暗く聖なる夜
- ロケ (25)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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高レベルなハードボイルドを発表し続ける「ハリー・ボッシュ」シリーズの第9作。ロス市警を退職したボッシュが心残りな未解決事件に個人的に決着を付ける、ハードボイルド・ミステリーである。 | ||||
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ハリー・ボッシュシリーズ9作目はボッシュがハリウッド署を、刑事を辞めて私立探偵になった初めての事件。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ページをめくるのが止められない。今回は文章がボッシュ目線になって、ますますのめり込む。しかし、元嫁への執着の記載は必要ないと思う。最後の出会いも意味不明。次回作への布石でもなさそうだし。 以下、どんでん返しのネタバレ有り。テロと強盗の関係もそうだが、特に最後の方でわかる捜査官失踪の黒幕にはビックリ。口はあんぐり。 | ||||
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前作でロス市警を退職したボッシュが自らかかわった未可決事件を、私人として警察官時代のコネをフル活用して解決する物語。しかし、冷静に考えると、ベースにある犯罪(強盗)にくらべて、その犯罪の露見を防ぐための犯罪(FBI殺し、警官殺し、ボッシュ襲撃)のリスクが大きすぎないか? 2003年の刊行なので9・11後のテロ対策と絡んでくる、というか絡めたために、さらに死者が増えていく。悪い奴の大半が死ぬか、死んだも同然となるが、かえって安易に殺害された女性たちのことを想うと何ともやりきれない。 最後にボッシュの娘(マディー)が初登場、これで少し救われた気分になれる。(ボッシュ53歳) | ||||
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いやあ、面白いのなんのって、ボッシュシリーズ屈指の面白さです。 特にエンディングの素晴らしさはシリーズNo1でしょう! これまで三人称で書かれてきたシリーズですが、本作ではボッシュの一人称による文体となっており、まずその点で驚かされます。 これまで書き続けられてきた人気シリーズの文体をガラリと変えてしまうというのは、勇気のいることだったのではないかと思いますし、読者としてもこれまで慣れ親しんでいたシリーズの雰囲気が大きく変わってしまうのではないかと不安を感じつつ読み始めた本書、結論から言うと、そんな不安は全くの杞憂でした。 警察をやめ、私立探偵の免許を取得したボッシュの一人称というのは、マイクル・コナリーが敬愛するレイモンド・チャンドラーの探偵小説の雰囲気を意識したものかもしれません。 警察引退後、生活費としては必要とする以上の年金をもらい、心配事もなく何の問題もなく暮らすボッシュ。だが、何かが欠落しており、心の奥底で求めるものがあることを感じている。 未解決のまま手を離した現役時代の事件。 「この世における私の使命は、バッジがあろうとなかろうと死者の代弁をすることなのだ」 しかしどんなドアでも開けることができるバッジを持たないボッシュの調査は、そうすんなりとは進まない。 予想外の妨害にも合う。 それでもこれまで培ったコネクションも最大に活かし、粘り強く調査をすすめる。 ゆったりと始まった本作、中盤から後半にかけた怒涛の展開にもう目が離せません。 そしてあの感動的なエンディング。 素晴らしい。 | ||||
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シリーズ9弾。前作『シティ・オブ・ボーンズ』ラストでフリーとなったボッシュ。 しかし元の職務に未練たっぷりで、正義感に満ち満ちており(ここは従来以上)、警察や連邦捜査局に邪険に扱われながらも、心ある元仲間の協力を得て事件の真相に挑むところは、テリー・マッケイレヴ(同著者)やジャック・リーチャー(リー・チャイルド著)のよう。ボッシュもか…と、この面には新鮮味を感じなかったのだが、やはりさすがのコナリー作品で、内容は十分おもしろかった。 終盤のスリルとアクションはこれまで以上。ボッシュは齢50代に入っても、その辺のくそガキどもとは経験知が段違い。中高年の星だ! 個人的お気に入りロイ・リンデルの再三の登場もうれしかった。 ※ここからはネタバレ、未読者は読むべからず※ 他のレビューではラストを称賛する意見がいくつか見受けられたが、私は逆。 そもそもエレノアが出て行った理由がはっきりしていない。自分探しか? ボッシュが未だに惚れこんでいるとのことだが、彼女に対する負い目もあるのかと(#1『ナイトホークス』) そこでこんな…。 女性ロマンス小説にもよく《シークレット・ベイビー》シリーズなんてものがあるが、やむを得ない理由ならともかく、ここでのものはただの自分勝手。私は女性読者だが、エレノアの女ごころには理解・賛同できない。 一番かわいらしい時期をボッシュから奪っておいて、この期に及んでおずおずと…。 今後ボッシュがエレノアにどう接していくのか(エレノアを甘やかすな!)。 これを美談としていくようならダメ。本書ではかろうじて減点せず、経過を見て判断することとした。 | ||||
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文句なしに面白い!背中を電気がビビッと走りました。特に23章、体の自由を奪われた元刑事とその妻の描写は素晴らしい。ボッシュの元妻エレノアへの果てしない想い。一発の銃弾説。私はナイトホークス以来なので二人の破局の理由を知らないのですが、元に戻ってくれーってハラハラしっぱなしでした。 | ||||
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