉しくなってしまいます。 そういう意味で、本作は読んでてずっと楽しい作品でした。 なにせ一つの問題に対して14人分の回答があるわけですからね。 そのいずれも「ミステリあるある」からの視点であったり、こちらが予想もしなかった鋭い視点であったりと飽きさせないものでした。 オチに関しては独特というか、ずっと前に読んだ「最後のトリック」に似た雰囲気を感じました。 ただ本作の魅力は結末よりも14通りのバラエティ豊かな推理の過程だと思うので、そういうのが好きな方は本当におススメです。 | ||||
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凄い事をやってると思う、完璧なテクスト部分と全体の組み合わせ 発想に対する挑戦、ただ論文のようにも思える 登場人物の誰に対しても没入出来ない、これはミステリーの物語ではないと思う ミステリーテキストの論文、そういう印象 面白いし一気に読めるくらい引きずりこまれるけども、虚無への供物の下位互換のように感じた | ||||
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いわゆる犯人当て懸賞シナリオをテレビクイズ番組仕立てにし14名の出場者に犯人を解答させるメタ小説。 (以下ネダバレあり) 問題となる作中作は館もので密室あり連続殺人ありの本格だが、全編に叙述テクニックがはりめぐらされている(これだけでもテキスト?として読む価値あり)。というか、これ自体が番組構成を成し、しかも出場者自体がとんでもない?ミッシングリンクでつながっている。一気読みで正直楽しめた(なぜだか、内容は異なるが密室殺人ゲームを想起した)。 ただし、肝心の犯人当てに対しては、犯罪が発生する必然性や動機等の記述が不十分という印象があり、今一つ意外な犯人の納得感が無く、スカッとした気分にはならなかったことを付け加えておくこととする。 | ||||
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推理→検証のための時間が進む→新たな事実→推理の不正解→時間が進む→推理→…という大まかな流れを ひたすら繰り返す明らかに玄人好みの多重解決ミステリ。 基本的にストーリーを期待して読むものではなく、作中ミステリマニアと読者のメタ的な推理合戦、 推理の足掛かりや伏線の発見、ミステリ的サプライズの手法の総ざらいを楽しむ趣向の作品。 ラスト近辺では本格愛が語られるが、最後の謎解きの解説も含め、 前半は冗漫に思える語りもむしろ懇切丁寧な説明に思えて助かるようになる。 法月綸太郎の多重解決もの「誰彼(たそがれ)」を思い出したが、あちらは一応メタ趣向ではないが、 真実に潜ってく感覚が同様に得られると共に、ストーリーにも重点が置かれていた力作だと今さらながら理解。 こちらの方が本格ミステリ性が強く、現代的。 日本のミステリ史にページが割かれるくらいには価値がある。 ただやはり、とりあえず作中作、という体は、あまりにストーリーに緊迫感が生まれず、大きく好みが分かれるところと思われる。 しかし最後からスタートを振り返るととんでもない所までやって来たものだとカタルシスは得られる。 | ||||
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作者は他にもマスコミ批判小説である『第四の暴力』を書いていますが、そちらの方も中身空っぽな批判、というより誹謗中傷レビューが誰にもいいねされないのにトップに出てる。 いいねすると組織的な繋がりを疑われるから、他のレビューを下げるようにしてるんでしょうね。 工作員大活躍ってわけだ。 こうやっていつもネット上で露悪的に好き勝手しているはずの連中が、こういう目立たないところではテレビ局に都合の悪いものを叩いてやり込めようとする。 本書に出てくるテレビ局側の悪辣っぷりは決して誇張ではないというのがわかる。 特異な設定と戯画的なキャラに奇書スレスレの際どさもありますが、それも全て論理的な整合性をもって繋がり、無茶苦茶おもしろかったという読後感だけが残ります。 奇抜さや誇張が嫌われるのは、それが作品世界を壊したり不整合を生じさせるからで、本作の場合は当てはまらない。 最後に主人公たちが戦隊ヒーロー顔負けの大見得を張るのは少々やりすぎ感がありますが、閉塞感が漂うミステリ界に風穴を開けようというケレン味が感じられてよし。 いっそあそこまではっちゃけるのにドライブ感がある。 | ||||
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その年の数多くのミステリーランキングに上位入賞した多重解決がテーマのミステリー。 テレビ番組<推理闘技場>で、ミステリーマニアたちがクローズド・サークルものの殺人事件の犯人当てを競う。事件の進行と回答者たちの推理が交互に語られる設定。 当然ながら、真相は二転三転しますが、無理筋と思う展開やバカミスのような推理もあり、またフェアかアンフェアか微妙なところもあります。 とはいうものの、最終的に15パターンもの真相を用意し、ミステリー作家にとっては苦行としか思えないこのようなミステリーを書きあげた作者には敬意を表したいと思います。 | ||||
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なんだろう。つまらない。。。 うんちくが好きな男の人とか楽しめるんじゃないですか? | ||||
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2015年に原書房から出た単行本の文庫化。 これは怪作だ。ミステリの可能性を極限まで追求したメタ・ミステリであり、意外性と笑いもたっぷり。ミステリのおもしろさを存分に引き出し、同時にその限界をも盛大におちょくっている。 それにしても、緊密にして無駄がない。よくこんな複雑な物語/トリックを構築しえたものだ。 | ||||
