心地よい眺め



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初公開日(参考)2003年08月
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長編小説

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心地よい眺め (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

2003年08月07日 心地よい眺め (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

テディは、愛情とは無縁のまま育った。愛のない結婚をした両親は、望まずに誕生したわが子にはまったく関心を払わず、彼は放置されたまま一人勝手に大人への道を歩んできたのだ。そんな生い立ちをもち、どこか普通でない青年に成長していたテディは、両親の死をきっかけにそれまで内面に秘めていた歪んだ狂気を、徐々に発揮しはじめる。そんな彼が出会った美しい娘フランシーンもまた、子供の頃に異常な経験をし、心に大きな傷を負っていた。二人の出会いは、新たな悲劇の開幕を告げるベルだったのか…ブラックな結末が待つ、傑作サスペンス。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

心地よい眺めの総合評価:8.50/10点レビュー 2件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

美を巡る悲劇

愛情の無い家庭で育児放棄された状態で育ちながら、鋭敏な美意識だけは発達させてきた美青年と、子供の時に母親が殺された現場に居合わせるという悲惨な経験がトラウマになっている美少女が、偶然の出会いから付き合い始め、やがては悲劇的な結末を迎える・・・。心理サスペンスの巨匠・レンデルの真骨頂ともいうべき、日常に潜む怖さと不気味さを感じさせる作品だ。
美を求める心が過剰であったときに生み出される悲劇は、三島由紀夫の「金閣寺」でも描かれたが、本作品では美の対象が人間であるだけにじわじわと迫ってくる恐怖感に圧倒された。

iisan
927253Y1
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No.1:
(5pt)

心地よい読みごたえ

ルース・レンデルの完成した筆致による傑作。美とグロテスクを対比させながら一組の男女の運命を描き出している。『石の微笑』を思い出させるモチーフだが、さらに円熟味を増している。
 巧みに構成された本書は、400ページという厚みを感じさせない。悲劇へと向かうことが誰の目にも明らかな物語は、ページを繰る指を何度も凍り付かせた。しかし破局への焦燥感が読み手をつかんで放さない。美しいものは必ず壊れてしまう。そして結末は・・・。
心地よい眺め (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:心地よい眺め (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017360



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