鬼火



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初公開日(参考)2021年07月
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長編小説

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鬼火(下) (講談社文庫)

2021年07月15日 鬼火(下) (講談社文庫)

バラードは、ホームレス男性の焼死事件の現場に出向いていた。テントに暮らしていたエディことエディスン・バンクス・ジュニアが、大量のアルコールを摂取して寝ているうちに、うっかり石油ヒーターを倒して、その火が全身に移り、焼死した模様だった。事故死とみて、バラードはロス市消防署に処理を任せた。一方、元服役囚ジョン・ヒルトン殺害事件、担当刑事の捜査における不作為がおかしいことにバラードは気づく。現場を縄張りにしていたギャング団のストリート・ボス、エルヴィン・キッドに聴取していないし、現場周辺の売人のひとり、ディナード・ドーシーは麻薬取締課の情報屋だったため、取締課からのドーシーはなにも知らないという連絡だけで追跡捜査をしていないなど。また、なぜ担当ではないトンプスンが殺人事件調書を盗んだのかも疑問だった。事件を解決するためではなく、解決させないために盗んだのか、とボッシュとバラードは疑問を抱く。やがてキッドとヒルトンが、同時期に刑務所に収監されていたことが判明する。絵が得意だったヒルトンが残した獄中でキッドを描いた絵から、ふたりが恋人同士であった可能性が浮かぶ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

鬼火の総合評価:8.56/10点レビュー 25件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
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(8pt)

ボッシュシリーズを読んでいることの最高の愉悦を味わう

ボッシュシリーズというよりももはやボッシュ&バラードシリーズとなったシリーズ2作目ではミッキー・ハラーも絡んで、正しく書くならばボッシュ、ハラー&バラードシリーズ1作目となるか。
まあそんな細かい話はこれくらいにして、感想に移ろう。

まず今回のボッシュの立場は刑事ではない。
前作『素晴らしき世界』で彼が予備警察官として雇われていたサンフェルナンド市警の同僚の自殺未遂を引き起こした廉で自宅待機状態である。従って一応予備警察官の職ではあるが、本質的には無職の男である。そんな立場でもボッシュは今回複数の事件に関わる。

1つは物語の発端となったボッシュに捜査のノウハウを教えた師ジョー・ジャック・トンプスンが生前遺しておいた未解決事件。ジョン・ヒルトンというゲイの青年が路地に停めた車中で撃ち殺されていた1990年に起きた事件だ。

もう1つはミッキー・ハラーが容疑者の弁護を担当したモンゴメリー判事殺害事件。そして最後の1つはバラードが深夜勤務で出くわしたホームレスの焼死事件だ。

3つの事件がそれぞれボッシュ、ハラー、バラードとそれぞれの事件であることが面白い。

そしてそれぞれの事件にも様々な特色がある。

まず1つ目のボッシュの師が遺した事件だが、この事件の再捜査をボッシュはバラードに協力を求める。
バラードは未解決事件のセオリーに則って当該事件の資料が収められた箱を開けると当時事件を担当した刑事2人はあまり積極的に捜査したようには見えず、更に最も奇妙なことにファイルのコピーを持ち出したジョー・ジャック・トンプスン自身が資料箱を開封した記録が全く残っていないことだった。

本当にボッシュの師はこの未解決事件に関心を持っていたのだろうか?

そもそもなぜ彼はこの未解決事件のファイルを持ち出したのだろうか?

2つ目の事件に関わる経緯もまた特殊だ。

まずボッシュはこの事件の容疑者の弁護を担当したハラーの調査員として関わる。最近はハラーも殺人事件の弁護を引き受けることは少なくなっていたが、この弁護は裁判を担当するポール・ファルコーネから担当するよう強制されたのだった。

この裁判は本人の自白もあり、DNAも遺体から発見されたことから絶対的な犯人と目されており、容疑者ジェフリー・ハーシュタットの有罪は時間の問題と思われたが、その容疑をボッシュ自身がハラーの調査員として合理的解決に至らない証拠を見つけることで起訴が無効になる。

その裁判を無効にしたのがオキシメーターなのだ。このオキシメーターは実は頻繁に我々は目にしている。この器具は指先に嵌めて血中の酸素濃度を測定する道具である。そう、現在コロナ感染者で中等症と判断された患者が自宅療養中に経過観察するために用いられている測定器具なのだ。
このオキシメーターを殺害されたモンゴメリーの容態を調べるために駆け付けた救急救命士が使用したのだが、その直前に〈スターバックス〉で昏倒したハーシュタットにも使用していたことから彼のDNAがモンゴメリーに移ったとみなされ、証拠不十分として裁判が無効になるのだ。

