闇よ、我が手を取りたまえ
- 探偵パトリック&アンジーシリーズ (5)
- 精神科医 (98)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.33pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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なかなか渋い話でした。 | ||||
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最初読み始めた時は、この作品は「ボツ」だなあ~と思いましたが | ||||
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ボストンの2人組私立探偵、パトリック&アンジーシリーズの第2弾。解説に「チャンドラーの嫡流」と書かれているように、正統派アメリカン・ハードボイルドの美点を完備した傑作で、シリーズ第1作以上にハラハラ(いろんな意味で)する、読み応えのあるハードボイルド作品だ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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真犯人が安易すぎる。FBIも警察も見つけられない理由がない。20年という謎にきちんと答えていない。幼少時の記述に臨場感がない。 | ||||
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このドーチェスターの街で、マフィアに狙われる人間の依頼を受けることは、最大の自殺行為だ。そして探偵パトリックとアンジーのもとを訪れた精神科医ディアンドラも、アイリッシュ・マフィアとのトラブルを抱え、息子の命を脅かされていた。躊躇しかけるパトリック。しかし彼の背中を、永遠に生きつづけるつもりなの、とアンジーが押した。だが二人が飛び込んだのは、この街と住人が二十年にわたって隠蔽してきた、想像を絶する深い闇への入り口だった―。 | ||||
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ボストンには行ったことがありませんが、本書を読むとどんだけ狭い町なんだと思います。アンジー、パトリック、ブッバ、ケヴィン、フィルは小学校の同級生で、彼らの親の世代もそれぞれに知人・友人で、全員が事件に絡んで、めぐるめぐるよ因果はめぐるという物語です。 アメリカのハードボイルドですが、人間関係の緊密さたるや、横溝正史の金田一シリーズ並みです。 ストーリーテリングが巧みなので一気読みしましたが、我に返るとしらけてしまいました。 | ||||
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本書ではレヘインとなっているが、ルヘインとも表記される。Lehaneをどう読むかであるが、一般的にはレヘインで、発音に拘ると、ルヘインになるのだろう。そのレヘインは、「ミスティック・リバー」が映画化された事もあって、一躍有名になり、最近では「夜を生きる」も高い評価を受けている。 本書は「ミスティック・リバー」以前の作品であるが、静謐なタッチはこの頃から変わっていない。内容は、深く、重いが、個人的には、以下の文章に釘づけになった。 「子供の心配は一生続くわ、決して解放されない。子供がはじめて揺りかごから這い出て、抱きとめる前に床に落ちたときの事が忘れられないの。死んだかと思ったわ、ほんの一瞬だけわね。その時の恐ろしさをいつまでも憶えているの。子供がもっと大きくなって自転車に乗ったり、木に登ったり、ひとりで学校に行ったり、信号が変わるのを待たずに、車の前に飛び出したりしても、平気な顔をするのよ。そしてこう言うの『子供はみんなそうだ。わたしだって、あの年頃には同じ事をした』ってね。でも喉の奥にはいつも悲鳴がこみあげていて、かろうじてそれを抑えているの」 遠くにチャンドラーの足音がする。 | ||||
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主人公の私立探偵の元に精神科の女性から依頼があり・・・というお話。 前作にも増して、魅力が開花したかの様な第二作。今回は依頼された事件からやがて思いもよらない様な様相を呈していくというスケールの大きい、器の大きいお話でした。それが取りも直さず、主人公が拠点にしている街の暗部を覗く様な展開を見せて読者を唸らせます。 また、解説で指摘されている通り、主人公とその相棒の女性探偵の複雑な関係にも微妙な発展があり、今後のシリーズでどういう展開があるのか興味を掻き立てられて、早く続きが読みたくなります。本当にこの後二人はどうなるのだろうかと気になります。 また、著書は相当なロック好きの様で、全編の至る所でロックに対する言及があり、ロックおたくの私みたいな人間にはたまりません。例えばアイルランド系の登場人物が多い所ではアイリッシュ系のWatersboysやPoguesを流すシーンがあったりして使い方も絶妙だと思いました。この人とイアン・ランキンは本当にロックが大好きみたいで好感度大です。 偉大なシリーズになる予感の第二作。機会があったら是非。 | ||||
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