ムーンライト・マイル



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初公開日(参考)2011年04月
分類

長編小説

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ムーンライト・マイル (角川文庫)

2011年04月23日 ムーンライト・マイル (角川文庫)

12年前に誘拐され、探偵パトリックが保護したアマンダ・マックリーディが失踪した。彼女はロシアン・マフィアから何か重要なものを盗み、消えたらしい。アマンダの狙いは何か--。 (「BOOK」データベースより)




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ムーンライト・マイルの総合評価:8.31/10点レビュー 13件。Bランク


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(8pt)

パトリック&アンジーの最終章

12年ぶりに発表されたパトリック&アンジー・シリーズの第6作は、第4作「愛しき者はすべて去りゆく」の後日談であり、最終作でもある。
アンジーと結婚し4歳の娘を育てているパトリックは、アンジーとの共同の探偵事務所をたたみ、今は超上流階級を顧客に持つボストンの老舗調査事務所から仕事を貰いながら、健康保険、保育費などを心配する日々を過ごしていた。折からアメリカ社会はリーマン・ショックの後遺症で不況にあえいでおり、パトリックは調査事務所の正社員として雇われることを願っていたが、ストリート育ちの正義感から生まれる上流社会の鼻持ちならない人々への反感は隠しようもなく、正社員への道は閉ざされたままだった。
そんな折、パトリックとアンジーが12年前に誘拐犯から救け出したアマンダという少女の叔母から、16歳になっているアマンダがまた姿を消したので探してほしいという依頼を受ける。気乗りしないパトリックだったが、アマンダの救出にまつわる苦い思い出と、依頼の直後に「アマンダに手を出すな」と脅迫されたことがあいまって、再びアマンダを探すことにする。中年期に差し掛かって気力、体力が衰えてきたことを自覚し、守るべき家族もかかえるパトリックはかつて自分が過ごした暴力の世界からは身を引くつもりだったのだが、捜索の過程でいやおうなくその世界へと引きずり込まれていく。
シリーズの終わりにふさわしい、感傷的で穏やかなラストシーンが印象的だった。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(4pt)

シリーズ掉尾を飾る力作

過去に失踪して探し出した少女がまた失踪し・・・というお話。

「愛しき者はすべて去りゆく」の後日談という事で、傑作「愛しき~」を読んでから読んだ方がいいですが、読まないでも楽しめます。

単純に見えた失踪事件の背後に実は・・・という展開はミステリの定石ですが、文章が巧いので、すらすら読めました。主人公のパトリックとアンジーのキャラクターもいいです。

難を言えば、少し登場人物が多いので、頭の中で交通整理しながらの読みになってしまいました。

シリーズもこれで終わりだそうで、これだけ高水準のシリーズが終わるのが惜しいです。

シリーズ掉尾を飾る力作。出来ればシリーズ全作を是非。
ムーンライト・マイル (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ムーンライト・マイル (角川文庫)より
4042791069
No.11:
(4pt)

このシリーズは結構重い内容ですが

比較的、軽い気持ちで読めますし、先が知りたくてどんどん読み進んでしまう面白さもあり好きです。
でも、このコンビもこれでおしまいなのでしょうね。ちょっと残念です。
ムーンライト・マイル (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ムーンライト・マイル (角川文庫)より
4042791069
No.10:
(3pt)

シリーズ完結のためのだけに書かれた作品

パトリック&アンジーシリーズは2度とでてないと思っていたのに出版されたので、即購入しました。
しかし、結果的に残念な買物になってしまいました。話の展開もシンプルですし、伏線の貼り方もミエミエです。正直、最後まで読む前にエンディングが予想できてしまいます。今までの作者の作品からすると「やっつけ仕事」という呼び方が相応しい感じです。
おそらく作者はどうしてもシリーズをハッピーエンドで完結させたかった。その目的ありきで書かれた作品という印象を受けました。
ムーンライト・マイル (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ムーンライト・マイル (角川文庫)より
4042791069
No.9:
(5pt)

さよならを言いたくない

みなさんのレビューを読んでいて涙が出そうになりました。
ほんとに、これで終わりなのでしょうか?!
意外と言えば意外なエンディングでした。
でも、それがなぜかとてもカッコイイ。
最近ではリーバス警部シリーズのエンディングに匹敵する鮮やかさだと思います。


当時、読者の涙をしぼりきったかに思われた「愛しき者はすべて去りゆく」の後日譚とあって、読める喜びに悶絶いたしました。
あのアマンダがっ?!
もうひっこみはつかないでしょう。 >パトリック
アンジーも絶妙の相方ぶりでパトリックを支えますが、私は女性ですので、「こんな女、いねぇよぉ〜」と(苦笑)。
とてもあんなこと言えませんよ、ふつうの女だったら。
男性作家ならでは、ですね。


そんなこんなで、今回も読者のツボを突きまくってくれました。
これから読む方がうらやましいです。
できれば「愛しき者はすべて去りゆく」を読んでからどうぞ。
ハズレはないですよ。

ムーンライト・マイル (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ムーンライト・マイル (角川文庫)より
4042791069
No.8:
(5pt)

12年

6作目のロールアウトを12年待っている間に、小生は4歳の男の子の父親になっていた。
仕事に忙殺され、待望の新作のリリースを知ったのは発売から1年後のことだった。

若い頃、パトリックに、アンジーに、そしてブッバに会った。
そして今、中年の階段に差し掛かる彼らと、
既に若くない小生は、「遂に」最後の邂逅を果たす。

きっと、そんな読者は多いと思う。

10代の終わりから20代の中頃に同シリーズに触れ、
30代で本書を読む人の多くが、
私と同じ思いでページを捲った筈だ。

同書は、パトリックとアンジーの過去を知らぬまま、手をとるには余りにも勿体無い。
同書は、5作目の読後、10年を経て読まないならば、手をとるには余りにも勿体無い。

なぜなら、この物語の真価は、
過去5作の記憶と10年の空白があって
初めて「体験」できる種類の感慨にあるからだ。

その意味で、同書を、
5作目から10年の時を経て
遂にリリースし
これを完結編とした著者の真意には
感動と感謝の念を禁じ得ない。

ありがとう、レヘイン。

なんというご褒美をくれるのだ貴兄は。

正に見事なシリーズ完結である。

さようならパトリック。
さようならアンジー。
さようならブッバ。
さようならデヴィン。
さようならオスカー。

皆元気で。



ムーンライト・マイル (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ムーンライト・マイル (角川文庫)より
4042791069



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