終決者たち
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハリー・ボッシュ・シリーズの第11作。3年ぶりに私立探偵からロス市警に戻ったハリーが17年前の未解決事件に取り組み、様々な困難に見舞われながらもきちんと真相を解明する正統派警察ミステリーである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ボッシュシリーズ新章の開幕である。何度この言葉を書いたことだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
復帰したボッシュの最初の事件。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ボッシュが帰ってきました。 しかも長年未解決のまま放置された事件を専属に扱うエリート集団が集まる未解決事件班に。 ある程度気持ちが通じる上司にも恵まれ、順風満帆なリスタートといえるでしょう。 ロサンジェルス市警察がかかえる未解決事件は、1960年以降で8千件に達する。 もちろん事件は数年から何十年もまえに発生したものであり、実質的には事件現場ではなく調書と取り組むことになる。しかも残された記録は不完全で紛失していることすらある。 それでも当時なかったテクノロジー、たとえばDNA鑑定、条痕比較など進歩した技術を適用することで新たな解決の道筋が見いだせる事件もある。 今回ボッシュが取り組むことになる事件は1988年の事件。 当時明らかにならなかった銃の内部に残存した血液のDNA鑑定により、容疑者に繋がる情報が得られたことからスタートする。 捜査の過程はリアルで説得力があり、それでかつドラマとして非常に惹きつけられる見事な展開で、ボッシュシリーズの中でも、マイクル・コナリーの筆の巧さがひときわ光る作品と言えるかもしれません。 今でこそ『ヘイトクライム』という言葉も日本語として通じるかと思いますが、本書が翻訳された時期ではそこまででもなかったのか『増悪犯罪』と訳されているのが少し気になりましたが。 自分にはミッション(使命)がある。 そのために警察に戻ってきたのだ。 死者の代弁をするという使命を。 そのために、謎に対する答えは、つねに細部の中に見つかると信じ、殺人調書に取り組む。そして、尻を上げてドアをノックするのだ。 ボッシュの姿勢にブレはありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の決め手が追跡可能な〇〇〇〇というのは、このシリーズとしてはどうなんだろう。もちろん面白くないわけではないし、謎解きだけのボッシュではないんだけど。(ネタバレにて伏字) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ11弾。3年間のブランクを経て刑事に戻ったボッシュ。 作者同様、私もやっぱり彼が最大限に活躍できる場として、ボッシュは刑事であるべきだと思う。 復帰して活躍する内容はもちろん期待を裏切らず読み応えがあったが、本作は終盤の43章以降がとても良かった。前作『天使と罪の街』で度肝を抜かれたので、「コナリーは何でもやってのける作家」とある程度免疫がついたが、それでもちょっと驚いた。ただ、奴は本当にこれで収まるのかなと疑うが。 私は、ボッシュ・シリーズはやはり絶対順番に読むことをお薦めする。前述のエピソードがいい例だ。 ボッシュのみならず、脇役たちのあらましや流れも理解できて、より楽しめると思う。 訳者のあとがきに、霜月氏の言葉も含めて「コナリー作品を最大限に楽しむコツは、何の予備知識もなく読むことだ」として、裏表紙のあらすじ紹介も読まないことを勧めているが、私も同感だ。 裏表紙は特に下巻は絶対読まないことにしている。加えて、このカスタマーレビューでも前置きなしにネタバレが記載されていることがあり幾度も痛い目に遭ったので、未読時には極力目を通さないことに決めている。 楽しみ方は人それぞれだが…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
満足でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
満足でした。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 27件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|