いやあ、なんということだ。判事殺害事件調書に何気なく記載されていた救急救命士がその容疑者となった人物に対しても用いられていたことを結び付ける着眼の凄さ、そして何よりもコロナ禍だからこそ容易に理解できたオキシメーターという普段馴染みのない道具がすっと腑に落ちてくるタイミングに驚きを禁じ得ない。
またも本に呼ばれたという思いを抱いた。

これがミッキー・ハラーシリーズならばここで話は終わりだ。

しかしボッシュがここに関われば、その先に続く。彼がハラーの調査員として関わり、無効裁判となって閉廷する。つまり依頼人が犯罪者でない可能性が出たことから彼はまんまと司法の手を逃れ、世間を闊歩している悪を野放しにすることを許さず、真犯人の捜査に当たる。

そして3つ目の事件はナイロン製のテントと共に放火されたホームレスの事件で、ロス消防局の放火事件専門消防士と張り合うように捜査をしなければならないことから自分の手から離れるだろうと思われたが、被害者が資産家の放蕩息子エディスン・バンクス・ジュニアであったこと、更に酒酔い運転の4倍近い血中アルコール濃度が出たことが判明し、しかも一旦遺産を相続してから殺害され、その遺産が弟に相続権が移ったことから計画的な犯行である疑いが出てきたことを知らされる。そのため事件が強盗殺人課の担当、しかも宿敵オリバス警部へと移ったことが判ってから、彼女はどうにか食いつこうと水面下で独自に捜査を進める。そして彼女はホームレスたちの聴き込みから事件当夜エディスンがティトーズというウォッカを持っていたことを知り、深夜営業の店〈メイコーズ〉で買ったのではないかと教えられ、そこで監視カメラを確認すると1人の女性がATMで金を下ろしてからティトーズを買っていくのを見つける。

そこから捜査を続けて判明するのがなんとボッシュが調べていたモンゴメリー殺害事件との奇妙な繋がりだった。

さて前作『素晴らしき世界』で出遭い、コンビを組むようになったレネイ・バラードとハリー・ボッシュだが、まだお互いのことはそれほど知らず、今回初めてバラードはボッシュがミッキー・ハラーの調査員を務めていることを知って嫌悪感を示す。
そう、ミッキー・ハラーは今まで自分たちが捕まえてきた犯罪者を無罪にする、もしくは裁判自体を無効にする警察官にとって唾棄すべき敵だとみなされており、レネイ・バラードもまた例外でないことが判明するのだ。

ボッシュはハラーのことを弁護するが、彼女に彼が異母弟であることを明かさないところにまだ自分の中でもハラーの手伝いをすることが仲間である警察官を裏切っている思いが拭えないことが判る。

しかしその正しいことをしようとしても、ハラーの片棒を担ぎ、裁判を無効にしたハリーをロス市警の連中を許すわけがなく、電話をしても激しく突き放される。ロス市警時代に数々の功績を挙げたボッシュでさえ、尊敬を得られず、過去の人物として非難される姿は読んでて胸を痛める。

ではレネイ・バラードはどうか?
彼女はボッシュとは対照的である。前作でもそうだったが、今回事件のクライマックスで女殺し屋のカタリナ・カバと対決した際に瀕死の重傷を負うが、なんと彼女のために30人以上の警官が献血のために訪れたことが明かされる。そう、彼女には味方となる同僚がたくさんいるのだ。
ただ彼女も今回ボッシュの未解決事件の捜査のための盗聴許可を得るために不当にオリバス警部からサインを得て判事を騙して許可を得たり、ほとんど一般市民と変わらないボッシュを停職中の予備警察官なのだから刑事と名乗って構わないと捜査に介入させたりとボッシュに感化されたのか道を踏み外す傾向が見られた。信用を失わない程度にしてほしいとヒヤヒヤさせられる。

しかしやはりボッシュの前からは人は去りゆき、バラードの周りには人が集まるのだ。この対照的な光と影の、陰と陽の2人の刑事の対比がまた読みどころの一つなのだが、せめてバラードだけはボッシュの許を去らないでいてほしいものだ。

そのボッシュも齢70近くになったことが判明するが、作者はそれでもこの男に新たな危難を設ける。なんとボッシュは白血病に罹ったことが発覚するのだ。それは彼が過去に関わった殺人事件で大量のセシウムが奪われた案件で彼がそれを回収したときに被曝したことに由来すると考えられていた。

