ザ・プロフェッサー



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初公開日(参考)2019年03月
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長編小説

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ザ・プロフェッサー (小学館文庫)

2019年03月06日 ザ・プロフェッサー (小学館文庫)

法と正義、師弟愛を描く胸アツ法廷エンタメ アラバマ大学ロースクールの老教授トム。学生時代に同大フットボール部で全米チャンピオンとなり、卒業後は弁護士となるも恩師の導きで再びこの大学で教鞭を執り、法学者として順風満帆な人生を過ごしてきた。しかし今は愛する妻を失い、友人の裏切りから不名誉な形で職を追われ、自身も癌を患っていた。絶望の中、彼の前に現れたのはかつての恋人。娘夫妻と孫を大手運送会社のトラック事故で失った彼女は、トムに「法廷で真相を知りたい」という。ある確執から絶縁状態にあった教え子の新米弁護士リックを適任と感じた彼は、弁護の橋渡しをし自分は故郷に身を隠すが、被告である運送会社の隠蔽工作は裁判を予想外の方向へ導き……。 真実と悪、師弟愛、スポーツと友情……挫折を繰り返しながらも最後まで「正義」を諦めない登場人物たちの矜持に胸が熱くなる、痛快法廷エンタテインメント!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

ザ・プロフェッサーの総合評価:8.51/10点レビュー 43件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

六十八歳の死にかけた大学教授が法廷で再生する

2014年に発表された弁護士出身の新進作家のデビュー作。今、アメリカで人気を読んでいる法廷サスペンスシリーズの第一作である。
弁護士から出身校に戻り、証拠論の権威の大学教授として成功していたトムは68歳になった今、妻を亡くし、自身は膀胱がんに冒され、さらに信頼していた教え子の弁護士タイラーの裏切りにあって職を失い、絶望の中にいた。そんなとき、昔の恋人から「事故で死んだ娘一家のために、運送会社を相手どった裁判に協力して欲しい」と依頼された。40年以上も法廷を離れていた上に、自身の体調にも自信を持てなかったトムは、かつて因縁があった教え子で苦労しながら個人事務所を維持しているリックに弁護を依頼し、自らは田舎に隠棲しようとする。嫌々ながら経済的な事情から仕事を受けたリックだったが、運送会社の不正を確信し証拠集めに奔走するものの運送会社側の妨害にあい、しかも相手の弁護士が地元ではナンバーワンといわれるタイラーだったため法廷では窮地に陥った。裁判の大勢が決まり、もはやこれまでとリックが諦めかけたとき、法廷に現われたのは病をおして出てきたトムだった・・・。
正義感に溢れた行動派の若者を知恵のある老人(といっても、68歳だが)がサポートして正義を貫くという、リーガルものではありふれたパターンだが、主要人物のキャラクターが立っているし、悪役が憎らしいほど悪役なので、正義が成就されたクライマックスにはカタルシスがある。主人公が大学フットボールの名選手で、決して諦めない精神を身に付けているというのも、アメリカでは受ける、本作の大きな魅力である。また、法廷闘争がメインだがストーリーがシンプルで非常に読みやすいのもいい。
謎解きやアクションではない、リーガル・サスペンスのファンには絶対にオススメ。さらに、人はいつくになっても甦ることができるというロマンを求める人にもオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.42:
(5pt)

電車で読む方は乗り過ごさないように!

話の展開に読むのが止まらなくなります。
ザ・プロフェッサー (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・プロフェッサー (小学館文庫)より
4094066152
No.41:
(4pt)

涙もん

胸熱リーガル小説 ‼︎「無為に時を過ごすことはしないよ、老いぼれにもまだ少しガソリンが残っているさ。」・・・来るよねー。
ザ・プロフェッサー (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・プロフェッサー (小学館文庫)より
4094066152
No.40:
(5pt)

老教授と白いブルドックの老犬

前から気になっていた作品です。アマゾンで購入後に読み耽ってしまった。筋書きは単純で、敵味方が峻別(しゅべつ)され、次の章の展開が容易に推測できます。この作品は、翻訳者の吉野弘人氏の「あとがき」によると、広義のミステリーに該当するものの、厳密にはスリラーに分類されるそうです。作品は、途中で「ハラハラ」-「どきどき」させますが、最後は感動させる法廷劇に仕上がっています。また、エピローグでは心を揺さぶられました。

