ホテル1222



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初公開日(参考)2015年09月
分類

長編小説

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ホテル1222 (創元推理文庫)

2015年09月30日 ホテル1222 (創元推理文庫)

雪嵐の中、オスロ発ベルゲン行きの列車が脱線、トンネルの壁に激突した。運転手は死亡、乗客は近くの古いホテルに避難した。ホテルには備蓄がたっぷりあり、救助を待つだけのはずだった。だがそんな中、牧師が他殺死体で発見された。吹雪は止む気配を見せず、救助が来る見込みはない。乗客のひとり、元警官の車椅子の女性が乞われて調査にあたるが、またも死体が……。ノルウェーミステリの女王がクリスティに捧げた、著者の最高傑作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

ホテル1222の総合評価:6.08/10点レビュー 12件。Dランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

雪の山荘ものへの挑戦

ノルウェーの人気シリーズ「ハンネ警部シリーズ」の第8作は、アガサ・クリスティへのオマージュとして書かれた「雪の山荘もの」である。
オスロからベルゲンに向かっていた列車が激しい雪嵐の中で脱線し、運転士は死亡したが乗客たちは近くの古いホテルに収容され、救助を待つことになった。ホテルの備蓄は十分で、あとは救助隊を待つばかりのはずだったが、夜中に乗客の一人の牧師が射殺体で発見された。ちょうど乗り合わせていたハンネ警部は事件捜査に協力することになったのだが、捜査が何も進展しないうちにさらに、翌日、新たな死体が発見された。パニックに落ち入る乗客たちの中に潜んでいる犯人を捜し出すために、ハンネは人々の言動を注意深く読み解いて行くことになった。そしてたどり着いた結末は・・・。
ミステリーの古典的結構をなぞった野心的作品だが、物語の起承転結がすべて人間ドラマの枠内に収められているため、いわゆる「安楽椅子ディテクティブ」的な色合いが濃く、現代ミステリーになじんだ読者にはやや退屈だ。
クリスティマニアにはオススメだが、従来の北欧ミステリーファンにはちょっと物足りないだろう。

iisan
927253Y1
No.2:
(6pt)

ホテル1222の感想

シチュエーションとしては紛れもなく「雪の山荘」もので、これはもう期待して読みます。今さらながらこの難しいジャンルに手をだそうという姿勢に感心します。が、しかし、本書はこういったジャンルにおいて成功例として認めるかと問われるとう~ん、と唸ってしまいます。あ、個人的にはってことですが。まず冗長だと思います。もっと切り詰めてサスペンス感を盛り上げるべきでしょう。犯人は意外でもなく何となくそうだろうなと読んでいて感じてしまいます。クリスティに対してのリスペクトでしょうが、すこし幅を広げ過ぎたのではないでしょうか。それよりもこのページにある外部リンク、アンネ・ホルト/枇谷玲子訳『ホテル1222』ここだけのあとがきWebミステリーズ!の方がよほど楽しめます。こちらをクリックしてぜひご覧になってください。なるほど『スターウォーズ』のねえ・・・・・・。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(3pt)

ホテル1222の感想

吹雪の中、列車事故が発生。近くのホテルに避難したものの、そこで殺人事件が発生する。外はマイナス20度の猛吹雪。作者のクリスティに捧げる意気込みや、シチュエーションが最高!と思って購入したのですが、個人的には期待外れの内容でした。

実際読んでみると乗客の数は200名超え。1人、2人と被害者が増える中、登場人物の発言で『そして誰もいなくなったを思い出した。』とクリスティとの結び付けの表現があるのですが、いやいやいや、先長っ!と、ツッコミ入れてしまう心境です。

ミステリとしてもクリスティ的なサスペンスとしても惹き込まれる要素が自分にはありませんでした。また、実は本書がシリーズの8作目だった事に若干困惑。主人公の同性愛の設定がシリーズ序盤で社会へのメッセージとなっていた事や、途中で現れる知人など、本書から読むと設定がわからず混乱してしまいました。