そう、その事件こそは『死角 オーバールック』で彼が扱った事件だった。2007年の時に刊行された作品の事件がこの2019年に著された作品に影響を及ぼす。

これなのだ。
これがシリーズを、いやマイクル・コナリー作品を読む所以なのだ。
それはシリーズを永らく読んできた読者だけが得られる単なる特権意識なんかではない。それはこのシリーズを共に歩んできたからこそ得られる愉悦なのだ。
そう、我々がボッシュの歩んできた半生を共に体験していることを実感させられるこの瞬間こそが読者としての報いであり、そして何事にも代えがたい黄金なのだ。

さて本書のタイトル『鬼火』は原題“The Night Fire”をそのまま訳したものだ。ファンタジー好きにはその言葉がウィル・オー・ウィスプといえば理解が増すかもしれない。それは夜に現れ、道行く人を道に迷わせたり、底なし沼に誘い込んだりすると云われている。従ってこの言葉には「惑わすもの」や「幻影」という意味もある。

今回その言葉そのままの意味で云えばボッシュとバラードが関わる3つの事件のうち、バラードが冒頭に出くわすホームレスの焼死事件がそれに当たるだろう。焼かれて溶けたナイロン製のテントが張り付いて亡くなった焼死体。

そして幻影という意味で云えばボッシュが自分に捜査のノウハウを教えた師が遺した未解決事件の真相によって悟らされる師の像がそれに当たるだろう。

そしてボッシュは事件の真相を知ることで師の本当の目的に気付き、それまで抱いていた師への尊敬が幻影だったと思わされる。

そして3つ目の事件は自白とDNAという揺るがぬ証拠があるが故に真犯人を「惑わされた」モンゴメリー判事殺害事件。これに関してはネタバレになるので敢えて書かないでおこう。

さてボッシュと娘マディの関係だが、女子大学で娘の進路に気を持たせているようだ。これまでの作品でボッシュはマディに射撃を教えたり、警察の捜査のことを話したり、恰もボッシュの後継者として育てている雰囲気があり、シリーズの行く末は親子刑事の誕生かと思っていたが、レネイ・バラードの登場でその流れも変わりつつある。マディの進路も警察官か弁護士かで迷っており、そして弁護士の方に傾いているようだ。つまりボッシュかハラーかと云えば、ハラー側に分があるようだ。

ボッシュは現在無職の身であることからもし彼女がロウ・スクールに行くことになった場合の教育費としてもまた過去の捜査によって自身が被曝したとしてロス市警と放射性物質の管理の杜撰さを指摘して病院を訴え、賠償金を得ようとしている。刑事でなくなったボッシュも必死である。

巻末の作品リストを見ればまだまだボッシュの物語は続くようだ。刑事でなくなったボッシュは悪をのさばらせさせないというその強い思いで犯罪者の摘発にまだまだ食らいついていくようだ。
「だれもが価値がある。さもなければだれも価値がない」を信条に抱いて。

ボッシュの人生はまだ続く。そして私がその人生を追うのもまだまだ続く。
ボッシュが生きている限り、いやコナリーが物語を紡ぐ限り、私はずっと追いかけていこう。
それだけの価値があるのだ、このコナリーという作家の描く物語は。

▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ボッシュシリーズとして外せないものの、とても単調でした

もうちょっとジェットコースター的な展開が欲しかったところです。
ボッシュシリーズだから読んでいますが、これが無名の?新人さんの?ミステリーならさてさてどんなものでしょう。

ここまでずっとシリーズを読んでボッシュの大ファンとしてこれからも読み続けるとは思います。ここまできたのだもの。
でも、正直以前のようにどんな本だろう〜とワクワクしながら読むことは少なくなりそうです。

ももか
3UKDKR1P
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ボッシュ、バラード、ハラーの主役3人が揃い踏み

