花窗玻璃 シャガールの黙示



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初公開日(参考)2009年09月
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長編小説

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花窗玻璃 天使たちの殺意 (河出文庫)

2015年10月06日 花窗玻璃 天使たちの殺意 (河出文庫)

仏・ランス大聖堂の南塔から男が転落、地上八十一・五メートルにある塔は密室状態で、警察は自死と断定した。だが半年後、再び死者が。被害者の共通点は死の直前、シャガールの花窗玻璃を見ていたこと。ここは…呪われている?壮麗な建築と歴史に隠された、事件の意外な結末。これぞミステリー!『最後のトリック』著者による異形の傑作。(「BOOK」データベースより)




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花窗玻璃 シャガールの黙示の総合評価:7.85/10点レビュー 13件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

花窗玻璃 シャガールの黙示の感想

正直,フランスの美術史に関するうんちくは苦痛でしかなかったです.(近くに**蝋燭があったわけではありません)
ミステリーとしての記述は全体の1/3も無かったのではないでしょうか.しかも何だかとってつけたような内容.
この分野に興味のない方には,まずオススメできない作品でした.

マー君
S2HJR096
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

花窗玻璃 シャガールの黙示の感想


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

文体まで芸術化。今作も凄い完成度。

瞬一郎より、著者の日本語や芸術、教育思想にいたるまで、
思いを強く代弁させている印象を受けました。
日本語の美しさや表現力、ルビの扱い、文学の歴史など
読んでて嫌な気持ちにならなず、色々と良い面で再認識させられました。

瞬一郎の作中作「花窗玻璃」に至っては
物語を表現する文体まで芸術化を目指したんだと
著者の意気込みを感じました。

美術好きには蘊蓄かつ、それが参考書で目にするような類ではなく、
著者自身の新しい考えとして聞けるのが、たまらなく面白かったです。
そして、これらがタダの衒学にならずに事件に結びつく所が毎回凄いと感じる所です。

シリーズ通して本作も芸術(今回は美術)の分野で事件構成、
トリックに至るまで表現するのが本当に凄い。
コンセプトと作風の統一が凄いなと思いました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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未読の方はご注意ください

No.10:
(4pt)

楽しめました

特にフランスのゴシック建築に興味がある人ならすごく面白いと思います。でもそこまで建築に興味がなくても上手に読ませてくれます。作者の芸術への知見の一端にすぎないと思いますが西洋絵画へのうんちくも勉強になりました。小説を読んだ酩酊感がちょっとしたキーとなる発想は感心しました。ページ数的にも読みやすく楽しめました
花窗玻璃 天使たちの殺意 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:花窗玻璃 天使たちの殺意 (河出文庫)より
4309414052
No.9:
(4pt)

ランスの大聖堂

『エコール・ド・パリ殺人事件』『トスカの接吻』に続く神泉寺瞬一郎シリーズの第3弾。
 今回はフランス留学後間もない神泉が主人公となり、ランス大聖堂にまつわる殺人事件を解き明かしていく。
 花窗玻璃はステンドグラスのこと。そのほか、本書の大部分を占める作中作では、いっさいのカタカナが使われないなど、特異な文学作品となっている(ルビにはある)。カタカナにどんな当て字がされているか、じっくり読むと楽しいだろう。
 トリックはよくも悪くもなくといった印象。
 不可能犯罪であり、怪奇味もあり、本格ミステリ好きにオススメ。
花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)より
4061826719
No.8:
(5pt)

フランスの雰囲気と漢字のおもしろさ

フランス語を漢字表記しているので、フランスの歴史や芸術について、理解しやすかった。また、言葉のよい勉強にもなりました。
花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)より
4061826719
No.7:
(2pt)

何ものかではあり得た(Presque qc,mais )

力作であり、才筆である。ベアトリーチェ・チェンチの肖像の解釈など、該博な美術知識は、ガイド本なら高く評価される。しかし、探偵小説と見た場合、同じくフランスを舞台に日本人探偵が活躍する矢吹駆シリーズと比較すると、大きな落差を感じる。矢吹の衒学趣味には哲学があって、読者を思考させるが、本作の神泉寺の言葉は、ただ知識を供するだけである。漢字への拘りや伏線の多用など、趣きは、昭和初期の「新青年」に似る。筆者の多才は認めつつも、現代の推理小説の水準からすれば、趣味的な習作という印象を免れず、maisに続くのは、残念ながらrien(何ものでもなかった。)である。
花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)より
4061826719
No.6:
(5pt)

シリーズ3作目 相変わらず面白い

芸術探偵シリーズ3作目。今回はカタカナを使わず全て漢字の当て字という明治の文体のパスティーシュ形式の劇中作がメインで事件が描写されていく。
最初この文体、読みにくいかなと思うが、実際に読み進めるとすぐ慣れてしまいます。この独特の文体ゆえでしょうか、読んでいると実際にフランスの片田舎にいるかのような錯覚に陥ります。作者の描写力の賜物と言えるでしょう。
今回のトリック自体は過去2作のトリックと発想が似ているためあまりインパクトはないが、中世の建築に関する蘊蓄は読みごたえがあり、また今回日本語に対しての問題意識が時折投げかけられる。深水氏の次作以降の言語に追及したミステリーの布石ともなっており、興味深い。
花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)より
4061826719



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