天使と罪の街
- 猟奇殺人 (113)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.67pt |
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ボッシュシリーズ記念すべき10作目はこれまでコナリーが発表してきたノンシリーズが、本流であるボッシュシリーズと交わる、いわばボッシュ・サーガの要をなす作品となった。恐らく作者も10作目という節目を迎え、意図的にこのようなオールスターキャスト勢揃いの作品を用意したのだろう。 | ||||
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ハリー・ボッシュ・シリーズの第10作。私立探偵になったボッシュが連続殺人犯を追い詰める、サスペンスミステリーである。 | ||||
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ここまでくると、上手さに酔いしれるようにサクサク読めます。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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まあまあキレイな状態で腰帯まで付いてましたが、さぁ読もう、としたら中身は上巻でした。受け取ってすぐ確認しなかったこちらも悪いのですが… | ||||
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前作「暗く聖なる夜」で警察やFBIという組織を離れながらも協力して事件を解決したボッシュとマッケイレブだったが、本作はマッケイレブが移植心臓の不調で死去したところからスタート。 今回の敵は、生きていた「ザ・ポエット」。(これは冒頭で明らかにされるのでネタバレではないが、「ザ・ポエット」は先に読んでいないと本作は読めないと思った方がよい)。マッケイレブの死の疑惑からはじまったボッシュの捜査線とザ・ポエットにおびき寄せられたFBI捜査官レイチェルの捜査線が、中盤で見事に合流。 レイチェルはじめFBI側の官僚主義的で目の前の危機に鈍感な感じと今や警察官でもないのに渋いボッシュとが対比的に描かれる。 読みどころは、荒涼としたネバダの砂漠とトレーラハウスと売春の街のすさんだ風景での転回と、大雨で氾濫するロサンゼルス川での最後の闘いの場面。 私立探偵になって不自由だったボッシュが次作では退職者再雇用制度でLAPDに戻りそうだ。 | ||||
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衝撃かつ感動のエンディングを味わった『暗く聖なる夜』に引き続き警察をやめたボッシュ2作目の本作は、新聞記者ジャック・マカヴォイを主役とする単発作品『ポエット』の続編でもあり、『わが心臓の痛み』の主役テリー・マケイレブに別れを告げる作品でもあります。 特に『わが心臓の痛み』は、個人的にはこれまで読んだコナリー作品の中でも一二を争う面白さであり、その後ボッシュシリーズでの共演『夜より暗き闇』でも存在感を見せていただけに、本作でテリーに別れを告げなければならないというのは、なんとももったいない気がします。 一方、『ポエット』からの続投となったは、マカヴォイ記者ではなくマカヴォイとともに殺人犯ポエットに迫るFBI捜査官のレイチェル・ウォリング。 彼女の言動には少々イラっとさせられるところがありますが、さすがいぶし銀のボッシュだけあって、大人の対応です。 そんなボッシュも、警察を辞め、ともすれば、世間から隔絶し世捨て人となりそうなところ、人生の晩年になって得た娘の純真さに触れることで、自分をこの世に引き戻し、わが身を守るための喜びの盾を得たと感じます。 自身の娘の黒い瞳のなかに、おのれの救いを見たボッシュ。 わが娘を愛し、彼女の世界観を愛す。彼女が世界を把握し、咀嚼している直截な方法を愛する。もちろん、彼女のそういう物の見方が長く続かないのは分かっており、それゆえ娘の見方を見聞きするひとときひとときが宝物のように大切になる。 その思いは、自身が危機的状況に追い込まれた時に、娘はまだ自分を必要としている、娘のためにも生き抜かなければならないとの気持ちが沸き起こり、諦めず生にしがみつく最後の力を振り絞る原動力にもなる。 娘に対するこのようなボッシュの気持ちは痛いほどに分かります。 守るべきものができたボッシュの生きかたは、無意識ながらも大きく変わることになるのではないでしょうか。 ともあれ、警察を辞めたボッシュの捜査姿勢は、警察時代に培われた「細部こそ重要。答えは常に細部にある。今は重要ではないと思えることが、のちに極めて重要なものであると判明することがある」との考え方に貫かれたもので、常にFBIの捜査より一歩前を進んでいます。 ともに行動するレイチェルの活躍も、ほとんどボッシュの力によるもので、FBI内でレイチェルが評価されるようになったとしても、それは棚ぼたのように見えますね。 | ||||
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FBIの窓際女捜査官が邪魔で邪魔でどうにかしてもらいたい。ボッシュのおこぼれにあずかってるだけでして、これじゃ窓際に追いやられて当然でしょう。確か「スケアクロウ」にも出てたけど、共演者とすぐ寝るのはいかがなものか。 | ||||
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ボッシュ・シリーズ10弾、加えてノン・シリーズ『ザ・ポエット』の続き。『わが心臓の痛み』等関連。 冒頭からショック!こんなのあり⁉ ……コナリーの非凡さを思い知った。 それと同時に不気味な恐怖感が漂う。コナリー作品は、前半は比較的退屈で終盤一気に怒涛の展開というのが多いように思うが、本作は序盤からどんよりといやな雰囲気だった。 『ザ・ポエット』では真犯人の動機が今一つはっきりしないまま終わったが、ここで念押しした印象。 ラストで明かされたエピソードは、読者の怒りとショックに対するせめてもの慰みとしたのか。 それにしても、かつてはそれぞれの後輩だった女たちのかわいげのないこと。レイチェルの後輩もさることながら、キズミン・ライダーも前巻あたりではすっかりでかい態度になっている。 ボッシュの、エレノアに恋焦がれる気持ちは冷めたよう。 ベガスにある仮宿の隣室女性の謎とかも今後明かされたりするのかな?(⇒次巻でキャシー・ブラックだと知る!) | ||||
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