ローマで消えた女たち



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初公開日(参考)2014年06月
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長編小説

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ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

2014年06月06日 ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

ローマで女子学生が失踪した。彼女は未解決の連続誘拐殺人事件の新たな被害者なのではないか?ヴァチカンの秘密組織に属する神父マルクスは犯人を追うが、事件は見かけほど単純ではなかった…。一方、五カ月前に事故死したという夫が実は殺されたのではないかと疑うミラノ県警の写真分析官サンドラは、夫が死んだローマで独自に調査を始める。マルクスとサンドラの道が交わるとき、古都の奥深くに潜む戦慄の真実が明らかになる。『六人目の少女』で世界を席巻したイタリアの新星が放つ傑作サイコサスペンス! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

ローマで消えた女たちの総合評価:7.17/10点レビュー 6件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

「生物変移体」を信じるか?

「六人目の少女」でデビューしたイタリアのミステリー作家ドナート・カッリージの第2作。宗教風味豊かなオカルト陰謀ミステリーである。
ヴァチカンの秘密組織に属する神父マルクスは、連続誘拐殺人事件の新たな被害者の可能性があるローマの女子学生の捜索に乗り出す。一方、ミラノ警察の写真分析官サンドラは、5ヵ月前に事故死した報道カメラマンの夫が殺されたのではないかという情報を得て、単身、ローマに乗り込み独自の捜査を始める。古都ローマの歴史の闇の中で二人の捜査が交差したとき、キリスト教の永遠のテーマ「善と悪」の境界が揺らぎ始める・・・。
誘拐された女子学生の捜査とカメラマン殺害の捜査、それぞれにしっかりした構図を持っていて、どちらも読み応えがある。さらに、両方の捜査を影で動かす謎の「ハンター」が登場し、何層にも重なり合った犯人探しが楽しめる。また、カソリックの「告解」の奥の深さが物語に奥行きを与えていて、530ページの長編になったのもうなずける。
ただ個人的には、バチカンの神父も写真分析官も安易に家宅侵入を繰り返し、さらにそれが簡単に成功するところが興趣を削いだ。「イタリアの警察、あまりにも無能じゃないかい?」ということで、マイナス1点。さらに、まったく別の人物に成り替る「生物変移体」がキーになっているところで、マイナス1点。
「生物変移体」系の話が好きな人には絶対のオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(2pt)

マルクス一番乗り

本来の任務である失踪した女性の捜索は迂遠の彼方に置かれ、複数の事件が錯綜して読む者を混乱に陥れる。これを読むとローマにはサイコな殺人鬼がわんさか潜んでいるようだ。
記憶喪失はミステリーと親和性が高いと見えて頻繁に登場するが、ちょっと食傷する。
ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018847
No.4:
(5pt)

兎に角読ませるサイコスリラー

ローマで神父が行方不明の少女を探すことになり・・・というお話。
取材記者の夫が死んだ事件の真相を究明しようする警察の妻と行方不明の少女を探す任務に就いた神父の話が並行して語られやがて・・・という展開のサイコスリラー。
全体的に不穏な感じで進行する物語で読み手も不安になってくる所が秀逸な作品だと思いました。中に出てくるサイコキラーに関して、著者のあとがきを読むと実際に昔にあった事件から着想を得たとのことですが、そういう時代からこういう人がいたのかと思うとゾッとしないですね。ヴァチカンの内部についても実際にあることを調べて書いたそうで、こういうことが実際にあったということを興味深く思いました。最後の方も昔からあるミステリの古典的なネタが使われてましたが、私は気づかずやられました(あんまり書けないですが)。
前作同様ご都合主義的な所や多少の瑕疵はありますが、陰惨な事件ながらあまり不快感を感じさせない所等、兎に角読ませるそのリーダビリティを評価したいと思いこういう点数にしておきました。人から見たら甘い、と怒られそうですが。
これからの活躍が楽しみな俊英の傑作。是非ご一読を。
ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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No.3:
(4pt)

邦題がひどい・・・。

内容と邦題が思いっきりずれてます!
原題の「魂の裁判所」の方が内容にぴったりだし、手に取ってみたくなると思うんですけど。
「六人目の少女」の作家だと知らなければ、題名だけでは絶対に読まなかったと思います。

場面転換が多く登場人物も多くて、途中まではなかなか進みませんでしたが、後半は寝るのも惜しんで楽しみました。
終盤のあるシーンで「これはもしや?」と気づきましたが、結末はなんともはや・・・衝撃を受けました。
これまで読んだ中でも五指に入るくらい面白かったです。年末の「このミス」には絶対入ってくるだろうなー。
ちょっと無駄に長すぎるのと邦題がひどいのでマイナス1です。
ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:ローマで消えた女たち (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018847
No.2:
(4pt)

迷わす買い!

前作の「6人めの女」もこちらも面白く読ませ頂きました。お薦めです。
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4150018847
No.1:
(3pt)

複雑な筋。そして「悪」について考えさせられる。

連続殺人事件を追う、記憶を失った教誨師マルクスと、事故死した夫が殺されたのではないかと疑う写真分析官サンドラ。二つの筋に途中で挟まれるなぞの男のエピソード。複雑な筋に、何度も登場人物表を照らし合わせて読まなければならなかった。2人が交わってからも更に登場人物は増え、事件は複雑化する一方。でも、それに耐えて最後まで読むと、驚愕の真相が浮かび上がる。
それにしても、前作の「6人目の少女」といい、この作品といい、作者は「悪とは何か」をずっと考え続けているようだ。悪は特別な誰かのものではなく、誰でもが持ち合わせているもの。何かのきっかけで、それは表に出てくる。そして、究極の悪は、自分は手を汚さず人を操ることで悪をなすこと…そんなことに思い至り背筋が寒くなった。
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4150018847



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