償いの雪が降る



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.50pt (10max) / 4件

7.10pt (10max) / 10件

Amazon平均点

4.35pt ( 5max) / 54件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
3pt
サイト内ランク []B総合:142位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

49.00pt

44.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2018年12月
分類

長編小説

閲覧回数4,239回
お気に入りにされた回数4
読書済みに登録された回数11

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

償いの雪が降る (創元推理文庫)

2018年12月20日 償いの雪が降る (創元推理文庫)

大学生のジョーは、授業で身の回りの誰かの伝記を書くことになった。適当な身内がいないため訪れた介護施設で、末期がん患者のカールを紹介される。カールは30年前に少女暴行殺人で有罪となった男で、仮出所し施設で最後の時を過ごしていた。カールは「臨終の供述」をしたいとジョーのインタビューに応じる。話を聞くうちにジョーは事件に疑問を抱き、真相を探り始めるが……。バリー賞など三冠獲得、衝撃のデビュー・ミステリ!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

償いの雪が降るの総合評価:8.62/10点レビュー 58件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

こういうミステリーもたまにはいいのかも

ミステリーにしてはちょっとセンチメンタルな感じもしますが
たまにはこういうのも気分が変わっていいのかもしれません。

エスケンス氏の本は初めましてでしたが、思い出した頃また読みたいですね。
大人のミステリーという印象でした。

ももか
3UKDKR1P
No.3:
(8pt)

いい物語

心に沁みました

御福頂戴
1UFU3QOD
No.2:
(7pt)

償いの雪が降るの感想


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

氣學師
S90TRJAH
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

読後感が良い、爽やかなミステリー

弁護士として25年間働いた後に引退しミステリー作家となったという年齢不詳の作家のデビュー作。各種新人賞を受賞するなど高評価を得た、正統派の青春ミステリーである。
自堕落な母親と自閉症の弟を実家に残して家を出て、一人暮らししながら大学に通っていたジョーは、授業の課題で年長者にインタビューし半生記を書く必要に迫られ、苦し紛れに訪れた老人介護施設でカールに紹介された。末期がんで余命幾ばくも無いカールは、三十数年前に14歳の少女を強姦殺害した罪で収容されていた元受刑者だった。カールの話を聞き、ヴェトナム戦争時のカールの戦友と話したりするうちに、ジョーはカールは無罪ではないかと疑問を持つようになった。カールが命あるうちに真実を探り出し、無罪を証明したいと思ったジョーは、隣に住む美人女子大生ライラとともに事件の真相解明に乗り出したのだったが・・・。
基本は犯人探しミステリーであり、フーダニットの本筋をキチンを抑えたストーリーである。それに加えて、主人公のキャラが、思わず応援したくなる鮮烈で爽やかでストレートなところが青春ミステリーとして際立っている。事件を解明する手法は不器用そのもの、ライラに対する恋心の表現も不器用だが、弟に対する一途な愛情は感動的である。さらに、ジョーやカールの秘めてきた過去の悲しみ、それぞれの正義感などがハートウォーミングで、読後感がとても清々しい。ストーリー展開もスピーディで、エンターテイメント作品としての完成度も極めて高い。
ミステリーファンならジャンルを問わず、どなたにも安心してオススメできる佳作である。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.54:
(4pt)

数字の暗号を解くシーンも唸った

SNSで、おすすめされていて読んでみた。

先へ先へと読み進めたくなる面白さだった。

ある死刑囚の冤罪を晴らす内容だが、その死刑囚が死に際ということもあり、展開が早くテンポがいい。

どうしようもない人達が色々出てくる中で、奮闘する主人公ジョー、

特に、犯人と落ち合う電話をしながら、更に弟の携帯で刑事に電話し、その会話を聞かせるシーンは

唸った。

生きてるうちに冤罪も晴れ、いい読後感で終わった。
償いの雪が降る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:償いの雪が降る (創元推理文庫)より
4488136087
No.53:
(4pt)

面白いが陳腐な筋書

酒におぼれる自堕落な母と自閉症を弟を抱える貧乏学生のジョー。彼は大学の単位欲しさに取った
授業の課題で誰か経験豊かな老人のインタビューをまとめることになる。結果彼がインタビューする相手は
少女をレイプして殺害したとして刑期を終え老人ホームに住むカール。だが、彼は癌に侵され死期を迎えて
いる。ジョーは隣に住む女子大生ライラの力を借りてカールの法廷記録を読むうちに、彼は真犯人では
ないという確信にたどり着く。何の取り柄もないジョーはやがて事件の真相に迫っていく。
なかなか面白いストーリーではあるが、私には何か些か陳腐な筋書のような気がしてならない。
終盤ハラハラさせられる展開となっていくのでそれなりに面白い作品とは思うも、全体的に読者を
驚かせるような展開にはならない。ある意味、パターン化したアメリカンヒーローの活躍劇とも言えなくない。
償いの雪が降る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:償いの雪が降る (創元推理文庫)より
4488136087
No.52:
(5pt)

ありがとう、ジョー

与えられた人生を悔いなく生きることの尊さを改めて思い起こさせてくれた。
償いの雪が降る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:償いの雪が降る (創元推理文庫)より
4488136087
No.51:
(5pt)

深い

大なり小なり生まれた時から、誰でも足かせがある。
その中で生きることの意味、強さを感じる本だった。
償いの雪が降る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:償いの雪が降る (創元推理文庫)より
4488136087
No.50:
(5pt)

読み始めたらやめられない。素晴らしい読書時間を得られた一冊(ネタバレなし)

有罪判決を受けた凶悪犯罪者の話には隠された真実が……世の中には冤罪サスペ
ンス的な内容の小説や映画は沢山ありますし、あらすじを見ただけでまたかと敬
遠する方もいるかもしれませんが、本書は手に取ってみても損はないと思います。

ただ、やたらと重さを感じさせるあらすじや邦題(ついでに出版社による煽り文
句)と、実際の内容にはちょっとズレがある気がします。本書はあくまで良い意
味でのエンターテインメント作品で、基本的には予定調和な展開がメインです。

事件の真相も実にシンプルなもので、恐らくこうなんだろうと思い描く通りの話
です。真相の衝撃やプロットの意外性ではなく、事件に関わることになったそれ
ぞれの人生に、どのような変化がもたらされるのかがこの小説のキモでしょう。

ちなみに主人公のジョー・タルバート、ヒロイン的存在のライラ、どちらも最初
はどこか気に食わない印象だったのですが、物語が進むほどに好感を持てるよう
になり、深く感情移入させられていきます。こういった描き方もとても巧みです。

死期を迎えたカールや弟のジェレミーらの登場人物も魅力的で、私はすっかりこ
の世界が好きになってしまいました。文章も読みやすく、鬱陶しくならず丁度よ
い塩梅でのジョークや軽口もとても良かったです(翻訳も上手いのでしょうね)。

色々書きましたが、とにかく読者を楽しませることを考えて書かれた小説だと感
じます。さぁ感動しなさい!みたいな押しつけがましさもないので、煩わしさ等
なく夢中で物語を堪能しました。続編も出ているようなので読むのが楽しみです。
償いの雪が降る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:償いの雪が降る (創元推理文庫)より
4488136087



その他、Amazon書評・レビューが 54件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク