湖の男



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初公開日(参考)2017年09月
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長編小説

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湖の男 (創元推理文庫)

2020年03月19日 湖の男 (創元推理文庫)

干上がった湖の底で発見された白骨。頭蓋骨には穴があき、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられている。エーレンデュルらは、丹念な調査の末、ひとつの失踪事件に行き当たった。農機具のセールスマンが、婚約者を残し消息を絶ったのだ。男は偽名を使っていた。男は何者で、何故消されたのか?過去に遡るエーレンデュルの捜査が浮かびあがらせたのは、時代に翻弄された哀しい人々の真実だった。北欧ミステリの巨人渾身の大作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

湖の男の総合評価:8.52/10点レビュー 29件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

今までの小説と比べると、ちょっと物足りないかも!?

よくできている小説だとは思うのですが、今までの本と比べると衝撃度が少なくて物足りなさを感じました。
これまでの彼の小説はミステリーというより、もの悲しさが全体に付きまとっていたように思っていますが
今回は不発?というより、彼が訴えたいと思われる歴史自体を私が把握していないせいなのかもしれません。

7点は辛口かもしれませんが、人に勧めるとなると、気軽に読める小説ではないという観点からです。



ももか
3UKDKR1P
No.1:
(8pt)

東西冷戦時代の悲劇が、今も影響を及ぼしている

アイスランドの人気ミステリー「エーレンデュル捜査官」シリーズの邦訳第4弾。今作も、期待に違わぬ骨太な社会派ミステリーである。
エーレンデュル、エリンボルク、シグルデュル=オーリという、いつものトリオが今回取り組むのは、水位が低下した湖の底から現われた白骨死体。頭蓋骨に、強く殴られてできたような穴が開いていたことから殺人事件と見なされた。白骨死体は死後30年以上が経過し、骸骨にはソ連製の通信機器がつながれていた。ということは、冷戦時代のソ連のスパイが絡んだ殺人事件なのか? 30年以上前の失踪者を丹念に探し歩くという地道な捜査の結果、被害者候補として1968年に行方不明になったままの農機具セールスマンが浮かび上がってきた。婚約者を残したまま失踪したその男は偽名を名乗っており、アイスランドでの生存や行動の記録は一切見つからなかった。白骨死体の正体はだれか?、なぜ殺されたのか?
物語の途中に挿入される、ある男の独白(回想)によって、早い段階からストーリーの大まかな展開は読めてくるのだが、作品の主題が犯人探しや事件の様相解明ではないため、最後まで緊張感をもって読むことができる。シリーズのこれまでの作品同様、個人と家族と社会のかかわり合いがメインテーマになっており、社会情勢や主義主張に振り回される人間の弱さと哀しみが深い印象を残す社会派ミステリーの傑作である。主要メンバーそれぞれの個人的事情の展開も、シリーズ読者には楽しい。
シリーズのファンにはもちろん、北欧ミステリーファンには自信を持ってオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.27:
(5pt)

1960年代の東欧諸国の社会情勢と、それがもたらしたもの

アイスランドの湖で発見された人骨を起因として語られる、1960年代の東欧諸国の共産主義に翻弄された時代背景が何とももの悲しい。国や地域によってはいまだに残っているが…。
その実情が上手に描かれているし、いい物語だったと思う。

訳者あとがきにある「為政者が都合の悪いことは伏せ―――」(P424末尾~)という柳沢さんの文章には大いに共感できる。実際、わが国でも戦前どころか戦後からいま現在に至っても思い当たることが多々ある。

柳沢由美子さんの翻訳は上手だけど、「だった」「した」等「た」で終わる文章が連続する箇所が繰り返しあり、何度も集中力をそがれた。過去形の『時制の一致』のルールに則した原文を忠実に訳しているのだろうけど、日本語文章としては流れの面で不適切だ。ここが唯一残念。
湖の男Amazon書評・レビュー:湖の男より
4488010709
No.26:
(5pt)

シュタージ

インドリダソンも4冊目になります。この作品も500頁弱ありますが、筆力で一気に読ませます。

レイキャビク郊外の湖で白骨化した死体が発見されます。最近起こった地震のため湖の水位が下がった影響で湖底に沈んでいたものが現れたのです。その骸骨にはロシア(ソ連)製の無線機らしき機械がロープで結びつけられていました。検死の結果、それは1970年以前に沈められた男性の骨であることがわかります。

物語は、レイキャビク警察のエーレンデュルらによる死体の身元捜査と冷戦時代に東独へ留学した男の独白とが並列に進行していきます。もちろん詳細を記すことはできないのですが、かつての東独の秘密警察(シュタージ)がひとつキーワードになっていて、その点で映画「善き人のためのソナタ」を思い出させます。北欧ミステリは社会的な問題を素材とする優れた作品が多いのですが、この小説もまたミステリと純文学の間にもはや垣根はないということを証明しているように思います。訳が読みやすく、翻訳者の柳沢由美子氏によるあとがきの解説もまたいいのです。
湖の男Amazon書評・レビュー:湖の男より
4488010709
No.25:
(4pt)

面白かったです

シリーズなので田舎の方ではなかなか難しいので、
Amazonで買えて助かってます
内容は少し暗いイメージですが、私は好きです
にほんと違う風土なので、好き嫌いが出るかもしれません
湖の男Amazon書評・レビュー:湖の男より
4488010709
No.24:
(3pt)

相互監視の世界は・・集中できない??

ヴァランダー刑事のリンダと、エーレンデュル捜査官のエヴァの生き方をを比べると、断とつ薬漬けエヴァの
勝ち?元親父もお手上げ!! 今回も読むのに集中できないのは、この娘と弟シンドリの存在である。リンダは良い結末を迎えたが、エヴァと弟シンドリは・・・二人の登場止めてんか!!
湖の男Amazon書評・レビュー:湖の男より
4488010709
No.23:
(3pt)

ミステリーというより文芸作品

湖の底で見つかった死体を契機に時代に翻弄され人生を狂わされた人々の過去を遡る文芸作品という趣の一品。
前三作のようなドラマチックな展開のミステリーを期待するとちょっと違うかも。
湖の男Amazon書評・レビュー:湖の男より
4488010709



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