(短編集)

死の快走船



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    初公開日(参考)2014年07月
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    短編集

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    死の快走船 (創元推理文庫)

    2020年08月12日 死の快走船 (創元推理文庫)

    白堊館の建つ岬と、その下に広がる藍碧の海。美しい光景を乱すように、海上を漂うヨットからは無惨な死体が発見された……堂々たる本格推理を表題に据え、早逝の探偵作家の魅力が堪能できる新傑作選。愛憎の末に行き着く水中の惨劇を描いた犯罪奇譚「水族館異変」、午後三時に急行列車三等車の三両目を利用する怪しげな旅行団体をめぐる「三の字旅行会」、相次ぐ広告気球脱走事件に隠された奸計をあばく防諜小説「空中の散歩者」など多彩な作風が窺える十五の佳品を選り抜く。(「BOOK」データベースより)




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    死の快走船の総合評価:8.38/10点レビュー 13件。Bランク


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    No.1:
    (9pt)

    死の快走船の感想


    ▼以下、ネタバレ感想

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    氣學師
    S90TRJAH
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.12:
    (3pt)

    同時代の誰よりも欧米作品のテイスト

    創元から出版された著者の作品集『銀座幽霊』と『とむらい機関車』は以前読んだことがあるので、本作も再読だろうと思っていたが、まったく記憶が戻ってこない……。
     覚えていない理由にはならないが、前掲二冊のどちらかに収録された時は、「白鮫号の殺人事件」の題で、探偵役は東屋三郎ではなく、青山喬介だったとのこと。うん、その名前にはちょっとだけ覚えがあるぞw

     「犬崎」という地名が出てくるから、どこだろと思っていたが、「鳥喰崎」という地名も。
     明らかに犬吠埼から発想した架空の地名でしたw
     結局最後まで筋を思い出せないままだったが、後半に「鳥羽の三喜山」が登場して、漸くおおまかなプロットがわかった。
     海産物が背景にあるので、水産試験所員が探偵役なのはわかるが、東屋でも青山でも、なぜ彼が警察にも顔が利いて、「名探偵 皆を集めて さてと云い」ができるのかは謎だw

     ただ久し振りに著者の短篇を読んでみて、たまたま本作にヨット関連のスクーナーやらメンスル等のカタカナ用語が多かったのも一因かもしれないが、やはり同時代の乱歩やわたしの読んだ範疇でその他の探偵作家の誰よりも、欧米作品に近いテイストを感じた。
     ヨットの喫水線の変化から、理詰めで乗員の重量を推定しながら、現実では算術どおりにいかないよと引っくり返すところなどは、乱歩の「心理試験」を思い出したけれども……。

     著者を思い出すと、毎回同じことを考えてしまうのだが、著者がフィリピンで戦没せずに戦後を迎えられて、探偵小説に邁進できていたなら一体どれほどの傑作が生まれていただろう……。
    死の快走船 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死の快走船 (創元推理文庫)より
    4488437036
    No.11:
    (1pt)

    ゆっくりがいい

    死におう、ゆくっりで行きたいだ。
    早く死にたくないです
    死の快走船 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死の快走船 (創元推理文庫)より
    4488437036
    No.10:
    (3pt)

    作者のファンは読もう

    珍しくリアル本屋で買えた。代表作は先行の二冊に収録されているので、本書は粒ぞろいというわけにはいかない。でも作風の多彩さに感心するので、ファンは読むべし。

    表題作は「白鮫号の殺人事件」の改作だ。あまり良くなっているようには思えないが。
    私は以前のシンプルなほうが好きだ。
    『水族館異変』水族館で海女の潜水が、お色気ショーとして演じられる。
    リピドー丸出しの中学生が通い詰めるのも無理はない。○○××が多く、読みにくい(笑)。
    そういえば昭和のエロ映画にも海女ものというジャンルがあったな。
    『求婚広告』『三の字旅行会』『愛嬢盗難』『正札騒動』『告知版の女』は、洒落た知的なコントといったところ。O・ヘンリーを思わせる。特に「正札」が気に入った。どれもかなり無理のある話なんだけどね。

    『空中の散歩者』は時局に合わせた防諜小説だ。アイデアがスマートなので、嫌味が無い。
    『氷河婆さん』はアメリカ政府の先住民に対する残虐行為がテーマだ。
    主張は正しいが、日本政府のアイヌ政策も大概だったぞ。
    巻末の捕物帳二篇は、文化資料以上の価値は無いかな。
    このシリーズは雑誌掲載時のイラストを収録しているので、当時の雰囲気に浸れて楽しかった。
    また機会があれば、別の作家を読ませてほしい。
    死の快走船 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死の快走船 (創元推理文庫)より
    4488437036
    No.9:
    (5pt)

    死の快走船

    「とむらい機関車」、「銀座幽霊」に続き、創元推理文庫からは3冊目(全15編収録)。

    「死の快走船」以外はど真ん中の本格ミステリは皆無だが、いずれの短編にも濃度の差はあれどミステリの趣向が盛り込まれている。

    冒頭の「死の快走船」は、細かな推理を重ねて真相に迫っていくスタイルが好感の持てる本格中編の傑作。

    その他はユーモア度が高い代わりに、ミステリ濃度は薄くなるが、それでも、奇妙な発端から最後のオチまで質の高い落語のような味わいのある「なこうど名探偵」、3の字づくしの不可思議な謎と意表を突く解決が鮮やかな「三の字旅行会」、デパートの高い商品と安い商品の値札が入れ替えられるという小さいが魅力的な謎が、巧妙なミスリードを配しつつ合理的に解かれる「正札騒動」が面白い。

    さらに、猟奇的奇譚の「水族館異変」や秘境的奇譚の「氷河婆さん」は、作者の多彩な一面を知るという意味で面白い。

    全15編を大いに楽しめたが、作者の作品世界の入り口としては、既刊の「とむらい機関車」や「銀座幽霊」の方が適しているのではないかと書き添えておく。
    死の快走船 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死の快走船 (創元推理文庫)より
    4488437036
    No.8:
    (5pt)

    Hopeful and Earnest

    Overall I give this book 5 stars. I was sad to see the story end. I was left wanting more, such much more. Not because the book was unfinished, but because the story was so beautiful written.
    I wondered at the start of this book if it was going to be too frivelous for me to read. How wrong I was. I should buy it earlier because this book is so great. Highly recommend
    死の快走船 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死の快走船 (創元推理文庫)より
    4488437036



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