パリのアパルトマン



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    初公開日(参考)2019年11月
    分類

    長編小説

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    パリのアパルトマン (集英社文庫)

    2019年11月20日 パリのアパルトマン (集英社文庫)

    それぞれ別の目的でパリにやってきた元刑事のマデリンと人気劇作家のガスパール。 マデリンは傷心を癒すため、人間嫌いのガスパールは執筆で缶詰になるため。 この他人同士の男女は偶然、同じ不動産レンタルサイトで一件家を予約するが、当日にダブルブッキングが判明。反りの合わない2人は互いに一歩も譲らない。 だが、当の家が1年前にニューヨークで急死した天才画家ショーン・ローレンツの元アトリエと知ると、彼らは次第に画家とその作品に惹かれていき、未発見の遺作3点が存在するという情報を得て行方を探し始めるが……。 絵に隠された秘密に導かれて突き進む2人を待ち受けていた、誰にも予想できない衝撃の真実とは!? (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    パリのアパルトマンの総合評価:8.11/10点レビュー 19件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (7pt)

    まあまあでした

    ハッピーエンド

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.1:
    (7pt)

    映画化すればヒットしそう

    本国フランスではピエール・ルメートルを凌ぐ人気で、日本でも前作「ブルックリンの少女」が話題になったミュッソの2017年の作品。偶然の出会いから一緒に行動することになった男女が死んだ天才画家の未発表の遺作を探し始め、やがては天才画家の家族にまつわる忌まわしい出来事の謎を解くサスペンス・ミステリーである。
    クリスマス間近のパリ、人間嫌いで偏屈な劇作家・ガスパールと自殺願望をかかえる元刑事・マデリンは、不動産サイトのミスで同じアパルトマンを予約したことになり、お互いにびっくり仰天、互いに譲らず、相手に出て行かせようとする。怒り心頭のマデリンは家主である画商・ベネディックのところに押しかけたのだが、すぐには問題解決できず、しかもマデリンが元刑事であることを知ったベネディックから「一年前にニューヨークで急逝した、アパルトマンの元のオーナーである天才画家・ローレンツが残したはずの3枚の作品が行方不明である。ぜひ探し出して欲しい」と依頼された。ローレンツの数奇な運命と独自の魅力を持つ作品に触発されたガスパールとマデリンは、正反対の性格でことごとく衝突し、反発し合いながらもパリからニューヨークへ、作品を探す旅をすることになった。それは、疾風怒濤のアクション、感情の嵐、運命の力にもてあそばれるような波乱に富んだものだった・・・。
    性格が合わない男女が無理やり一緒に行動するハメになり、喧嘩しながら結果を出して行くという、言ってみればラブコメ的な設定だが、事件の背景が親子の関係であり、大きくは家族をテーマにしたもので、読後の印象はやや重く悲劇的である。ただストーリー構成が巧みで、キャラクター描写も秀逸、さらにクリスマスシーズンのパリとニューヨークという舞台設定も効果的で、まさに映画向きの作品である。
    前作「ブルックリンの少女」を楽しめた方にはぜひとものオススメ、テンポが良いサスペンスのファンにもオススメできる。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.17:
    (4pt)

    怒涛の展開で目が離せない

    ミュッソの「ブルックリンの少女」「作家の秘められた人生」を読んで本作に辿り着きました。表現や言い回しが綺麗で、文学的なニュアンスがあるけどサスペンス、ミステリ系ど真ん中の作家さんなのでとても好きです。

    話が毎回すごいところまで飛んでいくので、どこの向かってるのかわからないし、結末もどう着地するか分からない。でも途中からえらい加速して読み終わるまで止まりません。最後の最後でどんでん返し的な話ではなく、展開がまさにジェットコースターなので、途中からこの本はこのジャンルの話なのねとなります。ミュッソは毎回なります(笑)。タイトルが大人しすぎるんだと思います。「パリのアパルトマン」って見たらやっぱり大人の恋愛要素が絡むのかな〜と思ってしまいますよね。恋愛やら挫折やらのメロドラマを。でも本作は全くその要素はありません。

    ネタバレになるので詳しくは書きませんが、今回は現代アートにサスペンス映画を凝縮させたエッセンスを混ぜたって感じです。これ系のサスペンス映画は絶対面白いよねってエッセンスをぎゅ〜と抽出して、途中から話のベクトルをぐぉーっ無理やり曲げちゃいます。ミュッソならではのエンタメですが、流石に急にすごいのが出てきたなとなるでしょう!この厚みの本でこんな怒涛の展開はやっぱり凄い。

    思わず人に勧めたくなる一冊かなと思います。
    パリのアパルトマン (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パリのアパルトマン (集英社文庫)より
    4087607615
    No.16:
    (3pt)

