警官の街

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種別
長編
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あらすじ

2015年12月25日 警官の街 (マグノリアブックス)

三カ月間で四人の警官が殺された。ひざまずかされ、額に一発の銃弾を受けて処刑されたのだ。目撃者もなく証拠も出ていないために、容疑者はいない。警官たちが犯人を“アトランタ・シューター”と呼びはじめたなか、五人目の犠牲者が出た。いままでと犯行スタイルが異なっていることから、犯人は“シューター”ではないかもしれないという意見が出る。男性警官の意見しか重要視されないものの、マギーはほかの警官の見解に納得できない。彼女は独自の捜査をすることにしたが―。人種差別や女性蔑視が横行する一九七四年のアトランタを舞台にした犯罪小説。(「BOOK」データベースより)

評判

警官の街の評価:

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No.1
(8pt)

差別と暴力が支配する街で戦う二人の女性警官のバディもの

叔父も兄も警察官という血筋に導かれて警官になった、貧乏白人街育ちのマギー。裕福な地区育ちながらベトナムで新婚の夫を亡くし、自立するために警官になったケイト。対照的な二人が反発し合いながらも力を合わせて連続警官殺人の正体を暴く、警察ミステリーである。
1974年のアトランタ、3ヶ月間に4人の警官が殺され、犯人は警察内部では「アトランタ・シューター」と呼ばれていたのだが、5人目の被害者となったのはマギーの兄・ジミーの相棒だった。事件現場にいたジミーも疑われる状況になり、マギーは兄の無実を証明しようと躍起になる。そんな最中に配属された新人警官ケイトは外見も態度もおよそ警官らしくなく「羊」とあだ名を付けられ、周囲からは「1週間持たないだろう」と言われた。だが、マギーと組まされたケイトは意外な対応力を発揮し、女性差別や人種差別が大手を振ってまかり通る警察内部では公然と「女は警官になるな」と言われていたのだが、マギーとケイトが独自の視点から捜査を進め、犯人を追い詰めて行く。
警官のバディ物語はいくらでもあるが、70年代のアトランタという保守的な街での女性バディものというのが目を引く。さらに犯人探しの謎解きも破綻がない。後年のスローターに特徴的な被害の残酷さが強調されていないのも良い。
シリーズ外の単発作品なので、スローターの世界の入り口に最適とオススメする。

iisan
927253Y1