夜に生きる
- 禁酒法時代 (7)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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デニス・ルヘインの新作は禁酒法時代の若きギャングの成り上がりの物語。「運命の日」からの三部作の2作目ということだが、訳者後書きを読むまで、「運命の日」の続編とは気づかなかった。もちろんこちらの注意力不足だが、主人公が前作に登場していたこと以外は、あまり関係無いように思った。本作は、独立した作品としても非常に完成度が高くて面白いと言える。 | ||||
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ジェットコースター的な展開で楽しく読みました。登場人物にも好感が持てました。 私が好きだったのは主人公の父親です。既に金持ちで、市警の幹部なのに賄賂は取る、脅迫はすると言った人物。家庭生活はうまく行きませんでしたが、息子を深く愛する父であり、ある点では譲れない正義感を持っています。 主人公のジョーは物語の始まりではたった20歳。ナイーブな青年が過酷な刑務所生活を経てタフな男に成長します。刑務所での恐怖は鳥肌が立つくらいリアルに感じられます。 けっこうなページ数がありますので寝不足にはご注意下さい。 | ||||
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本書を読む前に現在上映中の同タイトルの映画を観た。感想としては可もなく不可もなくといった内容で、 芳しくなかった映画とは異なる物との期待をして読み始めたが映画の内容は小説の7~8割と言ったところか。 最も残念なのは第1章でチャールズタウン刑務所に収監されたジョーと父親との遣り取り、警察幹部と犯罪者になった父と子が互いに向き合い相手の立場を慮る場面と前作の主人公である長兄のダニーが刑務所を訪れ自身とノラ、ルーサーのその後を語るシーンはこの小説の中で一番良い場面だと感じるが全て端折られている・・・ 出所したジョーがタンパに移り頭角を現してからの物語がメインな感じでハリウッドでは禁酒法下のギャングの生き様を描写した作品がトレンドなのだろうか? この小説は同作家が著した「運命の日」の続編である。第1次世界大戦直後のボストンを舞台にアイルランド系移民のコグリン家の長男ダニーと已むに已まれぬ事情でオクラホマから逃亡した黒人青年ルーサーを主人公にアメリカ社会の変遷を描いた大作だった。物語の面白さももちろんなのだが、ルへインの筆力に唸らされ、忘れられない場面とセリフが読後何時までも離れないような作品だった。2014年に読んだ本の中で一番良かったと記憶している。それに比べギャングの生き様を描いた本作は読んでいて末路が予想出来・・・ 映画をみて今一だと感じた方はまず「運命の日」を読んでから本書を読む事をお勧めする。 「ミスティック・リバー」「シャッター・アイランド」「パトリック&アンジー」の6作。この作家が描く作品は時代設定こそ違えど必ずボストンを舞台にしているが、3章あるうちの最初のみがボストンで後はフロリダとなる。 きっとそこにも違和感を感じるのだろうが、「穢れしものに祝福を」の中にもパトリックとアンジー がフロリダに行く場面があったのでルへインはボストンの次にタンパに思い入れがあるのかもしれない。 アフレック監督の映画でもアカデミー賞に輝いた「アルゴ」よりも「ザタウン」や「ゴーン・ベイビー・ゴーン」の方がはるかに良かったのだが・・・ボストンを舞台にした方が良い物になると感じるのは気のせいか? | ||||
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私は推理小説が好きで、NWA賞を受賞した過去の小説をKINDOL版で読んでいました。 おもしろい小説だとは思いますが、今までの受賞作品とは少し違うような気がしました。 | ||||
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圧倒的なエンターテイメントで、 片時も飽きさせず最後まで読ませる。 つぎ込まれた展開の数々が、 予想を超えるスケールで話を広げ、 ジョーの生き様に胸を熱くする。 久々に旧作もまとめて読みたくなりました。 次回作も楽しみでなりません。 | ||||
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”GONE BABY GONE”に続いてB・アフレック氏が映画化とか?。氏の監督作では大きな評価を得た”アルゴ”よりも、ボストンに根ざした2作の方が好みだけに楽しみではあるのですが・・・ただ一つの懸念は当作の舞台は禁酒法時代。つい最近も”L.A.ギャングストーリー ”なる同時代の作品があり、(確かに)ノスタルジックなスタイリッシュさは頷けるものの?一抹の不安が・・・(”欲望のバージニア”なるものもありました。)さておき、原作たる本作は、未だにパトリック&アンジーが懐かしい身には、さして驚かされるものではなく、極々普通に読了。 | ||||
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