(短編集)
ご近所美術館
- 美術館 (2)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ご近所美術館の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2012年に出た単行本の文庫化。 美術館を舞台としたミステリの短編集である。「ペンシル」「ホワイトボード」「ペイパー」「マーカー」「ブックエンド」「パレット」「スケール」の7話から構成されている。 他愛もない小さな事件から窃盗、殺人まで、さまざまな謎が詰めこまれている。それが常連客の鋭い推理でスパッと解決されていく。一見すると冴えなそうな探偵役なのだが、かえって親しみがもてていい。 癖のある登場人物が多く、愉快な物語であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美術館ミステリ……といっても、舞台が美術館である必要はあまりございません。民間の小さな施設だしね。喫茶店でも古書店でも、それこそどこぞの大学のラウンジが舞台でも成り立ってしまうような、そんなお話。 美人で清楚で年上で人見知りな経営者に外見も性格もあべこべな妹、そして、経営者に恋心を寄せる青年……ときたら、まんま某ヒットシリーズの設定にあやかったようなシチュエーションで苦笑い。きっと「ああいうやつを書いて」みたいな出版社側の要請だったのでしょうね。どうしたものかと著者も頭を抱えたのか、序盤はけっこう手探りしながら書き進めていっている印象であります。 主人公の青年(サラリーマンですが)海老野くんは、美術館専属の探偵という位置づけですが、決して傑出した推理能力の持ち主ではなく、そもそも登場人物(美術館関係者+常連)が揃いも揃って、ミステリ小説の登場人物の平均以上に優秀なため「ご近所美術館探偵団」とでも改題した方が正確なような。 著者の語り口もあって全体に心地よく読めるんですが、収録作品は周到に伏線を張りめぐらした本格ミステリの佳作から謎々レベルのものまでクオリティがけっこうまちまち。 日常の謎モノかと思って読んでいると、2話目がいきなり殺人事件の解明で唖然となります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
4コマ漫画の原画を子孫が展示しているだけという、ゆるーーい「美術館」を舞台に、癖のある常連や館長姉妹が繰り広げる物語の連作短編集。 多くは日常の謎、ときどき1課事件も。 人物造形が漫画チックな面、なきにしもあらずだが、作者の目に愛があるのだろう、嫌な感じはしない。 主な登場人物の人間関係が未完で終わっている。 続編があるはずの作りだが、HCで続きが出ている様子がないのは寂しい。 作者および版元の奮起に期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
近所にこんな美術館が有れば毎日のように通いたい漫画は読まないけど、時々の事件を共に解決していく仲間達の話でラストはやっぱりそうなるか | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本格ミステリと言うには脈絡がなく、ストーリー的に軽いのか重いのか分からず、キャラクターノベルか ライトノベルかというにはキャラクターが浮き出てこない。 おとなしすぎる、地味すぎる、まじめすぎる、 文学過ぎる、印象。 いかにも東京創元社っぽい文庫。 もっとキャラクターに焦点を当てて軽く明るく輝くように書くか、犯罪や推理に焦点を当てて重く静かに 書くか、どちらかの路線で思い切った方が良いのではないかと思う。 えびのんは姉に惚れているはずだが、だんだん分からなくなってくる。 個人的には、えびのんとあかねぶーの 恋が発展していく続編を書いて欲しい。 あかねぶーが好きだ。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 9件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|