さて、舞台となるホテル『フィンセ1222』は実在するホテルでした。読後知りましたが、読む場合は最初に見ておくと良いです。
『連絡通路が車両でできている』事や、200数名の乗客が猛吹雪の中到着できる線路近くのホテルなど、どんな感じなのか、あまりイメージが掴めなかったのですが、実在するホテルの外観を見て合点しました。
フィンセはスターウォーズEP5の撮影場所になっていたりと、知る人は知っている有名スポットな模様です。

勝手に期待してしまった事もあり、ミステリとしては好みに合わない本でしたが、ノルウェーの気候や人柄、観光スポットを知るうえでは楽しめた本でした。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(4pt)

独特の緊張感をセットするのがじつに上手い。あっという間に引き込まれてしまう。

この作者 予想以上に面白かったので、デビュー作に遡って購入し始めました。状態は特に問題なし。
ホテル1222 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ホテル1222 (創元推理文庫)より
4488257062
No.8:
(5pt)

シリーズ最終話です。

クローズドサークル、アームチェアディテクティブ、北欧の要素があり楽しめます。

シリーズ最終話(恐らく)です。単発でこれだけを読んで、面白くないと判断されてしまうのは残念です。ポワロで言えばカーテンだけ読んでしまったような物です。勿論ポワロは別格です。アガサと比べられるのは酷です。

主人公はシリーズのはじめでは、若く美しく溌剌としていて歩けます。シリーズとしては、刑事ものです。

何よりの欠点はシリーズ8作中の3作が日本語訳されていないということです。そして、それは主人公の人生においてかなり大事なところです。
ホテル1222 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ホテル1222 (創元推理文庫)より
4488257062
No.7:
(2pt)

消化不良感ありあり

雪に閉ざされたホテル、クリスティーへのオマージュということから、勝手に女史の名作と同じような雰囲気を持ったパズラー的な作品を連想してしまうのであるが左にあらず。では北欧らしいドラマ性重視の作品かというとこれまた中途半端。作者も主人公も終始カオス状態で終わってしまったのではと思われる。以下の点でこの作品は評価できない、

1.人好きのしない意固地な元警視の女性主人公が、事件を解決したいのか、関わりたくないのか終始曖昧で、読み手が作品の中に入っていけない。
2.幾つかの謎を提示しているが、はっきりと説明しないまま終わってしまった謎がある。本件とは関係ないという事で明確にはしなかったと思われるが、ではそもそもなぜ提示したのか作品の構成に疑問が生じる。
3.ノルウェー社会の多様性を意図したのか、登場人物たちは多様性に富んでいるが、それがストーリーに全く活かされていない。ただ雑多な集団という印象でしかない。
4.ドラマを重視している割には全ての登場人物達の描き込みが足りず、被害者、加害者の人物像もよくわからず、ドラマとしてもミステリーとしても中途半端でしかない。
ホテル1222 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ホテル1222 (創元推理文庫)より
4488257062
No.6:
(2pt)

途中で挫折

設定はいいがこれは買わせるためのもので、ストーリがあるのは序盤だけ。読み進むにつれこれでは小説でなく散文じゃないかと感じ始めた。訳文も文章の区切り方や句読点の位置に違和感を覚える箇所もしばしばあって日本語として練れていない。時間のムダを感じ3分の2あたりで読むのをやめた。
ホテル1222 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ホテル1222 (創元推理文庫)より
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No.5:
(3pt)

ノルウェーの雪の中は興味深いが。

アンネ・ホルトの作品は好きで、読んできたが、今回のはやや、まとまりがなかったと思う。大雪と吹雪で閉ざされたホテルの中で、進んでいくが、
別棟の最上階の大物はいったいなんだったのか?必要な設定だったのか?
ハンネの登場も、いきなり車いすの上で、しかも、元警察勤務。えっ、いつやめたの??いつ下半身不随に?

反骨精神旺盛で、独断的に突っ込んでいくところは、かわってないけど、車いすの上からだけで、しかも閉ざされた空間の中で、犯人を追いつめ
探していくのは、少し無理があるかなあと思った。
車いす探偵や、窓際探偵など、推理するだけの探偵はたくさんいるが、ハンネはそんなタイプじゃないと思う。

巻頭にある「クリスティに捧げた最高傑作!」 には、ううん・・・。でした。
ホテル1222 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ホテル1222 (創元推理文庫)より
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