魔女 エリカ&パトリック事件簿



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初公開日(参考)2019年09月
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長編小説

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魔女 エリカ&パトリック事件簿 上 (集英社文庫)

2019年09月20日 魔女 エリカ&パトリック事件簿 上 (集英社文庫)

農場に住む4歳の少女が森で惨殺遺体となって発見された、30年前に起きた少女殺人と全く同じように。北欧発大人気シリーズ第10弾(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

魔女 エリカ&パトリック事件簿の総合評価:8.00/10点レビュー 6件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

異なるものへの恐怖は時代も文化も超越し、暴力へと変化する

本国スウェーデンを始め北欧では大人気の「エリカ&パトリック事件簿」シリーズの第10作(表4解説)。30年前と同じ状況で発生した幼女殺害事件を巡る警察ミステリーであり、異端の者、弱者に対する暴力、恐怖を嫌悪に変換せずにはいられない人間の醜さと悲しさを描いた社会派ミステリーでもある。
フィエルバッカ郊外の農場で、その家の4歳の少女・ネーアが行方不明になり、警察、地元住民の捜索により死体で発見されたのだが、そこは30年前に同じ農場の4歳の娘・ステラが惨殺死体で発見された場所だった。ステラ事件では、ステラのベビーシッターを頼まれていた当時13歳の少女二人が取り調べられ、当初は犯行を自白したのだが後に否認、未成年だったこともあり逮捕されることはなかった。二人の少女のうちマリーはハリウッド女優として成功し、新たな映画撮影のためにフィエルバッカに戻って来たばかりだった。もう一人の少女・ヘレンは父親の友人だった年上の軍人と結婚し、地元で園芸店を営んでいた。ネーアとステラ、二つの事件の類似性に悩まされながらパトリックたちは30年前の事件も掘り起こして捜査を進めたのだが真相解明は遅々として進まなかった。そんな中、シリア難民の犯行だと断言するものたちが現われ、難民収容所が放火される事件が発生し、捜査はさらに混迷した。
幼女殺害事件の犯人探しが本筋だが、現在の事件だけでなく、30年前の事件の解明まで必要になりストーリーはどんどん複雑になる。それに加えて、外国人排斥、親子の断絶、学校でのいじめ、17世紀の魔女狩りも重要なテーマになっており、上下巻1000ページを超える大作なのだが、登場人物のキャラクターが立っていることと「人物関係図」が添付されていることで、さほど苦労することなくストーリーを追うことが出来る。
格差や差別化が激しくなり分断が広がる一方の社会に対する著者の怒りの熱量がひしひしと伝わる熱い物語だが、ミステリーとして、エンターテイメントとしての完成度が高く、読書の楽しみが損なわれることはない。
シリーズファンはもちろん、北欧ミステリーに限らない幅広いジャンルの現代ミステリーファンにオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(4pt)

作品は素晴らしい

長年このシリーズを読んでいますが、この「魔女」の発売から3年経った今も新刊が発売されない。。。
しかもこの著者の2つの新シリーズが日本では販売されてしまっているので
事実上、エリカ&パトリックは終わりなのかな?
悲しい~
魔女 エリカ&パトリック事件簿 下 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:魔女 エリカ&パトリック事件簿 下 (集英社文庫)より
4087607607
No.4:
(4pt)

人が多すぎ。

久しぶりの「エリカとパトリック」です。
始めはなかなかストーリーに乗れませんでした。やたら人がたくさん出てきて構成するのに一苦労です。
魔女 エリカ&パトリック事件簿 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:魔女 エリカ&パトリック事件簿 上 (集英社文庫)より
4087607593
No.3:
(4pt)

長い。辛抱して読み続ける。

下巻は一気読み!
いつものことですが、事件の様相が見えず、ストップする捜査、苦悩する捜査陣。イライラしながら、読み続けました。
ただ、17世紀の話は、必要だったのか? 最後に強引に繋げた!感じ。余り意味ないかな。
魔女 エリカ&パトリック事件簿 下 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:魔女 エリカ&パトリック事件簿 下 (集英社文庫)より
4087607607
No.2:
(4pt)

錯綜する過去と現代

最初、過去の物語が出てきてこんがらがったのだが、これが、ラストでつながることになり、おもしろい。
下巻になると、過去の物語の方が興味ぶかくてわくわくした。
このシリーズを読む一番の醍醐味は、ミステリーそのものより、遠い国のスウェーデンについて知れるのが面白いのだが、今作はスウェーデンのみならず欧州、もしくは世界全体が直面している難民問題が要となっていて興味深い。
魔女 エリカ&パトリック事件簿 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:魔女 エリカ&パトリック事件簿 上 (集英社文庫)より
4087607593
No.1:
(4pt)

終わりが辛い

これで終わっていいのか、と思わせられた。
現代の物語もさることながら、過去の物語が気になって仕方なかった。やや、やり切れない。
ヴェンデラがああなるのは、意外で物足りなかった。
少年少女間のイジメ(というよりも暴行)、や犯罪、無差別暴力、難民、と今の世界の問題が描かれていて興味は尽きない。
今後も書き続けて欲しい。
魔女 エリカ&パトリック事件簿 下 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:魔女 エリカ&パトリック事件簿 下 (集英社文庫)より
4087607607



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