エピローグで語られる、「ムッソ」は、主人公のトーマス・マクマートリー教授の愛犬です。「ムッソ」は、白いイングリッシュ・ブルドックの老犬で、正式の姓名は「ジョニー・ムッソ・マクマートリー」と名付けられています。涎(よだれ)を垂らして寝そべっていることを専らとする老犬ですが、教授はエピローグで「ムッソ」の勇気ある行動について語ります。印象的でしたので、作者のロバート・ベイリー氏のホーム・ページを訪問しました。

ホーム・ページでは、キャリアの黄昏を迎えた老教授が、不当な扱いを受けながらも、決して諦めず、あらゆる困難を乗り越えて復帰するストーリーだ、としています。その復帰には老犬の「ムッソ」の、ある行動が重要な契機となりました。

日本語訳の文章で気になった箇所は、以下のページと表現です。
P.142で、「・・・ポットにコーヒーを作った」。
P.194で、「・・・ポットにコーヒーを作り、・・・」。

ポットを用いて珈琲をいれるという意味かと思いますが、一般的には、「ポットでコーヒーを作った」と縮めて表現するかと思います。ただ、この場合、よく分からない点があります。珈琲の淹れ方は、①ポットに水と珈琲の粉末を入れて煮出す、②パーコレーターを使う、③ポットで沸かした湯でペーパー・ドリップを用いて珈琲を淹れる、④マグカップにインスタント・コーヒーを入れて、ポットから沸かした湯を注ぐ、⑤電動コーヒー・メーカーを使う、という、何れかの所作(しょさ)があります。文脈からは①③④の可能性を考えます。

ですが、作者は他のシーンで珈琲の香りが漂う雰囲気に拘っています。米国南部風に、浅煎りの中細挽きで、ペーパー・ドリップを用いてポットからサッと淹れたのではないかと想像します。フルーティーな珈琲の香りが漂う・・・と、勝手に想像します。

ところで、本作品の導入部で提示される事故事例は、痛ましい事故ですが、過失割合が10対0として、タンクローリーの運行会社に巨大な賠償を負わせるとの組み立てです。無理筋ではないかと、この事例をもう一度読み直して検証しましたが、やはり違和感を持ち、もやもやとした、気持ちが残ります。でも、とにかく、作者は運行会社のオーナーには、絶対悪のプレヤーとして、「かつての悪役の安部徹氏」のような役回りを徹頭徹尾に与えています。裁判の終了時に、読者は抑えていたマイナスの感情が一気に解放されて、気持ちがスッキリするという、カタルシスを味わいます。「悪を懲らしめた、スッキリした、胸アツ」という読後感に誘導されます。ただ、もやもやとした違和感は残りますが、まぁ、エンタメ法廷劇ですので、すべて諒(りょう)としましょう。
ザ・プロフェッサー (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・プロフェッサー (小学館文庫)より
4094066152
No.39:
(4pt)

わかりやすくファンタジーな物語。時にはそれが心地よい(ネタバレなし)

いわゆる法廷モノのミステリで、リーガルサスペンスなんて言われたりもします
が、古くから小説や映画で人気があり個人的にも大好きなジャンルです。本書は
そんな私が抱いた期待以上のクオリティで、十二分に楽しませてもらいました。

物語は単純明快、主人公たちと悪者たちが裁判で対決するという構造で、もちろ
ん重要な証拠は灰となるし、証人も次々と潰されてしまい、手段を選ばず真実を
捻じ曲げようとしてくる連中に追い詰められて……といったお約束の展開です。

まず悪者の側に揃っているのが徹底的にクズでムカつく奴らなので、読者もたっ
ぷりとイライラさせられます。そんなクズ共と対峙するのが、若き弁護士リック
と今や伝説と呼ばれる老教授トムを中心とした、師弟関係で繋がるメンバーです。

リックとトムには過去に軋轢があり微妙な関係性であるところへ、仲間たちや悪
者たちの思惑も絡み合い、時にヤキモキハラハラしながらも目を離せず、いつし
かこちらも熱い思いで彼らの勝利を願ってページをめくっている事に気付きます。

下手をすると、今さらこんなプロットも無いだろう……と白けてしまいそうなく
らい完全に予定調和な展開なのに、のめり込んで読んでしまえるのがこの作家の
達者なところですね。ちなみにアメフトはそんなに関係ないです。お薦めです。
ザ・プロフェッサー (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・プロフェッサー (小学館文庫)より
4094066152
No.38:
(2pt)

いまひとつ

法廷もののドラマや映画が好きなので、この手の作品の展開はなんとなく予想がつきます。
ある程度評価されているものなら大丈夫と手に取ってみましたが、期待を上回るものではありませんでした。次回作もありますが読まないかなぁ。
ザ・プロフェッサー (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・プロフェッサー (小学館文庫)より
4094066152



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