贖いのリミット



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初公開日(参考)2019年12月
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長編小説

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贖いのリミット (ハーパーBOOKS)

2019年12月16日 贖いのリミット (ハーパーBOOKS)

建設現場で元警官の惨殺死体が発見された。首にはドアノブの軸が突き刺さり、一面血の海だったが、鑑識の結果、大量出血したのは被害者でなく現場から姿を消した女だと判明する。特別捜査官ウィルは車の側に残された銃が別居中の妻アンジーのものと知り動揺する。現場となった建物の所有者は揉み消されたレイプ事件の容疑者。やがて事件の背後に恐るべき闇が浮かびあがり―「ウィル・トレント」シリーズ。(「BOOK」データベースより)




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贖いのリミットの総合評価:7.00/10点レビュー 8件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

妻としては悪女、母としては聖女

ジョージア州捜査局特別捜査官ウィル・トレント・シリーズの第8作(訳者あとがき)。これまでウィルの人間性に大きな影響を与えながら影の存在だったアンジーが主役として登場する、サスペンス・ミステリーの傑作である。
プロバスケットのスター選手リッピーが所有するビル建設現場で元警官の惨殺死体が発見された。実はリッピーは数ヶ月前に強姦で訴えられ、ウィルが捜査したのだが強力な弁護団によって不起訴に持ち込まれていた。被害者は悪徳警官として知られ、退職後はリッピーのマネージャーに雇われ汚い仕事をしていたことから、リッピーの尻尾をつかめるのではないかと期待したウィルだったが、現場に残された銃が別居中のウィルの妻アンジーのものだったことで激しく動揺する。しかも、現場を血の海にした多量の出血は被害者ではなく、現場から逃げた女性のものだと判明。さらに、その血液型はアンジーと同じで、数時間以内に死に至る可能性があるという。アンジーが殺害犯なのか、どこに隠れているのか、正常な判断力を失ったような状態で必死に走り回るウィルに対し、恋人であるサラ、相棒のフェイス、上司のアマンダたちは複雑な感情を抱くのだった。
凄惨な殺人と複雑な犯行態様、底知れぬ闇をかかえた事件の背景など、サスペンス・ミステリーを盛り上げる要素が満載で一級品のミステリーである。さらに、今回主役のアンジーが複雑怪奇かつ直情的な、極めて存在感が強いキャラクターでヒューマン・ドラマとしても読み応えがある。アンジーは聖女なのか、悪女なのか、あるいはそうした判断を許さない超越的な存在なのか?
シリーズでも屈指の傑作として、シリーズ愛読者はもちろん、本作が初めての方にも自信を持ってオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(4pt)

アンジー、アンジー、アンジー

アンジーの人物設定は女性の作家ならではなんだろうか? 彼女の屈折した愛情表現やウィルを港と称するところは、ステレオタイプ的な放浪する男を見させられた女性作家がアンチテーゼとして描いたのか? どちらにせよ、これは警察小説の体をなした恋愛小説だとみてもいいんじゃないかと思う。
そこが、世間的には魅力なんだろうけど(アメリカでは女性読者が多いのだろうなあ)個人的には苦手なところ。
でも、展開のスピード感やDVの現実を描くところ、スポーツビジネスではさもありなんという設定など、読者をひきつける要素は練られているし、相変わらずアマンダは鉄の女だし、フェイスは優秀でウィルの庇護者だし、そこは文句がつけられない。
だけど、アンジーの視点からの描写で舞台裏を描くのはどうよ? いや、これ以外に描く手段はないのはわかっているし、アンジーがそう簡単にくたばるような女でもないのはわかっている。
それでも、もう少し描き方はなかったのかなあと。それが釈然としなくて☆一つマイナス。
でも、トレントシリーズはまだ読むよww
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:贖いのリミット (ハーパーBOOKS)より
4596541280
No.6:
(1pt)

腐った母性と愛に死を・・

約700ページの超ムカつく物語、この作者は何処かネジが切れている筈、そうでなければこんな残虐で歪み切った物語を書ける訳がないのでは??しかし、怖いもの読みたさで読んでしまったが、悪女は死なないんですよ!!そして次なる犯罪を匂わすラストは、超納得がいきません!!日本の極道映画よりひどい、血みどろのカリン・スローターは二度と読みません!!
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:贖いのリミット (ハーパーBOOKS)より
4596541280
No.5:
(3pt)

読む順番を間違えたか?

話としては面白いとは思いますが、シリーズものと知らずに最新刊を買ってしまったので、主要登場人物が好きになれず、少し評価が低めになりました。

興味のある方は、シリーズの最初から読まれるのをお薦めします。
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:贖いのリミット (ハーパーBOOKS)より
4596541280
No.4:
(2pt)

翻訳者と相性が悪そうです?

現代のアメリカ社会を象徴している警察小説ですね!翻訳者の田辺千幸という方と相性が悪いのか、とても読みづらくて、すぐ本を閉じてしまします。何とか通読したいと思っています!
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:贖いのリミット (ハーパーBOOKS)より
4596541280
No.3:
(5pt)

「ウィル・トレント」シリーズ最新作

「ウィル・トレント」シリーズ8作目はウィルの性悪妻「アンジー」が主役。
ウィルを虐げ、サラには意地悪いメモを残し、とことん悪女の印象しかなかったアンジーが、ちょっと好きなキャラに変わってしまうほどの力作。その分文庫の厚みもかなりだが、息も着かせぬ展開で、最終ページまで一気に読める。
邦題は「贖いのリミット」。贖うのは若き日に実の娘を産むと同時に捨てたアンジー。アンジーも43歳となり、やはり「母」であった。あの自分勝手傍若無人法なんてクソくらえのアンジーが、娘のためにここまでカラダを張るとは。原題「The Kept Woman」は直訳すると「守られた女」。アンジーに守られた娘のジョーでもあり、ウィルに守られ続けたアンジーでもあり。
幼少期から過酷な日々を生き抜いたアンジーの強さ弱さ、そしてやはりウィルへの複雑な執着などいろいろ楽しめる。
カリン・スローターのstorytellerとしての旨さも、このシリーズに飽きさせない一因だろう。
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:贖いのリミット (ハーパーBOOKS)より
4596541280



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