死のカルテット
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつものように出社し、その日もいつもように仕事を終え、家に帰って家族といつものように変わらぬ会話と小言を繰り返し、寝床に就いてまた同じような朝を迎える。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日常生活に飽いた銀行員が、突然現れた強盗に乗じて金を盗み、逃避行をして別な人生を歩もうとする。 突破的に大それたことをしてしまった小市民。そんなに世の中甘くないのは想像に難くはない。金を手にしたことで、苦悩の方が勝ってしまうのだ。 強盗、銀行員のそれぞれの思惑が外れ、打開を試みればみるほど負のスパイラスに陥る過程が面白い。強盗が拉致した女性工員を上手く絡めた皮肉極まりない決着の付け方は、レンデルならではのどんより感が漂う。 そもそもの発端となった強盗の二人組みの、近親憎悪とも言うべき、掛け合いがいい味出している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
想定通りの商品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公は中年男性で、人に言いにくい変わった趣味を持っています。というと、レンデルのファンは「わが目の悪魔」のアーサーを連想するでしょう。本作の主人公アランの趣味は、アーサーほど異常ではなく、共感を覚える読者がかなりの確率でいるのではないでしょうか。その趣味と偶然の事件のおかげで、アランは大金を手にします。その金を使って人生をやり直そうとするアランの行動を追うレンデルの描写は、とても緻密です。今の暮らしとまったく違う毎日を送ってみたいという誰もが持つ夢をアランが実現できるのか、読者はハラハラしながら見守ることになります。レンデルの作品の中でも映画化に向いている筋書きだと思いました。訳者も、映画化された場合の架空キャスティングを、あとがきでイニシャルのみで示しています(ハリウッドの大スターなのでたいていの読者がピンとくるでしょう)。アメリカに限らず、日本でも映画化できそうな普遍的なストーリーです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|