ザ・ポエット
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.33pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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物語全般を通じて張り巡らされた伏線、そしてそれが2転3転とする展開の中、次々と重要なファクターとして浮かび上がる。 | ||||
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コナリー初のノンシリーズである本書は双子の兄の警察官の自殺の真相を調べる弟の新聞記者が探偵役を務める。従って今までのボッシュの破天荒な捜査とは違った事件のアプローチが描かれ、興味深い。 | ||||
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マイクル・コナリーの作品は発表順に面白さが増しているように思いました | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本書は、『ナイトホークス』から『ラストコヨーテ』に至るボッシュシリーズ4作品において、ボッシュのかかえる自身の過去にひとつの区切りをつけた後、もと新聞記者であったマイクル・コナリーが、満を持して自身の体験と知識を存分に発揮すべく取り組んだ力作といえるでしょう。 報道機関に対して感じているFBI捜査官レイチェルの意見は的を得ている。 「自由な社会に報道機関は不可欠なものだと尊重している。尊重していないのは、あまりのも度々見かける無責任さよ。報道機関は、ときにはより大きな絵なり話なりに関心を向ければいいのにと思うわ。毎度毎度その場限りの願望充足に走るのではなくて」 従って、FBIや警察といった捜査機関は、報道対応には非常に気を使っている。 どの情報を下ろし、何を下ろさないか。 例えば犯人にしか知りえない情報を犯人逮捕前に報道機関に下ろすことはない。 それは容疑者を真の犯人と特定するために非常に重要なポイントになるからだ。 そういう意味でも、記者が捜査機関の内側に入ることが認められることは考えられない。 しかし、捜査機関の誰よりも早く疑問点を提示し、真実解明に迫ることができている本書主人公ジャック・マカヴォイは、自らの持つ情報力と交渉力によりFBIの内側に参入することを実現している。 自らの調査力により、捜査機関よりも先に真犯人に迫る記者という意味では、調査報道のバイブルとも呼ばれた『殺人犯はそこにいる』『桶川ストーカー殺人事件』の清水潔を思い出します(この2冊も非常に面白いです。まさに事実はフィクションを超えると感じさせられた内容でした)。 本書主人公も、自身のみが持つ誰にも負けない情報力により、ポエット事件の本を執筆することを目標としています。 一方、捜査機関の内側に属することで、捜査員の持つ信念や生きざまにも気づかされるマカヴォイ。 マカヴォイをあからさまに毛嫌いする捜査員トースンにも「理解と明晰さの瞬間のために、自分が真実に迫っていることを知る瞬間のために彼は生きている」面に気づかされます。 本書が発表された際には、本書はノンシリーズの単発作品と考えられていましたが、その後ボッシュシリーズともつながりを見せる(『天使と罪の街』は本作の続編でもある)ようになることから、ボッシュシリーズのスピンオフ作品として、『天使と罪の街』を読む前に読んでおいた方がいいかもしれません。 | ||||
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本の内容が最後までわくわくさせられるものでした。また、本の状態も非常に良かったです。 | ||||
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ジャックは新聞記者なので、他の物語のように自主的に悪と戦う強いヒーローではない。 だが、第六感、情報収集力、鋭い知性など優れた職能を発揮し、警察が気づかなかった点に疑問を抱く。 さらには職業柄身についている積極性(図々しいとも取れるほど)で、半分脅迫してまでもFBIの捜査に加えさせる。チームの中では一歩引きながらも、鋭い感性が光っていた。 結局犯人の動機ははっきりしなかったが、この物語は主人公含めてほぼ全員が、大なり小なり深層心理に闇を抱えているというのがテーマなのだろう。それは育った環境や幼少期の経験が影響すると社会通念上よく述べられており、定評となっていること。確かに犯人もある意味被害者なのだろうが、だからといって同情する余地は全くない。 アメリカの司法制度や判事の融通の利かなさにも疑問と怒りを感じた。 余韻を残す終わり方だったが、主要登場人物はこの後もボッシュ・シリーズなどに参加するとのこと。 コナリー作品はやはり順番に読むべきで、この後の再会が楽しみだ。 序盤ジャックが顔に残る傷について、新米時代に被害者家族を取材し「どんなお気持ちですか」と質問して殴られた時のものとある。 現実に未だある。未熟な現地リポーターの無能さ、無神経さ…。 最近でも私はテレビを観ていて、彼らが被災地へ詰めかけ「こんなことは初めて」という定型文を言わせなさいというマニュアルがあるのではないかと辟易としている。 下巻のレビューに「翻訳者の古沢氏は愛知か岐阜県の出身か」という記述があるが、私はしょっちゅう出てくる「うんにゃ」という言葉もわからなかった。私は北海道と北陸に長年住んでいるが馴染みがない。調べるとどうもこれは鹿児島県方面の方言だそう。やはりこの翻訳者には漢字の使い方に加えて違和感が続く。若干、一般的な感覚とずれているよう…。 | ||||
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上下巻ともに楽しめましたが、ボッシュシリーズに比べると物足りない感じでした。キャラクターに親しみがないのも理由の一つかもしれません。 二転三転する展開はスリリングで、飽きさせないですが、途中ちょっと凝りすぎているようなところもあり、読了までに少し時間がかかりました。 あと、真犯人の動機がいまいちよくわからないのは、少し残念。 マイクル・コナリーは時系列順に読んでいるが、「ブラック・ハート」「ラスト・コヨーテ」がかなり面白かったので、少し肩透かしを食らったような感じ。 でも、記者を主人公にボッシュシリーズとは違った視点で、謎解きをするのは楽しかったです。 | ||||
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コナリー好きならおすすめできるんではないでしょか、よかったです。 | ||||
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