致死量未満の殺人



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初公開日(参考)2013年10月
分類

長編小説

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致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)

2015年09月17日 致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)

雪に閉ざされた山荘で女子大生・弥生が毒殺された。容疑者は同泊のゼミ仲間の4人。外界から切り離された密室状況で、犯人はどうやって彼女だけに毒を飲ませたのか。容疑者4人は推理合戦を始めるが…そして事件未解決のまま時効が迫った15年後、容疑者の一人が唐突に告げた。「弥生を殺したのは俺だよ」推理とどんでん返しの果てに明かされる驚愕の真実とは?第3回アガサ・クリスティー賞に輝く正統派本格ミステリ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.80pt

致死量未満の殺人の総合評価:5.94/10点レビュー 17件。Cランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

「毒殺」で長編に挑んだミステリー


 「弥生を殺したのは俺だよ」 時効間近の宵、容疑者の一人は宣言する。 どうやって毒殺を成し遂げたのか、ハウダニットを意識した倒叙ミステリー。

雪の山荘、限られた人数、限られたアイテムで遂行された毒殺事件。 2010年代では中々見ないオールドな設定な感じですね、出来はともかくこういう作品は消えないでほしいです。 「毒」という強力なアイテムが出てくるわけですがその扱いがちょっと自由過ぎるかなぁ、トリックにツッコミたくなるような欠点も散見する気がします。 アガサ・クリスティーを意識したようなどんでん返しもこれでは栄えない。 ★は4つ。
 

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りーり
9EDFH0HC
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

アガサ・クリスティー賞にふさわしい作品

雪に閉ざされた山荘で一人の女子大生が毒殺され、それぞれが動機を持つ、残り4人の大学生たちは犯人を探し出す「検討」を行う……といったシンプルな構成ながら、複雑に入り組んだ真相が用意されている作品です。

クローズド・サークルでありながら、これ以上の殺人の心配はなく、警察抜きで存分に事件の「検討」を行うという展開。
被害者の女が殺されてもしょうがないような糞みたいな性格ですが、容疑者たちも好きになれないような性格の登場人物たち。
なんだか岡島二人氏の『そして扉は閉ざされた』を思い出しました。

純粋にシンプルに「推理小説」としての内容、結末だけならもっと高評価でも良かったのですが、登場人物の無駄な自己主張がハナについてしまい、少し減点です。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.3:
(7pt)

致死量未満の殺人の感想


▼以下、ネタバレ感想

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松千代
5ZZMYCZT
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

致死量未満の殺人の感想

著者初読み。第3回アガサ・クリスティー賞受賞作。犯人の告白から始まる倒叙ミステリー、かと思いきや、終盤で二転三転の本格ミステリー、なんでしょうね一応。まず悪い点、文章が読み辛い。回りくどく気取った表現の連発で、読んでいてぐったり疲弊した。また、被害者が余りに酷い性格で、なぜ皆一緒に旅行に行くのかそこから納得出来ない。同行者全員に動機がある、と言う状況を作りたかったのでしょうけど。良かった点は、トリックでしょうか。実効性はともかく、なかなか面白いと思った。まあ、ホントに気に入ったのはタイトルだけでしたけど。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

致死量未満の殺人の感想

閉じ込められた山荘。ゼミ仲間のメンバー4人全員に殺意があった。15年の時効寸前に現れた一人の男が語る言葉。あの時の真犯人は俺だ。そんなシチュエーションで始まるストーリー。
誰がどうやって犯行を?それがこのストーリーの核。大仰な文章がいただけない。もっと宮部みゆき氏とかの文章などを見習うべきだ。でも、手垢のついたジャンルに挑む精神には敬意を表したい。
ドンデン返しの連続になる後半は楽しみながら読んだ。トータルで云えば自分はこういったものが好きなので面白かったと評したい。
このトリックに先例があるかどうか分からないが良く考えられていると思う。
この手の話が好きな人にはお勧めできる。一読の価値はある。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(4pt)

冗長故の完全犯罪

倒叙形式で始まる序章から、昔に遡り、その人物が毒物入手し、山荘に仲間と集うも、衆人環視の中、どうやって毒物を混入したのか、明らかにならないまま、仲間たちの被害者(非現実的なヒール)に対する恨みつらみの描写が冗長との意見もわからないでもないが、その冗長さにトリックが成立しているのは見事。
そしてやはり、ラストで唐突に探偵役になる、ある登場人物には、アンフェア感は否めない。
それでもトリックの見事さで、☆4つ。
致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150312044
No.11:
(3pt)

倒叙ミステリーと思わせながらの大逆転。

比較的読みやすい作品。最初に犯人が名乗るスタイルは倒叙ミステリーを思わせたが、後半の大逆転には正直驚かされた。しかし、最後の最後のコンダクターの展開には少々やり過ぎ感も。いずれにしてもアガサ・クリスティと刑事コロンボを足して3で割ったような印象。足して2ではなく、3であることに作者の、伸びしろに期待する。
致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150312044
No.10:
(5pt)

大満足です(≧∇≦)

表現が過剰に装飾されているきらいはありますが、それが静かな夜や降り積もる雪、また張り詰めている空気感を感じさせるものなので、気になる要素ではなく、逆にその静けさと張り詰めた空気でどんどん物語に引き込まれました。
そしてページを繰る手ももどかしく一気読み。
二転、三転とひっくり返る結末といい、読後かなりの満足感が得られました+.(≧∀≦)゚+.゚
致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150312044
No.9:
(2pt)

登場人物の人間性に現実味が乏しい…

確かに賞と取るだけのトリック、どんでん返しにはミステリーらしさが感じられるが、いかんせん登場人物の言動に現実味がないため残念な作品になってしまっています。
被害者が複数の人間から殺したいほど憎まれている割にはその悪人振りが伝わってきておらず、またそれでいながら同級生たちも当人と普段から行動を共にする心理が納得できない。
さらに明らかに脇役と思われていた人物が、終盤に入り突然名探偵に豹変する流れもどこか取って付けたように感じ、最後に開かされる黒幕の存在もいささかやり過ぎのきらいがあるように思えてしまう。(どんでん返しもやり過ぎると却ってくどさだけが残ってしまうのでは?)
個人的には、現実の15年という時の持つ重みがあまりにも軽く書かれていることに、最も違和感を感じてしまったことが残念でした。
(15年間まったく話題にもならなかったことが、昨日のことのように思い出されるものでしょうか? また何も云わずに普通に生活していけるものなのでしょうか?)
是非人間が描けている作品を期待したいと思います。
致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150312044
No.8:
(2pt)

書名に疑問が残ります

書名は、応募時の『コンダクターを撃て』よりも内容に合っているとは思いますが、これだと完全とは言えないかもしれませんが、トリックが分かってしまいます。 叙述には工夫がこらされていますが、弥生の“悪人”ぶりがイマイチで、犯人が類推しやすいことにも難点があります。
致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150312044



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