    初っ端から

    最初の数ページを読んだとたんに、あれ?このシチュエーション
    映画で観たような?となり、なんだか興味が削がれて
    それ以上進まなかった。
    「夜と少女」を先に読んで、久しぶりに読み応えのある作家
    (因みにウチのバカ長男と同い年で、この差よ!)さんとなり、
    追加で買い足した(でもこの一冊はかなり前に購入済だった)。

    それで期待しながら読み始めたんだけど、映画化されてるの知らず、
    もうストーリー展開や結果も分かっているので一旦、本棚に戻した。

    映画化もしくはドラマ化するなら、「夜と少女」を是非、観たい。
    2021年の書評では映像化決定(タイトルは同窓会)とかって出てたけど、
    いくら検索しても出てこない。今、気づいたけど
    このタイトルの書籍のところで書くのは違ってましたね。^^;
    パリのアパルトマン (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パリのアパルトマン (集英社文庫)より
    4087607615
    No.15:
    (2pt)

    登場人物が好きになれない・設定に現実味がない

    評価が高かったので期待したが自分には合わなかった。
    1. 最初から最後まで主人公2人が好きになれなかった。特に、元刑事の女性がほとんど常にイライラしていて傲慢な印象。 2.リアリティーに欠ける。パリ・マドリード・NY と移動するのだが、5日間でこのペースはかなり無理がある。特にクリスマス直前の時期、この時期に飛行機のチケット直前に取れるか??また、NY のことは知らないが、欧州で10年以上暮らした経験からすると、ヨーロッパではこの時期に普通に開いている場所はかなり少ないはず。なので主人公2人が色々なところ(店や個人)にアポなしで赴いて話を聞いたりするのに違和感。まぁ著者はフランス人なので勿論パリのことは著者の方が圧倒的に詳しく、しかもパリは観光地だからとは思うが。 3. 画家の人物像・それを取り巻く美術界の描写が素人ぽい、この分野に明るくない人が精一杯考えて書きました感がある。ステレオタイプの天才芸術家にならないように捻って設定したつもりで、かえってステレオタイプになってしまっているというか・・・当方、現代美術専門なのでどうしても批判的な見方になってしまうが、これ以外でも上2つの点が常に引っかかり、読んでいて引き込まれることがなかった。

    せっかく画家の家を魅力的な場所として登場させているのだから、最後までそこを基点にして物語を展開して欲しかった。余談になるがイギリスに Kettle's Yard と呼ばれる家があり一般公開されている。ここは生前、色々な絵や彫刻(小石なども!)を集めた夫妻の家で、来訪者はここで、夫妻が家の中の美術品を1日の光の変化の中で見たのと同じように経験できる。いわば、生きた美術館やアトリエ。本作を読み始めた時、なんとなくここが頭に浮かび、こういった場所での落ち着いた知的な謎解きを勝手に想像していた(忙しく飛び回るのではなく)。

    こんな評価ではあるが、期待値が高かったせいもあるので、前情報なしで読んだらもう少し楽しめたかもしれない。
    パリのアパルトマン (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パリのアパルトマン (集英社文庫)より
    4087607615
    No.14:
    (5pt)

    タイトルとは大違い

    まるでロマコメか!というタイトルと冒頭のダブルブッキングでの男女の出会い。
    そこからダイナミックにかつ繊細に絵画探しから始まった素人探偵(うち一人は元捜査官だけど)二人が有名画家の子供の誘拐事件の真相にたどり着くまでが描かれる。
    まるでバスキアのような画家や、その元モデルの美しい妻、子供を持つ事に懸命な女主人公、自分の中の子供と向き合わざる得なくなる戯曲作家、キャラの内面描写もいい。
    ページにちりばめられる実在の画家や映画、ミュージシャンの名前も花を添える。
    なによりもこれ、クリスマスの奇跡の物語でもあるので、この先その時期に何度も読み返すかも。
    最後、この枚数で終われるの?と不安にもなるがきっちりカタをつけ、余韻まで残すのだからこの作者ただ者ではない。
    もっとこの作者のミステリーが読みた~い。
    *なお冒頭に明るい青空で始まった1日が一瞬で陰り自殺行為にいたる短い文章があります。なんというかここまで端的に気分の振れを書いた文章というのも稀。フランス映画「ミナ」を思い出してしまった。注意喚起しておきます。
    パリのアパルトマン (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パリのアパルトマン (集英社文庫)より
    4087607615
    No.13:
    (3pt)

    組み立てのし過ぎ感あり・・

    J・ディーヴァー氏のジェットコースターから逃れるべき、ミュッソ様に行き着いたと思ったら、またまたジェットコースターに乗せられた感じ!!何でこんなにも急がなくちゃならないの?前半はパリでひと悶着あり・期待感あり、中間はミュッソ様の好きなNYで二悶着、後半はいじくりまわされて、悲しみなのか幸せなのか複雑な感じで終わり!!高齢者には疲れる展開でした・・しばらくはミュッソ様からも離れたいと思います。
    パリのアパルトマン (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パリのアパルトマン (集英社文庫)より
    4087607615



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