街への鍵



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    初公開日(参考)2015年08月
    分類

    長編小説

    閲覧回数3,304回
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    街への鍵

    2015年08月07日 街への鍵

    メアリは白血病患者のために骨髄を提供した。だが、それが恋人の男の怒りをかう。彼女の美しい肌に傷がついたと、身勝手な理由で男はメアリを責め―暴力をふるった。家を出た彼女は、過去をふりきるように大胆な行動に出る。素性もよくわからぬ骨髄の提供相手に会うと決めたのだ。そこにいたのはレオという優しく繊細な男性。メアリは次第に彼に惹かれていくのだが、それが悲劇の始まりだった。その頃、街では路上生活者を狙った殺人が起き…不穏さを物語に練りに練り込んだ“サスペンスの女王”による傑作。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

    街への鍵の総合評価:8.23/10点レビュー 13件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (5pt)

    犯人が誰なのかよく分かりませんでした!

    再度パラパラとめくって読んでみたのですが、誰のことやら???さっぱりでした。
    こういう本も珍しいかな。

    それはそれとして、全てにおいてピンボケ?感が否めない。
    よく出来ている(構成されているとは思うのですが)話の筋なのですが
    登場人物を主に4人に絞ってそれぞれ話が進むのが、逆に読みづらく感じました。
    恋愛話だけではミステリーにならないし、薬物ばかりの話だと、最初から読みたくないですよね。

    主人公の1人・ビーン氏は、私の中ではアンソリーホプキンス氏でした。
    きっと合うと思うなあ~。

    ももか
    3UKDKR1P
    No.1:
    (8pt)

    レンデルファンは必読!

    2015年5月に亡くなったルース・レンデルの久しぶりの新刊。約20年前、1996年の作品だが古さは全く感じさせない、最初から最後までルース・レンデルの世界が展開される傑作サスペンスである。
    30代前半で大人しくて慎ましやかな性格のメアリは、骨髄移植のドナーになったことを同棲中の恋人に責められ、暴力を振るわれたことから別居し、リージェンツ・パーク近くの知人の留守宅を預かるために引っ越した。新生活とともに自分を変えようと決心したメアリは、骨髄を提供した相手であるレオに会い、まるで自分の分身のような彼に心引かれ、結婚を決意する。
    同じ頃、リージェンツ・パークではホームレス連続殺人事件が発生し、街には不安な雰囲気が漂っていた。リージェンツ・パークでは、妻と二人の子供を事故で一度に失い人生に絶望してホームレス生活を始めたローマン、富裕層の犬の散歩代行で身を立てる元執事の老人ビーン、暴力を売って麻薬を買うジャンキーの若者ホブの3人も、それぞれに鬱屈を抱えながら行き来し、人生が交差することになっていた・・・。
    主人公はメアリで、メアリとレオの関係がメインストーリーなのだが、他に3人の人物と1つの事件が重要なサブストーリーを構成し、それぞれが関係し合った複雑で厚みのある物語となっている。ホームレス連続殺人事件の謎解きも面白いのだが、それ以上に、社会派心理サスペンスとして完成度が高く、レンデルファンにはもちろん、社会派ミステリーファンには絶対のオススメだ。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.11:
    (4pt)

    ミステリィともサスペンスとも違う 群像劇

    ミステリィと思って読んでいたので、最後の展開には戸惑いましたが、いい意味で驚かされました。
    ミステリィではないし、サスペンスともちょっと違う話です。
    概ね4人の視点で進みますが、その4人に驚きの共通点が!とか最後に一堂に会する!とかそういう話でもないのです。
    群像劇、というのが一番合っていると思います。
    4人共同じロンドンの街に住んでいるのに、立場が違うと全く違う街のような雰囲気になるのが、この話の面白いところです。
    正直、もうちょっと何かカタルシスがあっても良かったんじゃないかという感想を持ちましたが、たまにはこういうまったりした話も悪くないかな、、、

    殺人事件の犯人が結局誰だかわからない、という感想をもつ方が多いようですが、、、最後の服装描写に注目すれば誰だか自ずと分かると思います。
    レンデルの作品は普通の刑事さんがいい仕事するので好きです。
    街への鍵Amazon書評・レビュー:街への鍵より
    4150018987
    No.10:
    (4pt)

    追悼

    なくなっちゃいましたね。残念です。レンデルは、安心して新作を読める数少ない作家の一人でした。
    この作品は、ロンドンを縦横に舞台にしていて、ロンドン好きならたまらない。しかも、この年齢にして、この瑞々しさ。
    ご冥福をお祈りします。
    街への鍵Amazon書評・レビュー:街への鍵より
    4150018987
    No.9:
    (4pt)

    地図を付けてほしい

    さすがのルース・レンデルで、面白い本だが、いい所はほかの人がたくさん書いているので省略して、出版社にお願いが一つ。
    こういう小説には地図を付けてほしい。地図がないとどうにもならない小説だ。
    私はこの小説の舞台には土地勘があるが、それでも地図が必要だった。
    PCやスマホや地図帳を出せばいい、というつもりかもしれないが、本だけで大丈夫なようにしてほしい。
    街への鍵Amazon書評・レビュー:街への鍵より
    4150018987
    No.8:
    (4pt)

    レンデルの世界に浸ってください。

    何かの書評で本書を褒めていたことや、知らなかったが、ルース・レンレルが今年(15年)の5月に亡くなったことが書いてあったので、弔いを兼ねて迷わず買った。その書評には内容にも触れていたが、新鮮な気持ちで読みたかったので、内容を忘れるぐらいの時間をおいて読みだした。

    冒頭、リージェンツ・パークの描写だけで、たっぷりと書きこまれている。読みながら、ただ筋を追うだけでなく、このレンデルの世界へどっぷりと浸かるとしよう。暫く読んでいて、さて、登場人物欄を見ようと思ったら、これがない。レンデルを読むのは久しぶりだが、ポケミスは久しぶりではない。登場人物欄は必ずあった。じっくり読ませる内容なので、知らず知らずの内に人物は頭に入るのだろうか。そういう危惧感があったので、メモ用紙を用意して主要人物名を書くとしよう。

    話は三つに大別される。同棲していた相手と別れ、新たな恋人に巡り合ったメアリ。犬の散歩を生業とする初老のビーン。家族を事故で失い、ホームレスに身を崩したローマン。これらの細やかなストーリーの狭間に、連続ホームレス殺人事件が発生するが、それはあくくまでもサブに過ぎず、メインのストーリーが淡々と描かれる。

    街への鍵とは、新しい生き方を目指す鍵を探す事かも知れない。リージェンツ・パークがその鍵となるのだが、そこでの殺人事件の発生は意味深である。
    街への鍵Amazon書評・レビュー:街への鍵より
    4150018987
    No.7:
    (4pt)

    大人になりきれない女性の成長物語。

    骨髄ドナーとレシピエント、そのほかの登場人物は家族を失ったのをきっかけにホームレスになった男性、性格の悪い元執事、薬中など。 ロマンス、ホームレス連続殺人事件、レシピエントのたくらみ。 それぞれの人生が少しづつ絡み合いながら、物語は進んでゆく。 終盤に近付くとレシピエントの正体が少しずつ明らかになってくる。 (予想どおり) とどまるものは未来はなく、乗り越えられたものは未来がある。 巧みな筆さばきに☆5としたいところだが途中ドナーにイラつかされたので4つで。
    街への鍵Amazon書評・レビュー:街への鍵より
    4150018987



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