六人目の少女



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初公開日(参考)2013年01月
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長編小説

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六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

2013年01月10日 六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

森のなかで見つかった六本の左腕。それは、世間を騒がせる連続少女誘拐事件の被害者たちのものだと判明する。しかし、誘拐された少女は五人だった。六人目の被害者は誰なのか。失踪人捜索のエキスパートであるミーラ・ヴァスケス捜査官は、高名な犯罪学者ゴラン・ガヴィラとともに特別捜査班に加わることになる。だが、警察の懸命の捜査を嘲笑うかのように、犯人は少女の遺体を次々と発見させて…。フランス国鉄ミステリ大賞、バンカレッラ賞など数々のミステリ賞を受賞した息もつかせぬ傑作サイコサスペンス。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

六人目の少女の総合評価:7.44/10点レビュー 27件。Aランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

人を遠隔操作できるものなのか?

冒頭、刑務所所長から検事総長あての書簡が見せられる。内容は深夜の田舎道を全裸でさまよっていた男について。
前科も未解決事件にかかわった様子も見られないが、名前もなにもかも否認するため四か月の懲役に処された男。
この男が房内で異常に潔癖な様子をみせるとの報告。自然に落ちる髪の毛や体毛をひとつ残らず拾い集め、食器や便器を使用のたびに
完璧に磨き上げる男。ただの潔癖症かと思われたが、その異常さに自身のDNA鑑定などの材料となるものを徹底的に排除しているのではないかとの
疑いを持ったとの報告だった。この謎の人物から一転、舞台は森の中で少女の腕が発見される現場に変わる。行方不明の少女は五人。
見つかった腕は六本。未知の行方不明者がいることになる。さて肝心なのは人を遠隔操作できるものなんだろうかということ。
そういえば、町で空き店舗を短期で借りて自然食品の店などと宣伝し、いろいろな日用品を100円で配ったりして年寄りを多く集め最終的には高額な商品を買わせる
業者がいる。あれも催眠商法と言われているから案外こちらが思うほど難しいことではないのかも知れない。
遺留品の分析や検死などについてもきちんと文献をあたり正確な表現で書かれているのでチャラいミステリのような雑さはない。
展開も上手く途中ダレルと言うことはない。ただ、個人的には失踪人捜索のエキスパートだという主人公のミーラ捜査官にはあまり思い入れが出来ない。
捜査チームも遊園地から子供が消えたらあらゆる仮説を立てるだろうに、簡単なことに気付かないなどちょっといただけないところがあり作者のご都合主義が
みえてしまうところが残念だ。しかし、まあ読みごたえはある。最後まで引っ張る筆力はたいしたものであると思う。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(7pt)

ナポリタン・サイコ?(笑)

イタリア版「羊たちの沈黙」としてヨーロッパで大人気を呼んだサイコ・ミステリー。さすがにマカロニ・ウェスタンを生み出した文化背景の産物というべきか、被害者の少女たちは全員左腕を切断されるわ、捜査官は自傷傾向があって、捜査に行き詰まると自らを傷つけるわで、全編血まみれ、味の濃いスパゲッティ・ナポリタンのような(笑)作品だった。
森で発見された6本の左腕が、連続少女誘拐事件として捜査中の事件の被害者のものだと判明する。ところが、被害者として分かっているのは5人だけ。では、6人目の少女は誰なのか? 左腕をなくした被害者の死体が発見されるたびに、捜査が大きく動き、犯人と思われる人物に迫っていく。だが、犯人と思われた人物が実は真犯人ではなかったことが分かってくる。どんでん返しに次ぐどんでん返しでサスペンスが高まり、最後のクライマックスが待ち遠しくなってくる・・・。天才的な連続殺人鬼対美人捜査官という構図も本家「羊たちの沈黙」にそっくりで、犯罪の発覚から犯人の解明までのプロセス、捜査陣の人間関係の緊張感もスリリングで、非常に読み応えのあるストーリーだった、全体の3/4ぐらいまでは・・・。
連続殺人の全容がほぼ明らかにされ、犯罪心理面から殺人鬼に迫っていくという一番重要なところで描かれる、どんでん返しのための仕掛けがかなりチープ(捜査の一環として、死の床にある富豪から霊能力者が重要な証言を引き出したり、きわめて重要なシーンで捜査官が簡単に騙されたり)で、ちょっと白ける部分があったのが残念。これがなければ、8点か9点でも良かったのだが。

iisan
927253Y1
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未読の方はご注意ください

No.25:
(3pt)