ボッシュ・シリーズの第22作。さらにボッシュ&バラードものとしては第2作。それに加えて、リンカーン弁護士・ハラーも登場する豪華キャストのミステリー長編である。
新人刑事時代の恩師の葬儀に出席したボッシュは未亡人から、故人が自宅に持っていた殺人事件調書を渡された。恩師が20年以上も前の未解決事件の調書を隠し持っていたのはなぜか、その謎を解くべく、ボッシュは現役刑事であるバラードに協力を依頼する。同じころ、バラードはホームレスが火事で死亡した事件を担当し、事故死で処理しようとしたのだが、調べを進めるうちに殺人ではないかとの疑いを持つようになった。一方ボッシュは、犯行を自供した上にDNAが一致して有罪間違いなしと思われた判事殺害事件の被告弁護人となったハラーに頼まれ、被告側に有利な証拠集めを進めていた。時代も状況も背景も全く異なる三つの事件だったが、捜査が進むにつれ複雑な関係が重なり合い、絡み合っていることが分かってきた……。
それぞれに主役を務めるシリーズを持つ3人が共演するという贅沢な構成だが、裏を返せば、69歳になるボッシュ一人では厚みがあるミステリー・サスペンスにはならないということか。三つの事件は個々にストーリーが成立しているものの、小粒な感が否めないし、無理やり結び付けたような違和感がある。とはいえ、ボッシュ・シリーズとして合格レベルであることは間違いない。
シリーズはまだまだ続くようで、ボッシュ・ファンには読み逃せない作品と言える。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.22:
(5pt)

レネイ・バラードの生きざま ボッシュシリーズのひとつの到達点

レネイ・バラードとボッシュのバデイもの。女性の生きづらさ、そしてその切り抜け方にまで踏み込んでハリー・ボッシュシリーズは続いている。ベトナムのトンネルから始まったシリーズが到達した地点は雄大だ。
鬼火(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:鬼火(上) (講談社文庫)より
4065239583
No.21:
(5pt)

面白かったです。

女性のヒットウーマンが締め括りで出てくるところが、これまでのシリーズの印象とは異なりましたが、それはそれで、楽しめました。
相変わらず、日本語訳が雑なのストーリーが主体なので諦めています。昔の様に訳者で原作の良さを更に引き出すと言う様な、訳者は出てこないのでしょうか。
鬼火(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:鬼火(下) (講談社文庫)より
4065239591
No.20:
(5pt)

やはり星5評価の作品だろう。

マイクル・コナリーの『鬼火』下巻を読み終えた。
 上巻のレビューで「コナリーさんハリー・ボッシュもそろそろ引退させたら」と書いたが下巻を読み終え前言を取り消します。
 腹違いの弟ミッキー・ハラーがボッシュの助けを借りてモンゴメリー判事を殺害した犯人の冤罪を勝ち取ってからボッシュが真犯人を捜査し始めるところからストーリーは面白くなる。
 レイトショー刑事(深夜勤務刑事)レネイ・バラードの担当したホームレス焼殺事件とが絡み合っていくところなどコナリーの真骨頂ともいえるプロットの見事さに今更ながら感心させられた。
 マイクル・コナリーが警察小説で他の作家の追髄を許さない頂点に存在することを改めて納得させられた作品であった。
 難を言わせてもらえば、プロットが難解なジグソーパズルを完成させたような結末にあるような気がしたのは評者だけだろうか。
 楽のしく読み終えたのにないものねだりのようなレビューを書いてしまいました。
鬼火(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:鬼火(下) (講談社文庫)より
4065239591
No.19:
(4pt)

そろそろボッシュを引退させたら?

評者は、ほとんどのハリー・ボッシュ・シリーズを読んできたがノックス ジョセフのマンチェスター市警エイダン・ウェイツ・シリーズ三作を読んだあとにマイクル・コナリーの本書『鬼火』上巻を読み終えたが、なんだか物足りない気がした。
 もちろん面白くないのではないが、新人ノックス・ジョセフの緊張感を本書に見つけることが出きなかった。
 気鋭の新人と大御所との違いであることは十分わかっているのだが・・・。
 本書の主人公はレネイ・バラードであり、ボッシュはそのサポート役であるから仕方がないとは思うが、そろそろボッシュを引退させたらと、コナリーさんへ言いたくなってしまった。
鬼火(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:鬼火(上) (講談社文庫)より
4065239583
No.18:
(1pt)

チェイシングリリーに勝るとも劣らない駄作

だらだら店広げて、あげくの果てにこの結末ですか。強引というか、やる気無いと言うか、昔の勢いがあったらこんなんでも話の流れに引き込まれ、いちいち細部のつじつまがピタッ、ピタッと合わさっていく構成に興奮させられ、最後は「あっ!」と驚く大穴に落っことされ、読み終えた瞬間、汗がたらりとなって唖然としたものだけど、最近のはボッシュも放射能でやられちゃったせいか、ホームドラマみたいな固ゆで卵になっちゃってて退屈でした。
鬼火(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:鬼火(上) (講談社文庫)より
4065239583



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