黄金の檻



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初公開日(参考)2021年06月
分類

長編小説

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黄金の檻 (ハヤカワ文庫)

2021年06月16日 黄金の檻 (ハヤカワ文庫)

フェイは過去を捨て、新しい人生を始めるべくストックホルムにやって来た。偽名で通った商科大学で、のちに大企業のCEOとなる好青年と出会い結婚。豪華な高層アパートで娘と三人で暮らす誰もが羨む完璧な家庭を築いた。それはまさに夢に見た生活だった。しかし夫の非情な裏切りをきっかけに、閉ざされていた過去の闇が再び目を覚まし、壮絶な企みが形を現していく。スウェーデン犯罪小説の女王が描く、華麗なる復讐劇(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

黄金の檻の総合評価:6.67/10点レビュー 3件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ハーレクインと2時間ミステリーを合わせたような

「エリカ&パトリック事件簿」シリーズが人気のスウェーデン女性作家の新シリーズ第1作。夫にないがしろにされた挙句に裏切られた女性が立ち上がって反撃する、激情サスペンスである。
不幸な過去を故郷に置き去りにしてストックホルムに出てきたフェイは名門大学で出会った青年・ヤックと結婚し、夫が起こした事業が大成功をおさめて富も名誉も得て、豪華マンションで娘と3人で他人がうらやむ生活を送っていた。しかし、結婚生活は自分を殺してひたすら夫に服従するばかりで、心の底にはむなしさを抱え込んでいた。フェイの苦悩も知らずヤックは浮気をし、バレると開き直って離婚を言い出した。財産分与もなく追い出されたフェイは怒りに燃え、徹底的な復讐を誓った。そして三年、自分の事業で成功したフェイはヤックを破滅させるために周到な計画を立案し、実行に移すのだった…。
夫に裏切られた妻の復讐劇であり、また社会的に抑圧された女性の反撃であり、さらに都会の勝ち組の皮相的な生き方を皮肉った辛辣なコメディでもある。それにプラスされるのが大胆なセクシーシーンで、まさにハーレクイン的エンターテイメントである。
「エリカ&パトリック事件簿」のファンにはちょっと物足りない作品で、2時間完結ミステリードラマのファンにしかおススメしない。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.2:
(4pt)

遠い国を身近に

スウェーデンという遠い国の雰囲気を楽しめて面白い。スウェーデンというのは男女平等が確立されているというイメージをもっていたので、こういうこともあるのかと思うと、結局どこの国も根本の価値観はなかなか変わらないのだと実感した。
主人公が自分を捨てた夫に復讐を企てるところから俄然おもしろくなった。
最後のどんでん返しがいい。
黄金の檻 (ハヤカワ文庫)Amazon書評・レビュー:黄金の檻 (ハヤカワ文庫)より
4150414823
No.1:
(3pt)

「黄金」の空虚さ、シャープな幕切れ

「黄金の檻」(カミラ・レックバリ 早川書房)を読み終えました。
 ストックホルム。大学時代に知り合って結婚した主人公・フェイと夫のヤック。彼らには幼い娘のユリエンがいます。ヤックはフェイの力を借りて、友人と会社を起業し、成功と富を手に入れ、スウエーデン・セレブの一員に成り上がりますが、ヤックはフェイの愛情を思いやることなく浮気を繰り返し、フェイを裸同然で家から追い出すことになります。ここまでが前半。後半は、フェイの緻密な計画に基づくヤックへの復讐劇が開始され、物語は次第にそのギアを上げていきますが・・・。
 二つの時間軸で流れる二人を描くストーリーにフェイの謎多き「過去」の時間軸が加わり、最後まで読み切ることはできましたが、どう語ればいいのか悩みます(笑)。
 初期のシドニー・シェルダンの著作を想起しながらも、スリラーとしては特筆すべきことはありません。Amazon Prime Originalのミニ・シリーズに適しているような気もしますが、セクシー・シーンが割愛されてしまうとおそらくその魅力が半減してしまうかもしれません。金、モノ、セックス、繰り出される多くのブランド名、それらが「黄金」だとするならば、このタイトルはとてもアイコニックだとは思います。エンタメの中でジェンダーと"DV"を描き切ることの困難さのようなものを感じながら、少し戸惑い、しかしながら幕切れはとてもシャープだったと思います。
黄金の檻 (ハヤカワ文庫)Amazon書評・レビュー:黄金の檻 (ハヤカワ文庫)より
4150414823



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