(短編集)

獏鸚: 名探偵帆村荘六の事件簿



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初公開日(参考)2015年07月
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短編集

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獏鸚 (名探偵帆村荘六の事件簿) (創元推理文庫)

2015年07月29日 獏鸚 (名探偵帆村荘六の事件簿) (創元推理文庫)

科学知識を駆使したミステリを描いた、日本SFの先駆者・海野十三。鬼才が産み出した名探偵・帆村荘六が活躍する推理譚から、精選した傑作集を贈る。全10編収録の決定版。(「BOOK」データベースより)




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獏鸚: 名探偵帆村荘六の事件簿の総合評価:8.75/10点レビュー 12件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

獏鸚の感想

海野十三の帆村シリーズが現代表記でのリバイバル。どの作品も読みやすくなってます。トリックは、アクロバット的な、SF作家らしい豊かな発想のものばかりで、本格作品のロジックや謎解きは期待出来ませんし動機がない作品もありますが、その分展開が早く飽きさせないところはさすがです。次回発売の作品集で、処女作「電気風呂の怪死事件」にも期待です。

氣學師
S90TRJAH
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.11:
(5pt)

海野十三

何とも今に繋がる昭和時代を、推理小説で、知るものです。
獏鸚 (名探偵帆村荘六の事件簿) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:獏鸚 (名探偵帆村荘六の事件簿) (創元推理文庫)より
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No.10:
(4pt)

探偵のキャラは薄いが、事件が濃い

戦前に発表された探偵小説十篇を収録している。
SFは何作か読んでいるが、作者のミステリをまとめて読んだのは初めてだ。

多くは実現可能かどうか怪しい科学的トリックが使われていて、SFに分類しても不都合ではないような。
ほとんどバカミスなのだが、奇想と大胆さに惹かれて楽しめた。
秀逸なのは「振動魔」:文字通り振動を利用した犯罪がテーマだが、さらにひと捻りしてある。
こんなことが出来るかというと、無理だろう。でも面白ければいい。
「爬虫館事件」:巨大爬虫類がトリックの要である。結末に感心した。
「点眼器殺人事件」:そんなムチャな。バカミスというより単なるバカ?

「浮囚」:密室トリックとしてユニークすぎる。
表題作は暗号と犯罪結社が出てくる冒険的探偵小説だ。他のに比べるとまっとうな作品といえる。
小道具が洒落ていて、それなりに面白かった。

事件や犯人は思い切り濃いのだが、探偵の帆村荘六のキャラはとても薄い。
素人探偵と名乗ることもあれば、「私立探偵」と書かれた名刺を出すこともある。
作者には名探偵を創造する気がなかったのかな。最近の過剰装飾キャラよりは好感が持てる。
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No.9:
(4pt)

帆村もの!

「麻雀殺人事件」「省線電車の射撃手」「ネオン横丁殺人事件」「振動魔」「爬虫館事件」「赤外線男」「点眼器殺人事件」「俘囚」「人間灰」「獏鸚」の10篇が収められている。1930年代の作品が多い。
 すべて帆村荘六ものである。もちろんシャーロック・ホームズをもじった命名だ。長く入手困難な状態が続いたが、こうしてまとまって読めることになったのは嬉しい。
 ミステリとしては玉石混淆。帆村の名探偵ぶりも発揮される回とそうでない回があり、ちょっと同一キャラクターとは思えないときも……。かなりSF色の強いものも。
 とはいえ、古くからのミステリ・ファンには必読の一冊だろう。
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No.8:
(5pt)

想像を超えた面白さ

筒井康隆の書いたパスティシュ「科学探偵帆村」(「繁栄の昭和」所収)ではじめて名探偵帆村荘六の存在を知った。
名探偵ガリレオ(湯川学)やTVドラマ「怪奇大作戦」の原型と言ってよい。
倒叙形式ではないが、中には「刑事コロンボ」を思わせる作品もあった。
本短編集の表題になっている「獏鸚」は暗号を扱っているが、
残念ながらこじつけの多い駄作に終わっていた。
SFの衣を被ったミステリなので、昭和初期の作品なのに概してさほど古臭さを感じない。
もう少し帆村荘六のキャラが立っているとさらに良くなると思うが、
それは「事件簿2 蠅男」を読んでから判断しよう。
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No.7:
(4pt)

日本の科学ミステリの古典

戦前に書かれた日本の科学ミステリの古典。1930年代の短編作品10編を集めたもの。

多くの作品には名探偵「帆村荘六」氏が登場する。この人と警察組織の協力関係の描写が、今の読者にとってはかなり謎な設定に思えるのだが、とにかく古典ということで気にしないことにする。そもそも探偵の名前も「シャーロック・ホームズ」をもじったものらしい。

さて本編は科学ミステリと銘打つわけであるが、そのあたりに過度に期待してはいけない。なにしろ戦前の話、科学なのかオカルトなのかあやしい話もチラホラ。単なる怪奇趣味的な話も含まれているし、おそらく当時は「科学」の意味するところの範疇が今より広かったのかもしれない。
探偵の推理のステップが神がかっているような気がするのも、まぁ時代的なものかもしれないと思うことにする。(いわゆる本格推理小説のつもりで読むとあれっと思うかもしれない。)

収録柵の中では、個人的に「振動魔」はなかなかの出来、と思う。トリック(?)の実現性はまぁおいておくとして、とにかく意表を突く展開、本作はこれにつきる。他の作品のストーリーがどちらかというと淡々としている中で異色であり、また、科学とは、という根本的な問いかけも投げかけているような気もするのだ。
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