天国でまた会おう
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ただ、あらすじというか、どうしてこの内容を小説の題材として選んだのか、ちょっと疑うものでした。 | ||||
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「その女 アレックス」のルメートルの新作とあって期待が高かったのだが、ミステリーとしてはやや期待外れというしかない。ただ、社会派の歴史小説として読めば、面白さと緊張感を兼ね備えたゴンクール賞受賞作にふさわしい傑作である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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第一次対戦で生き埋めになりかけたアルベール、その命の恩人、鬼の上官。 絶望な冒頭から、食べていくためにパリを震撼させる大作戦を立てる物語り。 その女アレックスと違い、復讐、愛憎、悲しみが交差して描かれます。 残念ながら、日本ではジャンルに拘り、ミステリ文庫に扱われていましたが、これは冒険ものと言っていいでしょう。 これから読む方々の為に筋は伏せますが、よくこんなストーリーを思いつくものだ、と関心します。ついては障害の問題にも言及している為、読まれて損無し! それにしても、このタイトルの意味は不明。 けど、面白ければそれでよし! 繰り返しますが、単なるミステリと思えば、見事に裏切られます。 個人的な感想まで。 | ||||
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舞台は第一次世界大戦終結後のフランス、パリ。 平和が訪れたにもかかわらず、街では心にも体にも傷を負った帰還兵たちが喰うために必死となり、夫や息子を失った家族はやるせない気持ちを抱えて苦しんでいた… そんな時代を背景に、金儲けのために戦死者たちを喰い物にする破廉恥な計画を企む人々。 一つは戦地に仮埋葬された戦死者を共同墓地に改めて葬る国家プロジェクトを、そしてもう一つは祖国のために我が身をなげうった兵士たちの記念碑を建造する事業を舞台にして、戦時に深い関わりを持っていた人々がお互いにそうとは知らぬままそれぞれの計画を進めてゆきます。 | ||||
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舞台は第一次世界大戦終結後のフランス、パリ。 平和が訪れたにもかかわらず、街では心にも体にも傷を負った帰還兵たちが喰うために必死となり、夫や息子を失った家族はやるせない気持ちを抱えて苦しんでいた… 下巻では遺族の悲しみを喰い物にする唾棄すべき冷徹な計画が進行します。けれどそれを企む主人公たち自身も戦争とその影響を受けた時代の風潮に痛手を負い、なんとか沈むまいと藻掻く人間の悲しさを体現しているのです。 計画通りの成功に有頂天になるもつかの間、些細な出来事がきっかけで疑心暗鬼に陥る登場人物たちのスピード感溢れる感情のアップダウン。 やがてそれぞれの運命は再び絡まり合い、悪事千里を走るの諺の通りクライマックスに向けて全てが崩壊してゆく迫力に後半はページを捲る手が止まりません。 | ||||
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ピエールルメートルの刑事シリーズとは異なり、戦時中の混乱と戦場での苦しいほどの兵士達の最期が描かれていた。加えてもう1人の主人公とでも言うのか、凄まじいほどの欲に執着した大尉の生き様、また残り2人の前線から戦後の生活がなんとも、絡み合いながら苦しい流れが続き引き込まれました。 | ||||
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およそ100年前の第一次世界大戦とその後が舞台で、興味深く読むことができた。 アルベールとエドゥアールは、特に友人というわけでもなかったのに、戦時中と帰還後に、お互いに「よくもここまで」というくらい助け合う。なかなかここまで尽くせる人はいないだろう。ふたりの人間性だ。決してべったりな関係ではなく、相手を冷静に評価しながらも、恩をちゃんと認識しているところがいい。 脇役たちの個性もそれぞれしっかり描かれていて、そこがさらに内容を魅力的にしている。 私は、ひたすら“くそ”プラデルを、どこかでとことん叩きのめしてほしいと願いつつ読み進めた。 ――そして、もの悲しさ…。情緒がある。 折しも現在ロシアとウクライナが戦争をしているが、戦争はやっぱり悲惨だ。できるものなら絶対するべきでない。あとがきからこのタイトルの所以を知り、さらにその思いを深めた。 全体的にやや冗長だったが、とてもいいストーリーだった。やっぱりルメートルはすごい。裏切られることはまずない。 本作の続きは#2『炎の色』、#3『われらが痛みの鏡』へ。 | ||||
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