(短編集)
人魚と金魚鉢
- 聴き屋シリーズ (2)
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聴き屋シリーズ第2弾。こちらの方が断然おもしろかった。全編で殺人事件は起きない。 世迷い子と、人魚と金魚鉢が特におもしろかった。 世迷い子とは、おかしいとは何か、普通とは何かを考えさせられる話。おかしくても構わないし、おかしくてもおかしくない、普通だ。というメッセージが込められている。普通を肯定しようとして擬態する姿は、トクサツガガガに通じる。 人魚と金魚鉢は、このタイトルはどういう意味かという問いかけが全てである。思い込みを排除したら、優しいメッセージが出てきた。師弟愛を爽やかに描いた良作だと思う。 私のお気に入りの先輩も大活躍の本書。ついでに挿し絵も素敵。是非ともこの雰囲気で第3弾を出してほしい。 | ||||
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人の話を聞くのが得意という聴き屋の大学生柏木が主人公で日常の謎を解いていく。聴き屋というのも変な設定だけど、同じサークル仲間も個性派ぞろい。特に、存在感がないと言われネガティブ思考の先輩がいい味出している。祖母の話、恋愛の話、美少年タレントの話、かくれんぼの話、人魚の話の5編だが、どれも脱力感に溢れている。挿絵も雰囲気が合っている。世は何事もなし平和だなあ、という感じだねえ。 | ||||
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印象の弱かった前巻から一転,『聴き屋』の部分はかなり前に来ていたようですが, 体質と自称し,周囲もはやし立て,外部から人が頼ってくるほどのものはやはりなく, 言ってしまえばただの会話,ひいき目に見てもよくある安楽椅子探偵というところです. また,謎解きも伏線は周到に用意されてはいるものの,幕開けとなる第一話をはじめ, どの話もストーリに寄せすぎで,謎は後付けされたような強引さを抱くことがたびたび. そのため,各話の終盤で語られる論理にも納得する一方で,やや物足りなさも残りました. このほか,主人公の所属するサークル仲間が顔を出し,賑やかなのは結構なのですが, 三年以上も開いた二冊目で,ほとんどの人物が「誰だっけ?」状態で戸惑わされました. | ||||
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前作『聴き屋の芸術学部祭』がとても良かったので、今回も期待して読みました。 今回、前作に入っていた「からくりツィスカ」のような、超絶技巧作はありませんでしたが、クセのあるそれでいてリアルな空気を漂わせた人々にまつわる謎解きは十分、面白かったです。 あと、なんといっても笑いのセンスが素晴らしいのがこの作者さんのいいところです。 「青鬼の涙」の冒頭のドライブシーンは、思わずクスクス笑っちゃいました。 謎は小粒ですが、筋のいい小味な本格ミステリーの描き手とし次回作も期待しています。 | ||||
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前作に続き、気軽に読める日常の謎系のミステリです。 それ故に事件の内容やトリックに大仰なものはありませんが、意外な落ちやキャラクターで読ませてくれます。 本筋に関係のない突込みを・・・ 「長径が約700m、短径が約300mで外周が約1.6kmの楕円形の公園」 ほぼ菱形ですね。「約」と言う言葉を最大限に拡大解釈し、「楕円」と言う言葉を可能な限り無視しなければ。 作中に、名作アニメ「タッチ」の有名なセリフ(のパロディ)が、これ以上もなくくだらないシーンで出てきます。探してみるのも一興かと。 | ||||
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