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私には合わない作品だった。ミステリ物、特にクローズドサークルが好きで綾辻さんを始め色々な人の物を読ませて頂いたが、比べるとどうしても劣ってしまう。この方の目指しているところが違うからかもしれないが、読んでいて非常に気持ちの悪い作品だという感想を受けた。 それらを踏まえて良い点 ・比較的読みやすい。視点が異なったりはするが、基本ミステリをあまり読まない方でも文章は読みやすい。 ・舞台。クイズ番組の方は正直言って要らない。そこが面白みかもしれないけれど、せっかくの題材となっているミステリの方が潰れる。問いの部分だけなら星5 残念な点 ・先ほども記述したが、クイズ番組のパートで全て台無し。(それが醍醐味であることは重々承知) ・クイズ番組に出てくる人物たちが総じてクズ。 クイズの題材にされたミステリ部分が良いだけに、クイズパートが全て台無しにした大変気持ちの悪い作品だった。 | ||||
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読みやすいし構成は面白いが100点満点の作品ではなくとても惜しい。言い訳を楽しむ作品なのだが最後のオチくらいは言い訳なく綺麗にミステリーを完結させて欲しかった。本筋は面白いので寒い冗談(ギャグっぽいくだり)が少なければもっとよかったなという作品。 | ||||
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このミスも最近信頼できないなぁ。設定は面白いのだけど、ただそれだけ。小説の対を成していない。クライマックスでは、驚きよりも笑ってしまった。 | ||||
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読む人を選ぶタイプの作品で、自分の好みに合わなかった。 多重解決ミステリの究極系を目指した結果、バカミスに近づいてしまった印象がある。 試みはおもしろいものの、15も解答があると説得力の薄いものや強引に感じるものが混ざってしまい、途中で読んでいる方が息切れをおこしてしまった。 | ||||
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多重解決もののミステリーは何度か読んだが、この作品はその中でもトップクラス 伏線の塊でありながら絶対に解決不可能となる構成には脱帽 | ||||
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犯人当て系の話が進むのに、合間合間で謎解きが入るという構成をしているので、読んでいて凄く面白い 凄く面白いんだけど、設定面がちょっと……微妙 | ||||
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最近ミステリーを好きになり始めた方とか本格ミステリーを好きすぎる人には、お勧めできないかな。 それ以外のミステリー好きの方は、こういうミステリーに触れるのも良いかと。 | ||||
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ネタバレになるので深く言えないが、作中で言うところの?記述のテクニック的な話ばかりで少し残念だった。 筒井康太がが嫌がらせで書いた某ロートレック荘を更に煮詰めて楽しくおかしくしたような感じなので、凄いことには変わりないけど。。。 | ||||
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こんな手法のミステリーもあるのか!とビックリさせていただきました。うまく映画的に脚色出来れば近未来SFコメディとしても楽しそう。 | ||||
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名作あまたあれど、ここまで、分かる人には分かるだろう、分からない人には御免なさい、と割り切った名作は、思いつきません。 この作品に対して低評価をする人は、頭が硬いと自覚されたし。 | ||||
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出張中の移動で飛行機の中で読むために買いました。 クイズ番組形式で、推理マニアが次々に出てきて犯人あてゲームを繰り広げる、というスタイルの小説で、登場人物の言動をテキストだけで読み解いていくので、ややこしい科学的なトリックもなくて、登場人物が出そろっていない段階での推理合戦はちょっとフェアじゃない気もしましたが、深く考えずに楽しく読めました。 ただ…あまりにも何も考えなくて楽しんで読み進められるので、そこが難点かも。このレビューは読み終わって1週間くらい後に書いているのですが、全くあらすじを覚えていないことに気が付きました。 | ||||
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へんぴな場所,大雨で孤立した屋敷に集められた仲間たち,そして見つかる主の死体…, という事件の謎を解く大晦日のテレビ番組の体で,いささかズッコケ気味でもある始まり. また,番組の軽薄なノリもそうですが,事件やもめ事は全て用意されたシナリオであり, 回答者も十人以上,しかも苗字に一,二…と付くため,なおさら『作り物感』が強調され, どうせ序盤の,もしくは全員が外れて最後に…と,素直に『回答』を聞くことができません. そのあたりは,本作のウリの多重解決として,最終的には拾い上げられていきますが, 終盤の見せ場,テレビ番組の裏側が暴かれて…となるやり取りが安っぽくてしらけます, 確かに多重も多重,よくもあれほどの解釈とそのための展開を用意したとは思うものの, 回答と否定を繰り返していく様子は,それをやりたいがため,わざとの『盲点』のようで, 解決パート(?)にて語られるあれやこれやも,無茶苦茶な屁理屈や後出しにしか見えず…. ミステリランキングでは高評価だったようですが,残念ながらそのあたりは汲み取れず, 失礼を承知で言えば,自分にはおふざけの強いバカミスを超えるまではありませんでした. | ||||
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