タイトルと宣伝ではパズラーっぽいがそういう要素はほとんどない安定の警察小説

思わせ振りなタイトルと宣伝だけれど「六人目の少女」であることに大したアイデアは無い。
必要以上に派手な犯行で、キャラも立って警察小説の安定の盛り上がりはするが、"ルール違反"も少々あり、
ミステリ作品として考えると可もなく不可もなく。
六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018677
No.24:
(5pt)

世界は善意の仮面だらけ!!

異常な物語に、読み手を飽きさせない作者が差し出す迷路の罠に、まんまとはまってしまいました。隣の人は何者??文中で「世界はクソったれだ!!」と叫びたくなるほど、漆黒の現代には普通の顔をした「純然たる異常者」が蔓延っているのかも・・・。
六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018677
No.23:
(3pt)

読みごたえあり。

ストーリー展開が優れてる。
六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018677
No.22:
(3pt)

酷評するほどではないが、後半のぐだぐだ感は否めない

前半の導入部分から、設定に違和感を抱きつつ、そこそこ面白く読めていた。
キャラクターはしっかり立っている・・・が、肝心の犯罪心理学者ゴランの性格や雰囲気がいまいちつかめないままだった。
街並みや室内風景の描写がうまくなく、いまいち想像が広がらなかった。
死体を見つける描写も下手だ。捜査官達が驚愕している、ショックを受けているという描写に対して、死体の微細な描写はなく、ざっくりとしていて、どのように残酷で彩られているのかが全く伝わってこず、肩透かしを食らう。
後半、捜査の展開で霊媒師の登場は「うわぁ」とドン引き。
イタリアだし、そういう文化があるのかなぁと心の中で擁護するも、一応犯罪心理学や過去の事例を資料として使い、小説を書いているなら霊媒師はないんじゃないかと思ってしまう。
(ちなみに、韓国では霊媒師が捜査に協力することは文化的にあるそうだ。)

伏線がないまま、後半にどんどん”発見”され”逮捕”されていく人物。
唐突すぎて受け入れられないところが多々。
真犯人はこの人!はじめまして!な展開で「えっ、二時間ドラマなら冒頭で出てきた人物の中の誰かが真犯人なのは定番でしょ?」という感じ。

後半ドタバタした展開に差し込まれる無理やり感のあるラブシーンにも「えぇ・・・キャラクターのイメージと違う」と受け入れにくい。
最後まで読んで、作者がどういうオチにしたかったのかよくわかった。
そのためのラブシーンだったのかと思うと理解できるが、物語の展開としては不自然。
「六人目の少女」というタイトルも、オチを見ればしっくりくる。

う~ん、酷評する人の気持ちはよくわかる。
もろ手を挙げて絶賛するほどではないが、作者が何をしたかったのか、作者が「悪とは」をテーマにしたかったなどは伝わってくるので、悪くはない。

ただ、「真犯人が意図したとおりの結末になったのだ~!怖いだろ~!」というオチに対しては、
霊媒師が捜査して発覚するところまで真犯人が読んでいたのか?
主人公が誰と寝ることになり、妊娠するところまで読んでいたのか?
など、真犯人がエスパーすぎて、無理やり感満載。つっこみどころ満載。

物語は、悪くはないんだけど・・・後半の力技が多すぎて萎える。
とくに結末に向けての動きは怒涛の荒業の連続で、前半でできあがっていたイメージを次々とぶち壊していくので、人によっては読むのをやめてしまうかもしれない。
諦めずに最後まで読めば、「あーこうしたかったのね」とちょっぴり許せるかもしれない。
六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018677
No.21:
(2pt)

無駄に長い

無駄な描写が多く展開の遅さに苛立ちを感じる。この作家の作品を読むことはもうないだろう。
六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:六人目の少女 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018677



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