(短編集)
夜の床屋
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夜の床屋の総合評価:
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全3件 1~3 1/1ページ
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連作短編。最初の方の作品は、設定はいいと思うのですが、うーん、どれもしょぼいというか、えっそれが答え?というえたいのしれないモヤモヤが。まぁ辻褄は合ってるんやけど、それは小説的にはどやねんという答えだったり。しかし、この本の場合は、最後まで読めば、全てガラッと印象の変わるストーリーに、あぁそうゆうことか!と納得! | ||||
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まさかこんなオチとは、確かに思いもよらない結末。順次発表した短編を纏める時に、後から考えたのでしょうか?解説にも有りますが、読み終わった後に茫然としましたね。ストレートなミステリーでは無いので、幅広く受け入れられる方なら是非おススメします。 | ||||
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良かった | ||||
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連作短編集で、各短編で残るもやもやした感じが、1冊を通して読み終えると全く別な意味を持っていたことに気づく、という凝った作りの一冊です。 バラバラの初出の作品をまとめて、この凝った構成の一冊に仕上げるのですから、なかなかの力業だと思います。 寡作な作家さんのようですが、すぐに他の作品を読みたくなりました。 例えば米澤穂信さんの作品が好きな人にアピールする作品だと思います。 それにしても、東京創元社さんは、「探偵は教室にいない」の川澄浩平氏や、「蝶として死す」の羽生飛鳥氏、それに「強欲な羊」の美輪和音氏のような、新しい才能あふれた作家さんを見つけてくるのがうまいなぁと思います。 | ||||
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これ単体の場合「よくまとまったミステリーで,短編賞受賞もうなずける」って感じですが 全体を読むと,イメージがガラッと変わります | ||||
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一般には著名な作品ではないけれど、ミステリ通の間では最近注目されている作品はないかな、とネットを巡っていたところ、行き着いたのが、本書。 注目作だけあって、凄い。 何が凄いかと言うと…。 本書は、佐倉という大学生が巡り合った事件を記した連作短編集で、7つの作品が収められています。 表題作である「夜の床屋」は、冒頭の第1編。佐倉が、友人の高瀬とともに、山の中で道に迷い、暗くなったところで、無人の駅に辿り着く。 そこで一夜を明かそうとしたところ、駅の近くにある理髪店の明かりが点いていた。 さきほど駅周辺を確認したところでは、近くの建物はどこも無人で、周辺には人が住んでいないと思っていたし、もちろん理髪店の明かりも消えていた。 恐る恐るその店のドアを開けてみると、そこには──。 と、いうことで、「日常の謎系の作品か」と感じさせます。 そこで、推理していくと思いがけない真相が待ち受けていて…と言った趣向か、と。 実際、次の「空飛ぶ絨毯」という作品は、ある女性が、酔って自宅に帰り、翌朝目を覚ましてみると、部屋の絨毯が消えていた。 確か、帰宅した時には、絨毯は敷かれていたはずなのに…という、これまた、「日常の謎系」。 注目作の割には、これまで多く書かれてきた「日常の謎系」ミステリの延長ではないか、とちょっと期待外れかも、と思っていました。 ところが、第4編から様相が変わってきます。 この第4編から第7編は、それぞれ独立した作品ですが、1つの中編として読むこともできる内容になっているのです。 そして、最終編の「エピローグ」を読む──と。 それまで見えていた作品世界が、がらりと姿を変えます。 そして、この一冊全体に仕掛けられた「ある企て」に茫然とさせられます。 こんなミステリ短編集は、初めて。 最後まで読むと、その凄さが分かり、注目作というのも納得のオススメのミステリ小説です。 | ||||
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ほのかに幻想的な推理小説。 後付け設定かもですが、最終話において、全ての伏線を収束できたのは作者さんの技量かと。 クオリティに反比例しているとしか思えない知名度の低さと、作中から感じられます将来性の高さを加味して星4です。 | ||||
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