隠れ家の女
- スパイ小説 (146)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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アメリカでは人気があるベテランなのに、これまで日本では1作しか邦訳されていなかったフェスパーマンの20年ぶりの邦訳作。1979年のベルリンと2014年のアメリカを行き来しながら、冷酷非常なスパイの世界を生きた女性たちの苦悩と誇りを描いた歴史スパイ・ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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冷戦時代のベルリン、パリ(1979年)と現代(といっても2014年ですが)のアメリカを行き来する形で物語は進みます。メリーランド州の田舎町ポストン(ボストンじゃないですよ!)で起きた殺人事件の被害者である2人の夫婦のうち妻が元CIAだったことをその娘は知りませんでした。そしてその犯人が弟(少し知能に障害あり)だということも信じられません。 事件はなぜ起きたのかを捜査するために向かいに住む男性に協力を依頼します。しかしこの男性も裏があるようで何か目的があってそこに住んでいたようです。なぜ夫婦は殺されたのか、CIAだった過去が原因なのか、母は何をしていたのか、何を見てしまったのか。 面白い題材だと思います。実際にこの小説も面白いです。しかし、きっかけとなることが「え、そんなことで?」と思ってしまうのです。それは犯罪には違いないのですが、CIAという組織の大義の中では些細な出来事だとも言えます。もともと自国の利益のために海外で暗殺や工作を行うこと自体が犯罪でもあるので、なぜその犯罪だけに目くじら立てるの?と違和感を覚えます。 まあ女性からすると許せない犯罪なのは確かなのですが、なら殺人はいいのか、と。殺人は「仕事」、その犯罪(はっきり言ってしまうとレ〇プ)は「犯罪」という整理ですかね。この点に違和感を感じなければさらにこの物語は面白いと思います。 あと登場人物に類似性がありすぎて混乱します。もう少し何とかならなかったかなあ。 | ||||
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スパイ小説としてよみました。 晩年のルカのような筋道です。小さいこと(ここでは重要なことになっています)をひねり回す物語の組み立てです。期待していましたが、がっかりでした。 | ||||
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中程までは謎が謎を呼びハラハラドキドキ本当に面白い。惜しむらくは事件の背景と動機について具体的な説明が乏しく最後の種明かしで消化不良に陥ること。東野さやかさんの訳文はひっか引っかかることなく読めてすばらしい。 | ||||
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ヒロインがたまたま聞いたことを録音したテープと、卑劣なレイプ行為の目撃がどの様な形で解決するのかハラハラしながら読み終えました。おもしろかったです。 | ||||
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現在と35年前を交互に話が展開してゆく。飽きさせないスパイ冒険小説。懐かしいTVドラマ「0011ナポレオン・ソロ」の記述も。アメリカの子供もあのドラマ観てたのか? 当たり前ですね米国発の番組だったもの。 | ||||
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